話が分かりにくいひと(初心者の映画制作講座)
ある人がこんな感じで話をしました。
これ読んでて伝わりましたか?
一体何が起きてんだよ、と思いませんか?
こんな話を聞かされると、イラッときませんか?
少し文章を手直ししてみましょう。
とたんに分かりやすくなったと思いませんか?
今回は、映画の「撮影」と「編集」のお話なんです。
ひとは、自分の体験談を話す時、頭の中にその映像を思い浮かべながら描写していきます。
その描写において、一つ一つのヒトやモノの説明が「撮影」であり、全体の並び方・構成が「編集」作業なんです。
文章や会話と、カット割りや映像の展開が似てるんですね。
見えているモノばかりを描写すると、そこで何が起きているのかが分かりづらい。
一方、全体ばかり延々見せるとゆったりとした雰囲気になる。
近いものだけ描写するんじゃなくて、
その場所がどこか、どんな状況かを伝えないといけません。
その組み合わせが、ストーリーにテンポを生み出します。
★あなたの話し方は、周りの人からどんな風に思われているでしょうか。
話が脱線しちゃう人でしょうか。
感情豊かな人でしょうか。
理路整然としている人でしょうか。
コンパクトにまとまっている人でしょうか。
僕個人の意見ですが、編集や撮影方法は、その人の日頃の話し方が反映します。
ちなみに僕は、話は面白いが脱線が多すぎる傾向にあるようです。
なので編集がどうも長くなってしまう。
そこで、一度全体を編集したうえでどんどん削って行く、というスタイルをとっています。
話が脱線するのって、話している時は気付かないもので、ハッと我に返った時におっと脱線してたぞ、と分かるわけです。
で、ちょっと恥ずかしくなって、言い訳をしたりなんかします。
これがまた、脱線につながってしまうんですね。
おっと・・・話が脱線したようです。
撮影が終わった素材を編集ソフトで並べた際、並べたカットを一つ一つ説明してみるといいでしょう。
誰かに語りかけるような気持ちで、映像を積み重ねて行ってください。
映像編集が格段に分かりやすくなりますよ。
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