「お父さんが刺してやるよ」
今まで、、というか、病気になってから、
私は、すぐに死にたくなった。
まず、孤独。寂しいから死にたい。
そして、自分の人生に未来に、まったくと言って光が見えなかったから、
死にたい、、。
ある日、包丁で自分の腹を刺そうとした私に、
父が、「お前は力が弱いから、お父さんが刺してやるよ」
と、言った。
その時、母が風呂から出て来て、
「何をしてるの!さみしかったんだよ。かわいそうじゃない!」と、
私をかばってくれた。
私がなぜ孤独だったのか、、。
それは、つまり、必要な友情や愛情が足りなかったせいだと思う。
大学の卒業式は、電車賃がなくて行けなかったし、母も卒業式より仕事を優先した。
また、大学卒業後は、当たり前だが、生活費、住居費などを、いっさい止められ、
私が、まだ就職も決まっていなくて、お金がないと知っていたはずなのに、
父からは、就職が決まるまで帰って来るなと言われた。
その中で、私はだんだん、追い詰められていった。
パンの耳を食べ、砂糖水を飲んでいた。
2日間起きて、1日寝る生活だった。
地元で、就職を決めた、24才。そこの会社で、一才年齢が違う女子と
仲良くなった。
私が彼女に対して、攻撃的な事をしてしまった時、彼女は、私にはこういう事をしてもいいけど、私以外の人には、しちゃだめだよ?
と、言ってくれて、彼女の優しさに涙が出てきた。
私も彼女の様に優しくなりたいと思った。
そして、人を許したいとも思った。
今も、たまに死にたくなる事は、あるが、本当にたまにだ。
なんだか、いろいろな出会いから、せっかくこの世に生を受けたのだから、どうせ生きるなら、明るく、楽しく、前向きに生きたいと思った。
それから、だんだん良い方向へ進めているのかなと言うのが、
今の認識だ。
父の言動には、今でも傷ついている状態だが、
父は仕事などで相当ストレスを感じていただろうから、それが、私への接し方に出てしまったのではないかなと解釈するほかありません。
しかし、そんな父のことも、許そうと最近思っている。
そんな気持ちになれた事も、私の一つの成長かなと考えている。
ここまで読んで頂きありがとうございました!
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