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中学受験した方がいいのか〜受験の季節に思う〜

この時期、受験生は追い込みに入ってきますよね。今日は中学受験について。

中学受験の実体験

主人も私も地方でしたし、地方の場合は”公立”の位置付けが高かった、昔は。私立は、滑り止め、よって中学受験なるものの 存在すら知らなかったかも。なので、子供達も公立中学から公立高校で、と思っていました。が、香港から帰国となった時に、長女の高校受験の微妙な時期に、それもどこに帰任かもわからないという状況にあったために、私立を検討することになり、色々悩んだ挙句に大学付属中学への編入を決めました。とりあえず入れた日本の塾で、中学受験をすることをどうも刷り込まれたのか、次男が「中学受験というものに挑戦してみたい!」と言い出して、私たちはびっくり!

もともと勉強が好きな変な子だったので、自分からどんどん勉強してくれたので、私は塾に任せていました。しかし、塾への送り迎えや、6年生になるとほぼ毎日塾に行くようになるので、本人のやる気と”行きたい”という強い気持ちがないと、本当にきついと思いました。本人が乗り気でない場合は、かなり大変だと思います。4年生から受験コースは始まり、つまり中学受験に向けて3年体制。高校受験や大学受験より過酷では、と思ってしまうほど。

どの中学を選ぶのか

一口に”中学”といっても、色々。大学付属校なのか、それとも難関大学を目指す中学なのか。

1.大学付属の中高一貫校であれば、カリキュラムにとらわれず、柔軟な、多様性に富んだ教育が提供されます。大学受験のための勉強ではなく、自主性や創造性を伸ばすような教育、語学教育も、中高一貫ならではの留学も取り入れられたりと、各校の特色を出してきます。長女はこちら。

2.進学校ー中高のカリキュラムを早く終わらせ、最後の一年は受験対策に当てられるところが多いと思います。次男はこちら。

注意すべき点

1.大学付属校ですから内部進学が可能です。ただ、学校によっては、内部進学できる基準が異なります。その基準に達しない場合、自力で外部受験をしなければならない事態も出てきますし、在学中に、”自分の進みたい学部”がそこにはない、となった場合も、自力受験です。その場合、学校側への多大なるサポートを期待することは なかなか難しいかも。

2.中高一貫校の進学校ーこれは先日聞いた友人の体験談。私もかなり驚きました。子供が、ほかの高校への進学を望み、学校側に推薦状をお願いしたところ、「推薦状はかけません。中高一貫なので、中学卒業も認められません。」と言われたとか。結局、3学期は公立中学へ転向して、一般入試で受験するようです。

そして、これは我が家の場合ですが、中高一貫校から、高2の夏に上海の高校に転校しました。アメリカの大学進学をする予定だったので、そこにとどまる理由もなかったですし、何より本人が帯同を希望したので。

ところが、初めての通知表をもらってびっくり!なんで?かなりの好成績を収めていたのに、なんで前籍校より悪い?学校側に確認したところ、「1学期の彼の様子は、前籍校の通知表からしかわからないので、そのような場合は、通常評定は7掛け(八掛けだったかもしれません、6年も前で忘れましたが)になります。」何よりもGPAが大切なアメリカの大学の受験にこれは、予想もしていなかった打撃となりました。

つまり、”転校”となった時に、このような不利なことが起こる、ということも頭に置いておく必要があります。

中高一貫は6年と長いので、その間に、どんな変化があるかわかりません。事前に、詳細なことまで見ておくのが安心だな、と思いました。

経験者の言う中学受験のメリット

”素直に塾の先生の言う通りにやれる小学生の時に、勉強の習慣や、やり方を身につけておくと、それがその後も、ずっと役にたつ”、と我が家唯一の中学受験経験者の次男。

また、中学受験特有の”鶴亀算”だとか”旅人算”などの考え方ができると、就活のSPI問題や企業のオリジナル問題を解くのに役にたつらしいですよ。

まとめ

とにかく、本人のやる気が一番大切。そして学校を選定する際に、教育内容はもちろんですが、転校や、付属校の場合なら外部受験をする時などの 学校のサポート体制というのも確認しておくことをお勧めします。6年は長いので、不測の状況が起こることもあります。

我が家は、本人に任せて、ゆる〜くやったので、あくまでご参考にどうぞ。

ちなみに、勉強の嫌いなサッカー小僧だった長男は、「もしここで付属校へ編入したら、一生勉強せえへんやろ」との判断で、日本人学校から公立へ転校、が、結局勉強はせず、大学4年生で残り38単位残して卒業が危機的状況!という時に、人生で初めて一番勉強したようです(笑)結局中高で転校をしなかったのは次女だけです。それにしても4人とも異なる履歴で、いろいろありましたが...

私立には私立の良さ、公立には公立の良さがあります。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

Have a nice weekend♬

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