今日の本 33
メディアワークス文庫
お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂
作:似鳥 航一
¥605(税抜¥550)
今日、一日中、バイトで動物の形をした肉まんのようなものを眺めていたのですが、同じパーツで同じ規格なのに、全然一匹一匹顔や格好が違っていて、、人間もこういう事で一人一人違っているんだよなあと改めて実感しました。今日という1日で見出した発見でした。以上です。
「お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂」
食べたくならないわけがない、和菓子。この本を読んでいると確実に和菓子を欲します。なんなら日本茶も添えてほしいくらい、リアルに食べたくなる本です。
(これは本に挟まっていたいつかのしおりの一部)
<あらすじ>
東京の下町、浅草にある和菓子屋「甘味処栗丸堂」。栗田仁は若いながらもそのお店の四代目和菓子職人として働いている。和菓子をめぐる、様々な出来事のお話。
お団子やさんはマアマア家の近くにあるので親しみがありますが、和菓子屋さんはほぼ行った事がなく…まだ、ちゃんと美味しい昔からの和菓子経験がないのかもしれない自分がいます。ちなみにあんこは粒あん派です。
この本には和菓子がもちろん登場するのですが、ただ「ドラヤキー」とか「マメダイフクー」とかではなく、作り方の過程や、それらにまつわるエピソードがお話に盛り込まれており、とっても食欲を誘いにきます。本を読んでいる時も結構きましたが、その本の内容を思い出している今でさえも和菓子の波が自分の中に押し寄せています。
ザバーン
「和菓子のお嬢様」と呼ばれる、「葵さん」という人が登場するのですが、その方の話し方から、実際にこういう人確かにいるぞっというのが想像できます。語尾を伸ばしがちでちょっと天然で、、でもやることはハッキリやる、みたいな、、。作者の似鳥さんの本はこの本しか読んだ事がないのですが、人物像がとても想像、、脳内で描きやすかったです。会話の感じからなのか、、心情描写の部分でなのか、、。わかりませんが、一人一人の人間を見る事ができました。
(これは装飾品たち。マイハウスの本でこれらが綺麗なの珍しい。…ん?夏?↓)
確か、その頃よく読んでいた「ビブリア古書堂」シリーズに表紙の雰囲気が似ていて、所謂ジャケ買い的な感じで出会った本だったと思います。スンッと自分の中に物語が入ってきて、とても読みやすい本だと思います。この本の旬はまさに、今から!冬あたりがいい気がスル(超個人的意見)。ホットする感じ。
ホッ
なんというか丁度、マイハウスにちょっと前に買ったあんこ(5kg)が半分くらいあるので…素人ですが、、和菓子を作ろうかしら、そうしようかしら。
ああ、あんことか、和菓子が苦手な方も是非!読んでみてくだサイッ
今日の本、第33号、お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂
これにて。
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