心の底で無意識のうちに信じ込んでいること、スキーマのお話
湘南に暮らす心理カウンセラー
渡辺サヤです。
最近続けて書いている記事で、「気づく力」をアップさせることで、焦点づけのクセに気づいてパターンを変えられる。
そんなお話をしていますね。
前回は、今までの自分の「焦点づけのクセ」「感情パターン」「思考パターン」「行動パターン」に加えて、新たな考え方、別の考え方を選択肢として増やしていくことが、今までとは違ったパターンを選択することができる、良い方法であることをお話してきました。
今までの自分が自然と持ってしまう、思考や感情は否定するのではなく、選択肢を増やしましょうねってことでしたね。
今日は、もっと根っこの問題についてお話していきますね。
「心の底で無意識のうちに信じ込んでいること」スキーマについてです。
心理学者の野口義則先生はスキーマについてこう言っておられます。
良くないスキーマをゆるめ、幸せになれるスキーマを育んでいくためにはどうすればいいか。
そんな内容をお話していきます。
例として、マリリン・モンローの話をしたいと思います。
マリリン・モンローといえば、超有名なハリウッド女優さんですし、美人で富と名声も持っていました。
しかし、彼女は幸せな結婚生活を夢見ながらも、相手の男性との間に愛を育むことができず、自ら関係にピリオド(終止符)を打つような行動パターンを繰り返したそうです。
相手の男性も超有名人ばかりですよね(^-^;
彼女は、子どもを産んで幸せな家庭を築くことに憧れていたそうですが、それが実現することはありませんでした。
彼女は、空虚感や孤独感に耐えられず、睡眠薬や精神安定剤などのドラッグやアルコールにおぼれるようになり、36歳のときに、自宅で死んでいるのを発見されました。
なんでも持っているような美しい女性がなぜ?
そんな風に私たちは思ってしまいますが、それは、彼女が持っていたあるスキーマが原因だったとされています。
どんなスキーマだったか?なんとなくわかりますか?
それは、「愛とは失われるものである」というものです。
なので、彼女は「愛とは失われるものである」というスキーマを持ったのですね。
愛を強く求めていながら、相手と親密になることも怖いので、相手から拒絶されるような行動に走ってしまう。
そして、その結果、相手の自分に対する態度が変わると、愛が失われる前兆だと感じて、自ら関係を切ってしまうパターンを繰り返していました。
スキーマが変わってくると、考えてみれば当たり前ですが、私たちの「ものの見方」や「思考(自動思考)」も変わってきます。
そして、その結果、感情パターンや行動パターンも変わってきます。
あなたにはどんなスキーマがあるのでしょうか?
過去の痛みからあなたが抱えているスキーマはなんでしょう?
以前の私は、「頑張らないと認められないし価値がない」「強く、正しくない決断以外はダメなものである」そんな感じでした(>_<)
次回に続く・・・
渡辺サヤ
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