通常学校と特別支援学級と特別支援学校のはなし3 特別支援学級編その2

特別支援学級のお話の続きです。

突然ですが
「青いラーメン」
と子供が話してきたら、あなたはどう思いますか?

担任してた子供の会話で出てきたのですか
私は頭の中で?がいっぱいになりました。

今だったら、インスタ映えするような
鮮やかな青色の麺のラーメンでしょうか。

答えは…最後に書きますね。

さて、このエピソードから
私が思ったことは、彼らは私が考えている以上に
色々な、様々な思考で考えていること
そして
そのスピードも個々によって違うことです。

通常学級ではすんなり理解してくれたことも
難しかったりします。

若かった私は、つい
「なんでわからないんだろう??」と
思ってしまいました。

でも、それは教え方を工夫したり
ゴール(目標)を変えたり

そうすることが「特別支援」なのだなと
やっと分かり始めました。
甘くする、とは違いますね。

自分の中で理解できたとき、ちょっと楽になりました。
通常学級に追いつかなくては、と焦ってしまっていて
子供たちにも申し訳なかったです。
この考えは後の特別支援学校でも生かされました。
後のろう学校勤務でも特に感じました。
(ろう学校も独特だったのでまた機会があれば書きます)
すこしその1の話と被りましたね。

さて、話は変わり
特別支援学級担任2年目に転入生が来ました。
個人情報になるので細かくは書けませんが
車椅子に乗っている女の子でした。

彼女から学んだことも多かったです。
病気のこと
学び方
車椅子生活…

担任して初めて知ることも多かったです。

もともとボランティアや奉仕作業などもしていたので
性格的なものもありましたが
彼女を含めて
障害のある人のために役に立ちたい
そんな気持ちを改めて思いました。

ここで少し困ったのは交流学級との関係です。
交流学級の担任から週案(どの時間に何の授業をするかという計画書のようなもの)を
前の週にもらわないと
自分のクラスの週案が作れません。

すぐくれる先生
金曜日の放課後遅くにくれる先生…
クラスは4クラスからもらうのですが
揃わないとダメなので
なかなかもらうのに苦労しました。
うまが合わないと声もかけづらい…。

ほかにもお願いすることもたくさん。
お菓子等を差し入れしたりもしましたね。

あとは、交流学級の担任のスタンスですね。
歓迎、一緒にやろうという先生
お客さん扱いの先生
あまり歓迎してくれない先生…

その学年のお便りももらえなかったり
悔しい思いをしたこともしばしばでした。

すでに大人の、先生の考え方になるので
なかなか突っ込むことができないのです。
障害者理解を大人にするって難しいなと感じました。

子供同士の関係でも、悩んだことがありました。

いじめ
グループ学習
給食
遠足…

心配なこともたくさんありました。
ただうまく仲良くできたことも多々あるし
交流学級の先生がうまく進めてくれたこともありました。

自分自身は通常学級より人間関係が複雑になり
夜な夜な仕事の夢を見る日々でした。

さて最後に「青いラーメン」の正解です。

青いラーメンとは
日清の「シーフードヌードル」
のことだったのです。
確かにパッケージが青い!

当たりだったでしょうか?
ちなみに中のものは「イカ」だそうです。
タコっぽいけど…

最後に特別支援学級はその3を書いて終わりにしようと思います。

最近食欲がすごくて困ってます。滅多にケーキなんて食べないのですが、つい…。

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