自主映画と春夏秋冬
皆さんは、いつ映画を撮るでしょうか。
そりゃ、映画を撮りたいと思った時だよ、と答えるかもしれません。
編集やシナリオを書くなどの室内作業ならともかく、
映画の撮影って、どうしても外で撮影しますよね。
そして、大勢集まる必要がありますよね。
つまり、実は自主映画は、季節や時期に大きく左右されるんです。
あまりお金がかけられないため、
日本映画は夏の作品が多い、なんてことをむかーし聞いたことがあります。
じゃあいったい、いつの季節がいいんでしょうか。
というわけで、自分の体験も含めて、
独断と偏見で、春夏秋冬分析、始めます!
■春
・何かしたくなる季節。
・人を誘いやすい。
・ロケハンも楽しい。
・でもこの時期にロケハンすると、夏までに景色が変わる。
・桜を撮りたいが、たいてい難しい。
・夏の撮影に向けた準備にぴったり。逆に言うと、この時期に準備しないと、自主映画は出遅れる。
■夏
・皆も元気で集まりやすい。
・映像もくっきりはっきり明るく撮れる。
・ただし、暑さに注意。
・ロケ地には水分が必須。
・撮影中に、役者達の肌の色が変わっていく。
・セミがうるさいので、森や林の近くは厳しい。
・夜の撮影は、逆に気持ちいいかも。
・ただし、夜も意外にセミがうるさいです。
・この時期に撮影を済ませると、年末のぴあへの応募がぴったり。
■秋
・紅葉など、色彩がきれいな絵が撮れる。
・景色のいい場所は、たいてい人も多い。
・道が混む。
・運動会などのイベント行事が多く、ロケ地近くであると悲劇。
・雨にぶつかってもたもたしてると、あっという間に季節が変わる。
■冬
・うるさい音も少なく、シンと静まった絵が撮れます。
・白い景色は、きりりとひきしまり、観る分には好きです。
・この時期の撮影は、寒さ対策が最重要課題です。
・その分、余計なコストがかかります。
・あなたが元気でも、風邪をひくスタッフも多くなります。
・寒いので、みんなテンションが下がります。
・機材が冷たくなるので、触るのが辛いです。
・僕は撮影、しません。
・その分、編集や企画、シナリオを書くなどにぴったり。
個人的な視点になってしまいましたが、
春に準備して夏に撮影、秋に編集、冬は企画。
このスケジュールは、一つの目安としては手頃じゃないでしょうか。
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