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最高のパフォーマンスを発揮するには

仕事でもなんでも、いざって時は100%自分のチカラを発揮できればと思いますが、なかなか、難しいものです。

自分のチカラを100%発揮できたと感じた瞬間を思い起こしてみると、共通点としてどの場面も心に、そして脳に余裕があり、何だか視野が広かったということに気づきます。

言い方を変えると非常にリラックスしていたように思います。

◇◇◇

ハンマー投げの室伏広治さんはアテネ五輪の決勝、最後の投てき前、ウォームアップエリアでなんとか集中しようとしていました。
でも、スタジアムは大歓声で、思うように集中できずにいました。

そんな時ふと夜空を見上げ、
「星が見たい」
と思ったそうで、晴れてるから見えるはずと、それに気を取られたそうです。

そして星を見つけふと我に返ると大歓声が消え、集中している自分に気づきます。
結果、室伏さんは金メダルを獲得しました。

◇◇◇

球史に残る出来事として、
「江夏の21球」
というのがあります。

1979年、近鉄との日本シリーズ第7戦9回裏、広島の抑え、江夏投手は無死満塁のピンチを迎えていました。


広島のリードはたったの1点。

そんな中、延長に備え広島側のブルペンが慌ただしくなっているのが目に入り、江夏投手はいらだちます。
するとファーストを守っていた衣笠選手がマウンドに駆け寄り、
「よそ見するな、この場面はお前しかいないんだ」
と声をかけました。

江夏投手は内心、
「うるさい!はよ帰れ」
と思ったと同時に、衣笠選手がマウンドを離れる際笑顔を見せたため、
「キレイな歯してるなーコイツ」
と全く関係ないことも思ったそうで、、、。

その後、江夏投手はこのピンチを見事に無失点で切り抜け、広島は初の日本一に輝きました。

◇◇◇

集中するには、ゾーンに入るには、どうすればよいか参考になる事例ではないでしょうか。

仕事中などここぞという場面はあえて全然関係のない
「今日の晩飯何だろう??」
と考えるくらいがちょうどいいのかもしれませんなぁ。


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