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誰がかわいそうって、今年の高3生です

もともと振り回されていたのに、このコロナ禍で、さらにその様相が混沌としてきているのは、今年の高3生です。共通テスト元年のこの学年、色々と内容が見送りになった上に、まさかのコロナ...どうなるのか蓋を開けて見ないとわかりません。ちなみに我が家の末っ子は、まさにその高3生です...

始まりは

共通テストは、センター試験に変わる入試として、2013年(平成25年)10月31日の教育再生実行会議第四次提言で提言されたのが始まります。当時彼らは小学校5 年生。ちょうど英語が小学校5、6年生に導入される、という時期でした。でもまだ随分先のこと、そんな感じでした。

経緯は

彼らが高2になる頃も、具体的なことが全くと言っていいほど見えてこず、大丈夫なのか?と思っていました。民間の英語検定試験を導入、と言われて、英検協会などはそれに向けて体制づくりを進めていたようですが、逆にTOEICは去年、突如撤退を宣言。英検協会は、この試験のために新たにs-cbtという形式を導入し、秋口にはその第一次予約が始まりました。この時も、海外生が受験する場合にいくつかの質問を投げましたが、そういうところまで詳細が決まってないようで、センター試験担当に聞いてください、というたらい回し状態。無事、予約を終えた直後、世論の反対にあい、急遽、民間の英語検定試験導入が見送りに。そしてさらには年が開けてからは、記述式問題の実行や採点方法などにやはり強い懸念が示され、これまた見送り。ありえない...入試まで1年を切っているのに。2013年から何年ありましたか?なぜ、世論にもっと早くに耳を傾けなかったのか....

予期せぬことが

これだけでも十分振り回されて、”今年の受験生はかわいそうですね”と言われていたのに、今年に入って今度はコロナの感染拡大。一斉休校になり、今度はそれを受けて9月入学がにわかに取り沙汰されたのは記憶に新しいと思いますが、今や、あの話は本当にあったの?と言わんばかりに、一切報道されなくなりました...これにもかなり心は翻弄されました。そして、特に都市部での感染は深刻で、東京の大学などは、夏前にすでにweb入試を発表しているところもありました。秋冬に感染拡大がおそらく来るだろう、と言われている状況下で、1月以降の共通テストや一般入試が問題なく受験できるかもわからないことから、年内に行われる総合型や学校推薦型に志願者が増えるのではないか、など色々と言われています。

今後

このように、これでもか!というように 今の高3生には次から次へと思いもしない災難と言えるような状況が降りかかってきたのです。ちなみに、我が家は4人目の受験ですが、いわゆる普通の大学入試を受けるのは今回が初めてでして(上の子たちは、内部進学、指定校推薦、アメリカ大学進学)、私自身も出願書類や、出願方式にドキドキしながらやっている状態です。さらに、総合型と学校推薦型で受験するので、まさに蓋をかけてみないと一切わからない状態。特に総合型は倍率も高く、専願で出すか、併願で出すかで、合否も変わってくるでしょうし...あえて、茨の道を選んでいるので、どうなることやら....です。

いざとなれば海外大学、と思っていましたが、このコロナ禍ではそれこそ、その方向は一番リスキー...

というわけで、末っ子にして、今までにないスリル満点の大学受験生の母をやっています。しかも滞在地に戻れないので、ずっとオンライン授業を受け、受験に関するやりとりもオンラインとDHLのようなところを使っての書類送付で、これも常にtracking情報をチェック!この日々はもう少し続きます。きっと、過ぎてしまえば、愛おしい日々に思えて来るのだと思いますが。

とにかく、全国の高3生の皆さんが、ちゃんと力を出し切れる入試が行われることを祈るばかりです。

今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

Have a nice day♫

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