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やる気という言葉は使わない(初心者の映画制作講座)

この記事は、「映画/動画が作れるようになるメールマガジン」の過去のものからピックアップしてご紹介しています。

映画のスタッフや役者の募集ページでよく見かけるのが、

「やる気があります」

という言葉。
ものすごくよく使われる言葉です。

ちょっと質問です。

【A】映画を初めてつくる人
【B】監督3作目の人

どちらかを選べと言われたら、どちらを信用するでしょうか?
あなたの時間を2ヶ月間捧げるとしたら、どちらでしょうか?

どちらも名のある人間じゃなく、会ったこともない人、とします。

まあ、【B】を選んでもらわないと先に進めないんですが(苦笑)。

【B】を選ぶとすると、選ぶ理由はひとつ。
その人のやってきたこと、だけになるわけですね。

『やる気』とはつまり結果であり、自然とにじみ出るもの、なんです。
『やる気』というのは言葉にするものではなく感じさせるもの、と考えてください。

これを意識しながら募集の文章を書いたり、人と接したりすると、おそらくグンと反応が変わるはずです。

「やる気だけは負けません!」という説得力の無い表現は使わないようにしましょう。


じゃあ、

人を口説くときに、人を募集する時にどうやったらいいのか。
どうやったら「やる気」を感じてもらえるのか。

これが頭の使いどころなんですね。

僕は相手によっていろんな手法を取っています。
この相手にはどんな方法が一番効果的だろうか、と考えます。

  • 企画書を作り込んだり、

  • ドサッと絵コンテを見せたり、

  • 過去やってきたことをリスト化したり、

  • 熱のこもった、かつ誠実そうな表情で語ったり(←これ重要)

是非みなさんも、工夫してみてください。


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