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アイアンマン から スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム まで23作品を15日間で一気見した感想〜フェーズ3

公開順に感想を残しておきます、フェーズ3。

▼シビル・ウォー キャプテン・アメリカ(2016)

カット割すごすぎて酔う!けどすごい!
まぁ個性の塊であるヒーローたちがこれまでそれなりに団結してきたことの方がすごいから、内部分裂は仕方ない。それぞれの正義は理解するけど、共感するのは圧倒的にアイアンマン100%だった。
戦闘シーンはスパイダーマンとアントマンが良かったなぁ。全体的に暗いというかつらい話なので、このへんの明るさは救いだった。ブラックパンサーのデザインも良かったー。
最後のスターク、ローズ、ヴィジョンの3Sは悔しくて泣けた。。

▼ドクター・ストレンジ(2016)

やっと東洋きた。俄然わかりやすい。やってることはほとんどHUNTER×HUNTERだなと思いました。そう考えると日本の漫画ってすごいな。
しかし悪者がすぐ永遠の命を手に入れたがるくだりって本当に謎なんだけど、そういうものらしい。永遠の命、いるかね?いらなくないかね?
この作品は映像表現が面白かった。あとオレンジ・赤のコンセプトカラー的なのかっこいいと思う。見習いたい。

東洋融合的な文化の描き方はスターウォーズの方が好みだけど、このシリーズにこういう要素が入ることはとても良いことだと思います。

▼ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017)

ガーディアンズはもうほとんどアニメだなー!面白いし見やすいのは間違いないんだけど、ほぼフルCGというせいなのか、印象に残るシーンが少ない。やはりリアルは情報量にあふれていることがよくわかりますね。
そしてまた永遠の命欲しいマンが出てきて笑ってしまった。

スター・ウォーズの新三部作もそうだけど、クソみたいな血の繋がりより大事なものってあるよね、という価値観は今っぽくていいな。
せっかく本当の父になったのにヨンドゥ…。でもまぁ今後の展開考えると仕方ないかな。
しかし話のスケールでかかったな〜宇宙が滅亡しなくて良かったな〜~

▼スパイダーマン:ホームカミング(2017)

素晴らしかった!!
まず高校生のヒーローの卵というのが良い。そして敵キャラの設定もみんな超良かった~。”持たざる者”同士の話、好みでした。基本的に、敵へ同情させる展開は反対だけど、行動動機を見せるのは重要だと思う。こんなに共感できる悪役なかなか難しいのでは。すごく良いと思う。
地に足のついたヒーローと地に足のついた展開、現実の世界もこういうことあるよねって想像させる余地があって良かったなあ。
色々とバランスがいい話なところ、アイアンマンの存在がさらにこの作品をぐっと引き上げてましたね。この人が金も知恵も実力も"持つ者"であることが皮肉かつ面白いところだった。

▼マイティ・ソー バトルロイヤル(2017)

めっちゃタイカ・ワイティティーー!
ユーモラスなシーンが多くて面白かった。突然めっちゃコメディ。ロキのキャラのコミカルさ、ソーのアホっぽさにマッチしていたと思う。
ハンマーなくなるくだりは驚いた!姉ちゃん強すぎて若干強さ設定ミスってるんじゃないかというくらいだった(個人的にはソーとロキの力と知恵でなんとか倒して欲しかったな)。
相変わらずロキがロキで、ヘラはどちらかというとソーじゃなくてロキの姉感ありました。力任せだったソーが成長して良かった良かった。

▼ブラック・パンサー(2018)

映像きれい!自然と調和した科学かっこいい!
展開としてはわかるんだけど、別にずるいことをしたわけでもなく、王国が定めた手続きに則ったキルモンガーに結構肩入れしてしまいました。
シビルウォーで見せたブラックパンサーの気品漂うアクションが好きだったのでそのへんが発揮されてなかったのがもったいなかったな〜。視聴前にそのへんを期待しすぎてしまったので残念。
妹はかわいく賢くて最高だった。

▼アベンジャーズ インフィニティ・ウォー(2018)

