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苦いんだなぁ、これが!

ビール好きな人に人生で一番最初にビールを飲んだ時の感想をきいたところ、「苦くてまずい」という回答が最も多かったそうです。

初めから、「うまいっすわー、これ!」みたいな人はほぼいないようです。

ここでのポイントは、「今ではすっかりビール大好き!な人」に聞いたという点です。

つまり、

「苦くてまずいから、おいしいに変わる瞬間があった」

ということ。

◇◇◇

ビールの苦みの正体はホップという植物が使われているからです。

ホップとは、アサ科のつる性多年性植物で、ビールをつくる時には麦汁を煮沸する時に投入されるそうです。

ホップには睡眠鎮静作用や食欲増進作用、消化促進作用があるとされています。

またホップがビールに使われ始めた一番の理由としての抗菌作用もあります。

効能的には大変優れていることは分かりました。

しかし、問題は味ですわな、苦いんだなぁ、これが。

例えば、ビールにホップを加え一番最初に飲んでみた人は、

「苦いな、これビールに入れるの無理くない?菌の繁殖は防ぐっほいけど」

と思わなかったのでしょうか?

◇◇◇

ホップが使われ始めたのは12世紀くらいからだそうです。

当時の人と現代人とでは舌の感覚は違いますわなー、砂糖とかも貴重だったでしょうし。

と考えると、ホップを使ったビールを最初に飲んだ人は

「これ、苦いけど、(苦くて)うめ~な」

だったかもしれません。

味的には苦いから廃れる、と思いきや苦みがあるからこそ生き残った、みたいな。

今やビールは世界で一番消費されているお酒です。

◇◇◇

人は成長していくにつれ味覚が変わっていくそうです。

最近、飲んだビールは、「アサヒ生ビール黒生」。

普通に「うまいんだなぁ、これが」と思ったと同時に、

「オレも大人になったな」

なんて改めて思ったりなんかして、、

ってゆーか、とうの昔に2回目の成人式は過ぎてもうてる。。

大人っつーよりオッサン?

アテがチャンジャとかだし。

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