撮影を長引かせちゃいけない6つの理由(初心者の映画制作講座)
映画制作という一つの大きな流れの中で、
撮影ってどのくらいを占めると思いますか?
・・・映画作品によって様々なので、答えはありません。
なぁーんて答えたら意地悪いですね。
僕の勝手なイメージですが、全体を10とすると、
準備:撮影:編集=4:2:4
とか、
準備:撮影:編集=5:1:4
みたいに考えています。
ここで言いたいのは、
「準備と編集はどっちが長いか」
ということではなく、
「撮影期間は短い」
ということです。
編集なんかは、気の済むまでやる、
なんていうワザも可能と言えば可能ですが、
撮影はそうはいきません。
そう、撮影は長くやるもんじゃない、というのが今回の内容です。
繰り返します。
撮影は長くやるもんじゃない。
撮影は、集中して一気に終わらせるべきだ。
・・・なぜでしょうか?
●景色が変わるから。
これ、おっきいですね。日本は季節の移り変わりが美しい国です。
移り変わりすぎて、待ってくれないんです。
2ヶ月もすると、景色は違ってしまうんです。
雲を見るだけで、季節が分かりますよね?
●雨で延期になるから。
赤信号に一度つかまると、延々と赤信号で止まることになりませんか?
同じことが天気にも起きます。
起きる可能性が高くなります。
●役者が忙しくなるから。
無理やり口説いた役者さんも、さすがに何ヶ月も予定を空けてはくれません。
延期も間延びしますし、セリフもいつまでも覚えさせるのはイジメですね。
●ヒゲが伸びるから。髪の色が変わるから。
よしんば役者さんがスケジュールを空けてくれたとしても、
ヒゲは伸びたり剃ったりしますし、髪の色も変わってしまいます。
●スタッフが集まらなくなるから。
これ、つらいですよー。
末端のスタッフほど、思い入れが少なかったりしますからね、
すぐいなくなります。
さて。
撮影を長々やらない方がいい理由をいくつか書いてきましたが、
最後にとっておきの理由を書いて終わりにします。
何だと思いますか?
ふふふ。
一番怖いのは、
●監督の気が変わるから。
あー、怖・・・
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