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文学フリマに行ってきた♪

……っていう話も書きたかったんだけれど、なかなかタイミングがなかった!
ちょっと過ぎちゃいましたが、11/11の文学フリマ、行ってきましたよ〜

noteでたくさん目にしていた「文フリ」の文字。
一体何だろう? と調べてみて知りました。

漫画にはコミケが、アートやデザインにはデザインフェスタが、文学には「文学フリマ」が!!

初回は2002年。もう21年もやっているのね。知らなかった‥‥。
自分が文学と信じているものなら販売OKとのこと。懐が深い。

なにはともあれ「面白そう」というだけで、ほぼ前情報なしに行ってみることを決意。エッセイチームどなたか一緒に行かないかな〜っと思い立って、河出書房・河出さんにお付き合いいただきました。よ〜し百人力!

東京流通センター 第一展示場、第二展示場の1階と2階の、3フロアを使っての巨大な文学のフリーマーケット。

ものすごい人! そして広い!

今年は1800を超える出店があったのだそう。どうりで回りきれないはずです。混雑していて真っ直ぐ歩けないくらいだったけれど、色々見ながら歩くのが楽しくて楽しくて。短歌、詩、絵本、写真、小説やエッセイ、ルポなどなど、みなさん、思い思いの文学を並べていらっしゃって。もう少し調べて行ってもよかったのかな、でも行き当たりばったりの出会いもステキだよね♪

到着して真っ先にご挨拶に向かったのは、渋谷・宇田川町にあるボサノヴァが流れる大人のBAR、「Bar Bossa(バール・ボッサ)」のマスター、林伸次さんのブース。新刊『世界はひとりの、一度きりの人生の集まりにすぎない。』(幻冬社)をゲット。なんとワンドリンクチケット付きでした。お店も行かなくっちゃ♪

お人柄が感じられる林さんのまろやかな文章が大好き。毎日投稿されるマガジンも、読者さんからの質問の答えから素朴な日記まで、読むのがすっかり習慣になっていて。わたしにとっては、noteの活用の仕方を教えてくれた師匠のような存在でもあります。新刊を読むのはこれから。これまでの作品も読んでいるから間違いなしです。味わって読むぞ〜。上梓おめでとうございます♪

空気感のある装丁がワクワクします。


装丁の美しい作品に足をとめ。きのこやネオン、紅茶、宗教……果てしなくマニアックな作品に足をとめ。大学サークルやゼミの作品に足を止め、出版社さんのブースに足を止め。もうどれも面白そうで、足は止めてもワクワクは止まらないのです。

振り返ると、河出さんは「これ装丁素晴らしいですね、お金かけすぎじゃないですか〜!」「なんでまたこれをまとめようと思ったんですか」と、すっかりプロ目線で作家さんとお話ししていました。作家さんも「聞いてくれますか?!」と前のめりで嬉しそう。「これはこうしたくて…」「いや実は」なんてお話が弾んでいるではありませんか。むむ、流石……!
わたし一人だったら、さーっと見て帰ってしまっていたかもしれません。作家さんたちの思いをたくさん聞くことができて、胸が熱くなりました。

プリントアウトしたものをホチキスで留めたシンプルなものから、自費でもしっかり作っているもの、商業出版のもの。色々買いたい気持ちになりましたが、印象に残ったブースに戻るのもまた一苦労。会場がとても広いので、一発勝負で買った方がいいのかも。

そんな中で運命的に購入したのはこちら。

文庫サイズの本を並べていらした、文月廿香さん。装丁もページも、ご自分でデザインしていらっしゃるのだそう。ショートラブストーリー集は学生時代を思い出すような、甘酸っぱい恋のお話がいっぱい。みずみずしさに溢れていて、宝物をみつけたような気持ちになりました。装丁がどれもとっても可愛くて、足を止めたの。お若いうちから自分でこうして制作し続けるって素晴らしい。また次回お会いできるのが楽しみ。

右はPaper Knifeというグループで活動していらっしゃる三人の女性フォトグラファーさんたちのもの。6枚の写真とメッセージのカードを2枚選んで完成する、自分だけのミニ写真集。お友達とそれぞれ選んで、後で見せ合うのも絶対楽しいね。短いメッセージ(ポエム)は見えないように裏返してエイッと選びました。なんだかとても哲学的になって、写真✖️文章の効果を実感。選ぶ楽しみがある素敵なアイディア。

3時間近く見て会場を後にしました。たくさんのパッションを浴びて、作品作り、"表現の原点"を思い出せた気がします。会場いっぱいに溢れるエネルギーに、このごろ抱えていた悩みも一気に吹き飛んじゃった!
文学も音楽も、表現の底にある思いは一緒。心のエネルギーが充塡されて、今のわたしにはトキメキが満載! なんて感じの幸せな気分です。想像以上にいい時間だったなあ。

文学フリマのハッシュタグを追ってみると、お好きな方はたっくさんお買い上げしてますね。熱い、熱いぞ。

わたしもいつか出たいなぁぁ。ミュージシャン文芸部、作ろうかなぁぁ。

CDやレコードもやっぱりいいねって思うけど、紙の本もやっぱりいいよね。活字離れとか、本が売れないって言うけど、本当にそうなのかなぁって思うくらい、たくさんの人で賑わっていました。なんだか嬉しかったな。

作家の皆様、魂のこもった作品をありがとうございました♪

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