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自分の映画、いったいいくらかかるのか?(初心者の映画制作講座)

映画を作るのにかかるお金。

いったいどんなものを想定しているでしょうか。


僕が自主映画づくりを始めた頃は、
『役者のギャラ』『交通費』あと『制作費が必要に応じて』
この3種類くらいを想像していたように思います。

ギャラなんて気にしない友人に役者として出てもらい、スタッフにも交通費は自前で持ってもらう。

そうすると、気にするのは、『制作費』の部分くらい。

・・・そんな風に漫然と考えていました。


でもこの、『制作費』というのが具体的には見えていなかった。

そんな、当時の自分に教えてあげるつもりで、その後の僕が考えるようになっていった『制作費』の内訳をざっとまとめてみます。

映画ができていく工程で、お金がかかる部分ですね。

●プリプロダクション(準備段階)
・シナリオライターとの打ち合わせ費用
・役者やスタッフを集める過程での打ち合わせ費用
・ロケハン交通費
・機材購入

●プロダクション(撮影段階)
・役者、スタッフの交通費
・全員の食費
・役者、スタッフのギャラ
・テープやランプなど、消耗品
・映画に使う飲み物、食べ物、たばこなど消えもの
・美術費
・小道具費
・ロケ申請費

●ポストプロダクション(編集段階)
・HDD代
・音楽制作費
・著作権使用料
・録音スタジオ代

●宣伝・上映
・DVD化費用
・チラシデザイン費
・上映会場費
・機材レンタル費


ざっとこんなところかなと。

もちろん作る映画の内容や規模によっても違ってきますが、なんとなーくイメージはできるでしょうか。


そうそう、忘れてはいけないこと。

人が集まる場合、夜のご飯代、というか、いわゆる飲み代が発生します。

数か月に渡る制作の場合、これが結構バカにならない金額になるんですよね。


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