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和歌山県 串本 遠征


 今回の記事は2023年晩秋に串本に2泊3日の釣行記録をまとめようと思う。本ターゲットはクエ。他にも大阪湾奥では釣れないカラフルな魚やウツボ、シマアジ、アカハタやオオモンハタ等がターゲットだ。

車で3時間半


 行き先は本州最南端の地がある和歌山県は串本。ノリでクエを釣りたいという話が生まれ、4人のメンバーで向かった。道中は釣具屋やサービスエリアに立ち寄り、旅行の気分も有りつつも釣りを前にワクワクしながら向かっていった。

サービスエリアにあった魚拓


到着後すぐに朝マズメで釣るはずが…


 22時くらいに出発し、休憩しながら釣り場へ向かう。朝マズメに合わしての出発、長旅を終えて串本漁港へ到着。友人の1人が夏くらいにここで大アジとシマアジを釣ったことがあるというので最初はここへ来た。しかし、到着すると超がつくほどの強風で天気予報を見ると12m/sを指していた。車の中でもものすごい風の音で、外へ一歩出てみると100kgの巨体でも風で飛ばされそうになった。これは釣りにならないという判断でしばらく車で待機した。そして朝マズメのタイミング予報を見ると風は9m/sとなっていた。外へ出てみるとマシだったので軽くサビキや胴突き釣りをしようということになり、ついにこの串本の地に釣り糸を垂らした。


オヤビッチャ
カラフルベラ

 この写真の他にも5種目以上は釣れた。魚種豊富な南方系の海であることを実感した瞬間だった。


これらを釣った場所

一旦宿へ向かう


 小一時間釣りを楽しんだがやはり風が強いので早々に切り上げて一旦この旅の拠点へ向かった。素泊まりキッチンシャワー付きで3500円のゲストハウスだ。学生に優しい価格帯で即決でここに決めた。


 ここの管理人のおばちゃん曰く尺を越えるアジがここ数日近くの漁港で釣れていたとの事。それを聞いた我々はいてもたってもいられず、風が強い中、釣りに行った。かなり水深のある場所で夕方の回遊を狙って飛ばしサビキやカゴ釣りで狙う。隣にいた常連のおじさんは今日はあかんなと言っており、尺を越えるものは釣れていないそう。良くて25cmで満足はしていなかったそうだ。しかし我々からするとそのアジでも喜んで釣るので続けて飛ばしサビキを続けた。すると突然ウキに異変が表れる。そこで巻き合わせをすると中アジが付いていた。遂に来たかと喜ぶのも束の間、この後にカマスの回遊があることを教えていただく。アジを数匹釣った後はカマス狙いで鯖の切り身で電気ウキ釣りを試みた。友人はジグサビキやワームで狙っている。すると電気ウキが勢いよく消し込む。これが堪らない。釣り上げるとあろうことか40cmクラスの巨カマスが付いていた。これには一同大興奮で仕掛けを投げ込み全員で数十匹は釣り上げた。

カマス

 この釣果に大満足で1日目の釣行を終えた。宿へ帰り、下処理を済ませ、冷蔵庫で保管。食事は近くのスーパーで食料を購入し、すき焼きを作った。

2日目は初の磯釣り


 2日目は地磯でクエを狙うことを決めた。地磯までは車で30分そこから徒歩で険しい道を15分かけて行った。その険しさにビビりながらも恐る恐る釣り座へ向かい、良さそうなポイントを見つけて釣りの準備を始めた。ぶっ込み釣り、カゴ釣り、ロックフィッシュ狙いのワーム釣り、飛ばしサビキでそれぞれ釣りを始めた。ぶっ込み釣りには25cmほどの鯖を丸々つけ、ぶっ込んだ。カゴ釣りはグレやイサキ狙い。サビキは回遊魚が釣れた際にノマセ釣りをするために行った。まず反応があったのはぶっ込み釣りのサバである。開始30分ほどで鈴の音が鳴り、様子を見るためにそこへ向かう。聞き合わせをしようとすると根掛かりしていた。しばらく放置してもダメだったので強引に引っ張り解消。恐らくウツボかと思われるが真相は分からない。その次に魚の気配があったのはワーム釣りだ。メンバーの1人がワームでアカハタを釣り上げた。サイズこそ小さかったが貴重な釣果で有りナイスであった。次はカゴ釣りで大きなウキが消し込む。何が来たかと思えばイスズミであった。外道ではあるが嬉しかったのでキープ。その次はぶっ込みに反応があった。急いで向かい、合わせる。すると強い、ねちっこいヒキがあった。ウツボか!?その状態で上げてくると案の定ウツボであった。食べてみたかったのでキープ。次はサビキ釣りにようやく反応あり。釣れたのはギンユゴイだった。完全に初見の魚で最初は分からなかったが調べるとギンユゴイであった。これも取り敢えずキープした。次はカゴ釣りのウキが消し込む。釣れたのは大きなアイゴだった。背鰭の毒さえとれば美味しいのでキープした。

 

恐怖のウツボ調理、次第では美味しい
アカハタ!綺麗!そうだよこういうのが釣りたかったんだよ
初カゴ釣りでの釣果

 クエは釣れなかったがウツボが釣れたので良しとした。大阪湾奥では釣れない魚だったので嬉しかった。カゴ釣りも外道ばかりだったが何も釣れないよりはマシなのでセーフ。全員が何かしらの釣果を得た磯であり、ポンテシャルを感じた。フカセやエギングもやってみたかったものである。
 この日の夕方も例のカマス漁港へ向かいまたしても爆釣。このカマス釣りが湾奥では楽しめない釣りなので本当に楽しかった。串本釣行の一番の思い出となった。


3日目は…


 3日目の朝はゆったりとした起床だった。疲労困憊だったので朝マズメは見送り、釣りも少しだけする予定にして満タンのクーラーボックスを車に積み込み、帰りながら釣りをした。しかし、初日に来た場所で釣りをするも風が強く、冷え込んだせいかあまり釣れず、早々の納竿となった。その後はゆっくりと地元へ帰って行った。クエ釣りのリベンジはいつかまたしたいと決め、この釣行を終えた。

串本ベストフォト


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