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不幸のすべて・第四十六話「ネガティブ攻撃の無力化」

 前回の最後は〈ネガティブ・アタック〉のことについて触れました。ネガティブ・アタックとはネガティブな攻撃のことです。ネガティブ・アタックは生霊を生み出す種類の行為です。とても厄介なわざわいです。
 普通、人の世では、知らず知らずの内に他人を呪ったり、呪われたりして、ネガティブが感情が行き来しています。これは幸福な場を崩します。〈幸福な場〉とはあなたが幸福でいようとして、あなたの周りに作り上げて来た〈意識場〉のことです。
 幸福なエネルギーを持つ意識場は、あなたの幸せな気持ちを維持し、常に幸福をもたらします。しかし、この意識場が崩れると、あなたの人生はたちまちに不幸な方向へと向かうのです。
 多くの場合、ネガティブな攻撃は内臓の痛みを齎します。突然、お中が痛くなったり、吐き気がしたりすることもあります。これには人によって傾向が違います。ただひたすら頭が痛くなる人や背中が痛くなる人もいます。
 その時は昔から常備薬を飲んで対応することになっています。と言うと、ちょっと不思議な気がするかも知れません。精神的であるネガティブ攻撃に、なぜ、常備薬で対応出来ると言うのでしょう?
 これはただの薬ではなく常備薬、つまり何かに備えて使う薬のたぐいです。私の場合はいつもビオフェルミンを持って常備薬としています。頭痛薬や傷薬も持っています。
 昔の人は印籠いんろうに常備薬を入れて持ち歩きました。
 時代劇の水戸黄門で、
ひかえおろう、この印籠が目に入らぬか」
 と差し出すあれのことです。
 印籠の中身は最初は印鑑でした。だから〈印籠〉と呼ばれる訳ですが、江戸時代には薬を入れている場合が多かったのです。これは旅をする時、無用な印鑑を持つより常備薬の方が便利だからと言う理由でした。

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