撮影現場の「いい・悪い」の境目(初心者の映画制作講座)
自主映画において、
数々の撮影現場を経験してきました。
自分のも、人さまのも。
うまく行った撮影現場もあれば、
不満・批判が続出した撮影現場もあります。
さてこの、
「うまく行く・行かない」って
何のことなんでしょうか。
この、撮影がいいか・悪いかは、
関わっている人によって視点が変わります。
監督であるあなたにとってはもちろん、
予定しているカットが全部撮れたか、いいシーンが撮れたか、
に尽きることでしょう。
一方、関わっている人たちにとってはどうでしょうか。
もちろん、監督と同じ視点の人もいるでしょう。
それ以外は?
彼らにとってのそれは撮影内容ではなく、
『情報の共有と進行段取り』がどうだったか、
にあることが多いのです。
撮影現場では、
監督とカメラマンなど中心となる人たちが慌ただしく動き回る中、
その他の人たち皆、次何をすればいいのか、どうなれば正解なのか、
把握できているでしょうか?
仕事の満足感は、ゴールに対する達成感だろうと思います。
しかしながら撮影現場では、
すべての人にゴールが明示されていることは少ないように思えます。
少し具体的に書くと、
「撮影の移動」と「昼休み」、
ここが特にもたつきます。
(どうすればこれを避けられるか、は別の機会に回します。)
次は何をするのか、をスタッフ各自が分かってて、監督は決定をするだけ。
これが理想ですね。
個人的な想いですが、
関わってくれてる人にとってのいい撮影を繰り返すこと、
これが必要なんじゃないかと思うのです。
これが、監督であるあなたの評判となっていきます。
関わっている人がいいと思えると、
次もまた喜んで来てくれます。
喜んでくる人の多い撮影現場は、
自然と和やかな雰囲気になります。
そんな環境で行う撮影の結果は・・・
言うまでもないと思いませんか?
ここまで来たらもう、
あなたは役者の演出に、
イメージ通りの絵づくりに、
思いっきり専念できるのです。
■iPhoneで動画を作る著書です!
僕の30年近い映像制作経験がギュッと詰まってます。
書店で見かけたらぜひ手に取ってみてください!!
Amazonでもぜひ!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?