シナリオライターの単価の話

シナリオライターになり、6か月目がもうすぐ終了します。

低単価からスタートし、高単価なお仕事に乗り換えて、6か月目の今は一番低い所で1.6円です。
月収は目標の10万円以上をクリアしました!
作業時間はちゃんと計測していませんが、パート看護師と兼業出来ているので、そんなに無理はしていません。
今のお仕事のスタイルや報酬には何の不満もないので、このままの調子で長く継続出来たらな~と思っております。

今日は初心者ライターが高単価クライアント様を獲得した方法と、私の単価アップの考え方について、お話したいと思います。

1.大手を狙う

既に売上が安定している大手さんは、資金を持っています。だからライターへの報酬も最初から良いのです。
大手さんは実績が無いとダメだとお思いでしょうが、私は未経験でもお仕事を獲得出来ました。
参考までに、応募文の一部を公開します。

●男性向け18禁ゲームサークル様(1文字4.2円)

ゲームシナリオの経験は無いのですが、18禁小説を書くのが好きなので応募させていただきました。
シナリオライターとしては、「*****」などで約30本納品しております。

18禁は二次創作BL中心で活動しておりますが、ふたなり×カントボーイという特殊性癖で書くことが
多いので、女性器の描写には慣れています。

サンプルに、小学生の女の子が汚いおっさんに●される小説を添付しました。
二次創作ですのでセリフに癖がありますが、ご理解いただけると幸いです。

御縁があれば幸いです。よろしくお願い致します。

***

ゲームシナリオ、成人向けのお仕事の経験ゼロどころか、ちゃんとした男女カプすら書いたことがないのに採用されました。
サンプルに送った小説がクライアント様の求めるものにマッチしていたからだと思います。

●YouTubeアニメチャンネル様(1文字2円)

はじめまして。**と申します。

私はシナリオライターの経験は一切ありませんが、貴作品と募集内容を拝見し、是非やらせてもらえたらと思い、応募しました。

**作品は18禁小説を書くのが好きで、Pixivで31作公開しております。
エッチで明るくて、テンポの良い作品だと評価されることが多いです。

私のプロフィールは以下の通りです。
年齢:**
家族構成:**
職業:看護師(パート)
作業時間:仕事のある日は1日に1~2時間。休みの日は1日5~6時間取れます。1週間で1本書けると思います。

「+***」を拝見させていただきました。
**は大人っぽくてクールな雰囲気だけど*******
そして**は天使のように綺麗で、********
私のシナリオでアニメを作っていただけたら、凄く嬉しいです。
何卒、よろしくお願いします。

追伸:拙いですが、アイディアを3本書いてみたので、目を通していただけると幸いです。

***

シナリオライター未経験でしたが、採用されました。チャンネルの感想や企画案などで、やる気が評価されたのだと思います。

2、トップになれば、単価は上がる


何本か納品するうちに、「慣れてきたので、単価アップして欲しいなぁ」と思うようになりますよね。

でも、私は単価交渉はしません。慣れてきたと思う時点では、自分はいつでも替えがきく存在だと思っています。

では、いつ単価が上がるのか。
それは、クライアント様の抱えるライターの中でトップになれば単価はアップする、というのが私の考え方です。

トップになれば、クライアント様の反応に熱量が出てくるので、わかります。
自分から単価を上げて欲しいと言わなくても、そういう話になります。

トップになる方法はわかりません。

やっぱり数字は大事かなと思いますけど……。

私は数字は気にせず、リアリティを出すことを心がけて書いています。
才能はないけど、年の功があるのが強みかなと。

あと、クライアント様の過去作を研究します。
クライアント様の代理で書いているので、価値観にピントを合わせるようにします。

でも、頑張っても頑張っても、扱いが良くならないのが普通です。
そういう時は書かせてもらえるだけありがたいと割り切り、「大勢いる中の1人」であることを自覚しながらお仕事に取り組むようにしています。

3、単価アップしたら、いつ切られてもおかしくないと覚悟する


単価アップしたら、そこでめでたしめでたしではありません。
高いお金を払っている分、クライアント様の期待は大きくなります。
応え続けることが出来れば更なる単価アップもあるかもしれませんが、見合わないとなれば……切られることになるのかと……
自分より実力のあるライターは腐るほどいるので、そういう方がクライアント様の前に現れれば、交代させられてしまうのは止むを得ないでしょう。

単価が上がっても油断せずに筆力アップに励み、クオリティの高い作品を提供し続ける努力が必要だと思います。

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