見出し画像

愛情は必ずしも父と母でなくてもいい論争について。


□子供が受ける愛情は両親からの愛でなくても大丈夫!?


こんちゃす。小野美れもんです。


今回は、子供が受ける愛情は必ずしも父と母でなくてもいい論争について。


お話したくてうずうずしている私です。

なぜこの話をしようと思ったかというと、


私の知り合いが、子育てに悩んでいる
親御さんに子育てについて相談された時、


『愛情は必ずしも両親から与えられないと
いけない訳じゃない。祖父母でも良い』

とアドバイスしていたらしく、
それを後で知ったのですが
私の意見はというと、


『それは違うな!!!!!!!!』
(詳しくは後ほど話します)

です。

その知り合いの方は
まだ結婚はしておらず
お子さんもいません。

なので相談者からは、

『まだ子育てもされていないのに、
的確なアドバイスと豊富な知識で
すごく勉強になりました!』



と言われているようで
わたしはもうアタフタ。。


『やばい!
これを鵜呑みにされては子供が可哀想だ』


と思ったのが私の感想です。


□子供にとって両親の代わりなんていない

◆子供は自己肯定感を高めてあげることが大事


子供のうちは、

自己肯定感を高めてあげることが
将来の子供の挑戦心や好奇心、
学習欲に繋がります。

そして自己肯定感が高い子供は
色々なことに挑戦していくので、
自然と自信に繋がり、成功もしやすいです。

その大事な自己肯定感を
子供時代にどうやってつけるかというと

『両親のこの上ない愛情』
重要な1つの要素となります。

『愛してるよ』『凄いね』
『よく頑張ったね』『天才じゃん』


などと親からよく褒められている子供は


自分はこんなに愛されてる!嬉しい!
自分の価値はそんなに高いのか!
自分って出来る子なんだ!

と認識し、
自分を認めてあげる子供になるので
才能も活かしやすく、賢い子に育ちます。


でも、例えば親が小さい頃に離婚していて、
愛情を受けてこれなかった子供が、
祖父母に預けられるとして


祖父母はものすごく可愛がってくれて
毎日褒めてあげて愛情を注ぎます。


するとどうなるのか。


祖父母はこんなに可愛がってくれるのに、
なんでお父さんお母さんは自分のことを必要としてくれなかったんだろう?
祖父母には認めてもらえてるけど、きっと
お父さんお母さんにとってはダメな子供だったんだ
みんなお父さんお母さんと幸せそうなのに、
自分はなんでお父さんお母さんがいないんだろう? 寂しいよ悲しいよ

と、必ず父と母の愛情がもらえなかったことが
大人になってもずーっと、ずーっと
トリガーとなってしまうのです。


子供時代は特に父と母が全て。
お父さんお母さんの背中を見て、
好きなものや嫌いなもの、
していいこと、悪いことを形成していくもの。

両親に喜んでもらいたい一心で
子供は頑張る。

両親から受ける愛情の度合いで
自分の価値が決まってしまうと言っても
過言ではないのです。

父と母の代わりなんて誰にも出来ないのだ。


他の人の愛情をどれだけ受けようとも、
それが祖父母であろうが親戚だろうが
血縁者だったとしても
父と母の穴は悲しいかな、埋められない。


だからこそ、お父さんお母さんは
全力で子供に愛情を、注いでほしい。

□私がこの目で見てきた真実


私の知り合いには


どうしても旦那や子供に執着してしまう。
承認欲求が強く出てしまってつい怒りがち】

という人がいる。
        ↓

その人曰く幼少期、
両親は兄ばかり可愛がって自分は愛を受けられていなかった。
だから可愛がってくれる祖父母の家でずっと過ごしていたが、
やっぱり親からの愛情不足だった、寂しかった。と言う。

【本当は優しくて笑顔が眩しい子だったのに、両親の離婚で祖父母に預けられてから不良になってしまい道をそれてしまった】
子がいる。
        ↓
その子曰く母が出ていったことで
自分は価値のない人間になってしまったんだと愕然としたと言う。

ここで勘違いしてほしくないのは
祖父母や親戚や他人からの愛情が意味がない。
ということでは決してない。

祖父母がいたことで
救われた人がどれだけいることか。

両親から愛情をもらえなかった場合、
祖父母などの愛情を受けられたときは
幸せであり

そのおかげで、自分を保つことができる。


でも、あくまで悲しいかな、
子供にとっては補強の愛というだけで
やはり両親からの愛情ほど子供の心を満たしてくれるものはないのだと思う。


私も祖父母が大好きで
幼少期から高校生まで
ほとんどを祖父母の家で過ごした。

私の性格も、考え方も
もしかしたら祖父母の影響が多いかもと
思うくらいだ。

でも、わたしは両親がいて
両親の愛もしっかり受けていた。

たまに
『幼少期から青少年時代までずっと祖父母と暮らしていたんです!』
と言うと、
「じゃあ、祖父母の愛情さえあれば大丈夫なんだ!」
と思ってしまう人もいるけれど、、
ちょっと違う。

私には実家と祖父母の家と
2つの選択肢があった上で
祖父母の家を選んでいた

ということを忘れてはいけない。


□終わりに

◆家族の交流が減ってきている恐怖

子育てに決して正解はないし、
それぞれの答えがあるよ!というのが
子供と向き合った上での子育ての結論だと思う。

それでいい。

でも、親になったらやってほしいのは、
自分の子供には姉弟仲良くなるように育てること
何でも言い合える家族になること


世の中には、
家族と深く深く進行を深めている家族と
家族ではあるが他人より浅い関係だ

という人がいると思う。

いろんな家庭のあり方があって勿論いい。

でも、それだと子どもたちが大人になってから
元々疎遠の家族はもっと疎遠になってしまう。


大人になってから人付き合いが面倒だぜ!
という人は
家族づきあいを、
あえて深くしてきていない人が多い
ように
私はどうしても感じてしまう。

私のパートナーなんかは
人付き合いが苦手で、人に興味がないらしい。

「あなたにとって家族とは?」と聞くと
「元同居人」というぐらい。苦笑

現代において、リアルの交流は必要ないもの
となってきているように思えて、
わたしが感じるのは
逆に「リアルの交流が人間には必要なんだ」
ということ。

だからこそ、他人と他人が触れ合うことが
容易ではなくなったこの時代に
家族が近くにいるのなら
もっともっと
みんな家族と深く関わってほしいと願う。












この記事が参加している募集

これからの家族のかたち

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?