やる気という言葉は使わない(初心者の映画制作講座)
映画のスタッフや役者の募集ページでよく見かけるのが、
「やる気があります」
という言葉。
ものすごくよく使われる言葉です。
ちょっと質問です。
【A】映画を初めてつくる人
【B】監督3作目の人
どちらかを選べと言われたら、どちらを信用するでしょうか?
あなたの時間を2ヶ月間捧げるとしたら、どちらでしょうか?
どちらも名のある人間じゃなく、会ったこともない人、とします。
まあ、【B】を選んでもらわないと先に進めないんですが(苦笑)。
【B】を選ぶとすると、選ぶ理由はひとつ。
その人のやってきたこと、だけになるわけですね。
『やる気』とはつまり結果であり、自然とにじみ出るもの、なんです。
『やる気』というのは言葉にするものではなく感じさせるもの、と考えてください。
これを意識しながら募集の文章を書いたり、人と接したりすると、おそらくグンと反応が変わるはずです。
「やる気だけは負けません!」という説得力の無い表現は使わないようにしましょう。
じゃあ、
人を口説くときに、人を募集する時にどうやったらいいのか。
どうやったら「やる気」を感じてもらえるのか。
これが頭の使いどころなんですね。
僕は相手によっていろんな手法を取っています。
この相手にはどんな方法が一番効果的だろうか、と考えます。
企画書を作り込んだり、
ドサッと絵コンテを見せたり、
過去やってきたことをリスト化したり、
熱のこもった、かつ誠実そうな表情で語ったり(←これ重要)
是非みなさんも、工夫してみてください。
■iPhoneでビジネス動画を作る新刊が出ます!
僕の30年近い映像制作経験と、20年の初心者指導経験がギュッと詰まってます。
4月11日発売。予約が始まりました。
書店で見かけたらぜひ手に取ってみてください!!
Amazonでもぜひ!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?