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撮影現場の「いい・悪い」の境目(初心者の映画制作講座)

この記事は、「映画/動画が作れるようになるメールマガジン」の過去のものからピックアップしてご紹介しています。

自主映画において、
数々の撮影現場を経験してきました。

自分のも、人さまのも。

うまく行った撮影現場もあれば、
不満・批判が続出した撮影現場もあります。

さてこの、
「うまく行く・行かない」って
何のことなんでしょうか。

この、撮影がいいか・悪いかは、
関わっている人によって視点が変わります。

監督であるあなたにとってはもちろん、
予定しているカットが全部撮れたか、いいシーンが撮れたか、
に尽きることでしょう。

一方、関わっている人たちにとってはどうでしょうか。


もちろん、監督と同じ視点の人もいるでしょう。
それ以外は?

彼らにとってのそれは撮影内容ではなく、
『情報の共有と進行段取り』がどうだったか、

にあることが多いのです。


撮影現場では、
監督とカメラマンなど中心となる人たちが慌ただしく動き回る中、
その他の人たち皆、次何をすればいいのか、どうなれば正解なのか、
把握できているでしょうか?

仕事の満足感は、ゴールに対する達成感だろうと思います。

しかしながら撮影現場では、
すべての人にゴールが明示されていることは少ないように思えます。


少し具体的に書くと、
「撮影の移動」と「昼休み」、
ここが特にもたつきます。

(どうすればこれを避けられるか、は別の機会に回します。)

次は何をするのか、をスタッフ各自が分かってて、監督は決定をするだけ。

これが理想ですね。

個人的な想いですが、
関わってくれてる人にとってのいい撮影を繰り返すこと、

これが必要なんじゃないかと思うのです。

これが、監督であるあなたの評判となっていきます。


関わっている人がいいと思えると、
次もまた喜んで来てくれます。

喜んでくる人の多い撮影現場は、
自然と和やかな雰囲気になります。

そんな環境で行う撮影の結果は・・・
言うまでもないと思いませんか?


ここまで来たらもう、
あなたは役者の演出に、
イメージ通りの絵づくりに、
思いっきり専念できるのです。

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