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誰か、助監督を紹介してー!!

カルフの映画制作講座サイトでは、映画作りの質問も受け付けています。

今日は、過去に受けた質問の中からいくつかご紹介します。


Q:「助監督って何をしたらいいですか?」

Q:「助監督って必要ですか?」


これ、多いです。

A:「助監督」って、カチンコを叩いたり演出をしたりします・・・
ファーストからサード、フォースまでいて、それぞれ役割が決まってます・・・
一方、スケジュールを調整したりするのは「制作」と呼ばれます・・・

みたいなことが、モノの本には書かれています。

が。

スタッフが全部で数名の小さな自主映画の場合は、
そんなこと、どうでもよくないですか?


(とは言え、最初はカタチに憧れるのもよーく分かります^^;)

僕の考える助監督の仕事は、「監督のお手伝い」です。


まとめてみます。

【1】監督のお手伝いをする

・言われたことをこなす。
・スケジュール調整をする。

監督と一緒に、何をしたらいいのか決めておく。監督も、何を助監督に期待したらいいのかが分かっていれば、頼みやすい。

【2】監督が気づかない部分、違う部分の仕事をする

・撮影中、みんなの雰囲気がどうか、観察する。
雰囲気が悪くなっていれば、明るくする。
みんなが疲れていれば、休憩を作る。

・みんなから、監督に話せないような愚痴を聞く。
こっちも監督は助かります。
お昼ご飯、交通機関の調整、荷物運び、等々。
こういった雑用面を一手に仕切れると、監督としてはうれしいですね。

カルフでは、こんなことを理想的にこなしてくれる助監督(相棒)がいます。


さて、もう少し続けます。

実は誰もが、「いい助監督を欲しがって」いるのです。


そこで、助監督をあなたがやることになった場合を考えてみて欲しいのです。これだけのこと、あなたは献身的にできますか?

・・・正直、僕は出来ない気がします。

これを考える度に、僕は考えます。
果たして、これだけやってもらうだけの価値のある監督だろうか、と。


まとめますね。

小さな映画作りの組織では、「誰が何をすべき」を厳密に決めるよりも、

「今、何が足らないかな」
「何かお手伝いできないかな」

と考えて、支え合える組織を目指してみて下さいね。


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