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喜べなかった妊娠 【初めての妊活 妊娠超初期編#2】

こんにちは。もうすぐアラフォーのキャリア女子、不妊治療&休職中のかえる🐸です。

今日は、全身の蕁麻疹となり妊娠発覚した直後のことについて書きたいと思います。


事実、私は喜ばなかった


旦那に言われるままに妊娠検査薬を使うと、ドキドキする間もなく数秒で陽性の線が表示された。


『え、ほんとに妊娠した』


その時私は、湧き上がるような感情も何もなく、ただ妊娠した事実を認めた、それだけだった記憶があります。

トイレを出て、待っていた旦那に言う。


「妊娠してた!」


その頃には陽性の線も濃くなっており、疑いようがない状態に。

ここからどういう会話を旦那としたかは朧げで、ただ、そこに私の喜びの感情はなかったことだけ覚えています。

この時喜んでおかなかったことを、今となっては少し後悔…というよりも、もったいなかったなと感じています。もう2度と来ない、“初めての”妊娠体験だったので笑。ただ、その時の私にとっては、喜ぶのは自然なことではなかったのだと思います。

仕事への影響を考えた


ではその時、私は喜ばずに何をしていたのか? 

すぐに思ったことは、仕事のスケジュールをどうするかでした。この約2ヶ月前に社内で新しい部署に異動したばかりで、当時の私は忙しい真っ只中にいました。担当となったプロジェクトを引き継ぎ、それを走らせながら考え、軌道修正しつつ、来年度の年間計画を立案しようとしていた、そんなところでした。

今妊娠するとなると、来年度の計画の提案や予算の議論はできても、その計画を実行に移し、企画したものを開発し、世に向けてローンチする部分は担当できない。

新しい部署に異動した理由は、より自分の希望に近い環境でサービスのローンチを担当できるから、でした。これまでもサービスのローンチは大小様々やってきましたが、自分のプロジェクトのためだけに開発メンバーを占有できる環境ではありませんでした。他の担当者とシェアする、みたいな感じですね。すると、それはそれでサービスを開発できるものの、チーム感もなければ柔軟性も乏しい。そこにもどかしさと閉塞感を覚えていた私は、異動願いを出し、面接を受け、この2月に晴れて新しい部署に異動しました。そこは、新しいサービスの立ち上げを担当でき、開発リソースも占有でき、外資の日本支部としては稀有な環境が整っていました。

なのに、そのやりたかった部分をやらずに、産休・育休に入らなかければならない

こんなことを、トイレで妊娠検査薬の結果をみた私は、考えていたのでした。瞬時に。そしてきっと、この考えに頭が占領されてしまい、自然と湧き上がるはずの喜びが、出てこなかったのだと思います。

切り替えは早いもので


せっかく手に入れたキャリアのネクストステップでしたが、私もリアリストな部分があるので、すぐさま気持ちを切り替えました。

産休に入るまではこれまで通り懸命に働き、とにかく質の高い計画を立て、それを置き土産にしよう、と。

計画を立てて、予算を取り、関係者の合意を取り付ける。それだけでも私の会社では一定の評価がもらえるはずで、キャリアのプラスにはなってもマイナスになることはない。

フレックス制をとっている成果主義の会社なので、産婦人科に通うためのスケジュールの調整はどうにでもなる。もちろん時間はできるだけ無駄にしたくないので、産婦人科クリニックは仕事のすぐ近くにして、平日のミーティングがないタイミングで通えば効率よく行けるはず。平日の方が予約は少ないから、待ち時間も短縮できるだろう。


『いけるいける。』


そうして私は、新たな仕事のマイルストーンに向けて気持ちを切り替え、会社から歩いて5分の産婦人科クリニックに翌日の予約を入れ、ぐっすり眠ったのでした。

おわりに


妊娠生活がスムーズにいけば、この時に思い描いたように一定の仕事の成果を出し、すっきりした状態で産休に入る、なんてこともあったのかもしれません。

だけど、現実はそうもいかず…  次回は、産婦人科初診の様子や、その後、診断が確定するまで何週間も宙ぶらりん状態で待たされたことについて、書いていきたいと思います。

2024年10月20日
🐸


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