はーーー。はーーーーだわ。。。
これで2時間15分見せるのはすごいなー!全く飽きなかったしあっという間だった。
それぞれのキャラの持ち味を生かしてアクションの中で有機的なつながりを見せていける脚本・演出…すごすぎた…
ここまで見て改めて、キャラとか設定に全然矛盾を感じないのほんとすごいと思った。。制作体制どうなってんだ、、勉強させて欲しい…

▼アントマン&ワスプ(2018)

これは楽しい!!!めっちゃ笑った。話も好き。
本当の悪人が出てこないのが逆に良いし基本明るくて最高。1はそれなりにシリアスなシーンもあったけど今回はほぼなかったような。
相変わらずルイスのおしゃべりは爆笑してしまう。一応ハッピーエンドだしみんないい仲間になって良かったねー!って喜べました。
人それぞれ大事なものってあるし、それは一つじゃなくてもいいよね〜って思えた。

▼キャプテン・マーベル(2019)

めっちゃ強いやん…もう一人でいいよ…ってくらいの最強パワー。。
ちょっと話がわかりにくくて途中で はて?ってなったので、逆にルッソ兄弟の演出力を認識しました。ブラック・ウィドウみたいな闇がなくて人としての強さを持ってるのが彼女の魅力ですね。あとフューリーの若い頃めっちゃはじけててうけた。

▼アベンジャーズ エンド・ゲーム(2019)

すごい…。すごいですねマーベル作品…!
3時間の長さを感じさせないし、相変わらず矛盾のないキャラとストーリーに感服でした…。
前半はご褒美。アントマンのユーモアがここでも効いてたなー。タイムスリップものだとどうしてもご都合主義的なものを感じることもあるけど、ちゃんと設定がしっかりしていて意味のある過去への旅に見えた。トニーとハワード、ソーとフリッガのシーンはもう号泣でした。特に母親の愛はやばかった、、
後半はつらかった…。わかってたけど、、わかってたけどつらい…。キャプテンマーベルにはもっと頑張ってほしかったけど、ストーリーぶっこわすから仕方ないですね。宇宙全体を救ってるしな…
ペッパーの声掛けにも泣いたけど、モーガンの「チーズバーガー」で崩壊しました。
しかしよく出来ていた。素晴らしかったです。

▼スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019)

これだけは公開当時結構ちゃんと見てたんだけど今見ると全然違ったー。
大切な人の死をどう乗り越えるかっていう話なんですね。陽気なイメージだったのに今見ると物悲しさがありました。
でも修学旅行を扱った学生らしさとか、変わらず良かった。ヒロインMJへの気持ちや、今を楽しみたいっていうのは本音でもあるけど、恐ろしい戦いから目を背けたり大切な人を亡くした死のショックによるものも大きかったんだろうなと思う。
ヴィランであるミステリオは、愛すべき要素が一つもないクズな上に、過去作のそこで出てたんかい!というのが2人もいたのはうけた。
スパイダーマンがこれにて正統な後継者になったんだろうか。今後も楽しみだな〜

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おわりに

というわけで、23作品の雑多な感想でした。
実は今 改めてエンド・ゲームを見ながらこの記事を書いていますが、やはり脚本・演出・編集・音響効果など本当に一流の人たちが結集した力を感じます。
そして肝であるキャスティング。スパイダーマンのトム・ホランドは役が決まってから4日(過去最短とか)で撮影に臨んだらしい(※)ですが、それだけギリギリまで”ハマり役”を探していたんだろうと思う。実際ものすごく魅力的に演じているし。
ロバート・ダウニー・Jrも薬物問題でキャスティングが難しかったらしいけどもうこの人以外考えられない。スタッフとキャストで逆境を跳ね返しあまりある結果を残しているのは本当にすごいと思う。

ストーリーをわかった上でも何度も楽しめる作品だと思うので、今からもう一度見るのも楽しみだし、今度はスター・ウォーズシリーズを公開順でなくエピソード1から見返すのもやりたいな。


※アイアンマンの”ハッピー”ことジョン・ファブローが出演しているNetflix「ザ・シェフ・ショー」より。ロバート・ダウニー・Jr(アイアンマン)とトム・ホランド(スパイダーマン)がゲスト出演する回は胸熱。

https://www.netflix.com/jp/title/81028317


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