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ジョーカツツアーで「これから」を考える

初めまして。新潟大学3年の鈴木花蓮です

この度、ジョーカツツアー・第1クールに参加しました!!!

ジョーカツとは、地方に散らばる挑戦者たちを全力で応援する新しい就活支援サービス。ジョーカツツアーとは、7泊8日・宿泊費無料で東京の成長企業・優良企業に出会えるツアー。

ここに参加して得た学びや気づきをまとめつつ、感想を書いていきたいと思います。長いですが、参加を迷う方やいろんな考え方を知ってみたい方にはぜひ読んでみて欲しいです。


①経験の差に圧倒

 荷物でパンパンのキャリーバッグを引いて、私は秋葉原に降り立った。上京就活した先輩たちがオススメしていたサービス・ジョーカツの存在を知ったのは2年生の春だった。その時から「絶対に参加する」と思っていた私は、ええい!やってしまえ!という気持ちで第1クールへの参加を決めたものの、緊張はするわけで。スゴい人、アツい人、就活に精力的に取り組む参加者のみんなとの出会いへの期待と不安が入り混じった気持ちのまま、会場へ向かった。

 全国各地から集まった参加者たち。会話もそこそこに、まずはジョーカツのサービスを提供している株式会社ナイモノの霜田さんのお話を聞き、これからにワクワクしたところで早速、自己紹介作成タイム

 自己PRを含んだ30秒の自己紹介。これが全くかけないのだ!それもそのはず。ガクチカや自己PRを何度か書いて、大学の就活支援団体の担当メンターさんに見せるも撃沈、それ以降は悩むばかりで筆は進まず、後回しにしまくってきたからである。

 あっという間に時間は過ぎ、企業さんたちの前で初・自己紹介タイムが始まる。もちろんまとまっておらず、とりあえずハキハキ話すことだけに力を入れて発表した。しかし、ほかの参加者の話を聞いてびっくり。長期インターンに新規事業立ち上げ、留学や編入、バイトリーダー…いやいやエピソード強過ぎんかぴえん🥺という気持ちで焦りしか生まれない。やっていけんのか???が正直な感想。激強な参加者たちに圧倒されて、震える子犬の気持ちだった。

 でも、ちゃんと共通している部分はある。全員がこれからに対する熱を持っていることだ。将来したいことや、なりたい姿、自分自身についてのことも、ここでは笑う人はいない。真剣に他者の話を聞き、考え、アドバイスをくれる。正直、地方では「もう就活?意識高いね」で真剣な会話に発展することはまずない。ここで悩んでいる方がもしいたら、100%参加することをオススメする。様々な経験をした多様な考えとアツい想いを持った仲間に出会えるってだけで、来る価値しかないと思う。

  これだけでは終わらない…というか、メインディッシュはここからである。東京の企業に出会うこと、つまりジョーカツツアーのメインであるマッチングイベントが始まる。


②企業を選ぶし選ばれる

 オリエンテーションの霜田さんのお話で印象深かったのは「企業を選ぶし選ばれる」という言葉である。マッチングイベントである限り、私たちも気になる企業を選ぶ権利があるし、同様に企業さんも私たちを選ぶ権利があるということだ。な〜に当たり前のこと言ってんの!って思うかもしれないけど、この意識を持つだけで世界が変わる。天動説から地動説に変わるぐらい。

 1日目。私はほぼマッチングできなかった。自己PRなどは上手に言語化することができなかったけど、昨年の12月に行った1dayインターンで2次の有償インターンまで残ったことがあったから、選ばれるやろ!!という気持ちがちょっとあった。テスト前の謎の自信みたいなね。でも結果は散々。「選ばれる」ってこういうことなのね!と気づいた瞬間である。私たちが「こういう企業行きたいな〜」と考えるように、企業さんも「こんな学生欲しいなあ」と考えているのだ。

 その日の日記に私はこう書いた、「見つけられる努力が必要。変わらない自分を持つことと、甘えて何もしないのは違う」と。企業の方に自分をアピールできる機会に「おっ、コイツおもろいな、もっと話してみたい」って思ってもらうことの必要性にここでちゃんと気づけたのだ。

 2日目。私は昨日の反省から2つの目標を立てた。1社につき最低1回は質問すること、つまり、見つけてもらうためにまずは話してみようと思ったのである。何社かは全然話せなくて、結構話せたなあと思ったところも特にマッチングしなかった。思考の転換でどうにかなるかな〜と軽く考えていたが、ここにきて本気にならなきゃだめだ、と思った。見つけられるって難しい。多数の企業とマッチングしている他の参加者を見て、負けたくない!と思うとともに、自分が「できない」ということを認識した。

 3日目。2日間の企業さんや選ばれている参加者について、イベント中にお話しいただいた内容に加え、事業内容や理念、求める人材、質問の仕方や内容、自己PRの内容などを見直して、その特徴を考えた。私が立てた仮説は、⑴成長企業が多いということなどから、主体性や論理的かどうかを中心に、《物事に対してどう行動するか》の想いを重視しているのではないか。⑵質問は自分の理解度の確認+αで実際にその企業で働いている姿をイメージしてもらえるかがポイントではないか。の2つである。それをもとに、3日目は自分が働いたら…というイメージを持ってお話を聞くことと、自分の理解したこと+疑問という形で質問してみることを目標にした。

 失敗!いいなって思った企業さんと全部はマッチングしなかった!でも、これからも意識しておくといいことに気づけたのはよかった。自分にとって良い企業に行きたいなら、その企業が自分を採用することでどう「良い」のかを考えること(自分を偽るってことじゃないよ)。両方が「良い」からこそ、選ぶ-選ばれるが成立するのだと思う。そして、自分なりにうまくいく方法がわかったことも収穫だった。自分が「できない」ことに気づいたからこそ、なぜだろう?を考えることで「できる」ようになるために自分がすべきことを見つける。このステップで進めていくと、自分の中ではすごく効率がいい。

 本気で上京就活したいと思う気持ちがあれば、それだけで十分だ。就活にビビって行動しない方がもったいない。ここでは「できる」ことが全てではない(もちろんマッチングしたら超スゴいし、自分も良さを感じるとともに企業さんも良さを感じてくれてる!自信になる!)と私は思う。今回のジョーカツツアーに参加してよかったと思う理由に、「できない」という経験をしたことがある。これにより、私は、負けたくない!と思えてモチベーションが高まったし、できるためには何をしたらいいか、具体的に考えることができた。

ここまでで約3000字弱。そのぐらいの学びと気づきがこのジョーカツツアーにはあった。それでもまだまだ終わらない。『内定力』の著者である光城さんのセミナーが最後に控えているからだ。


③熱と言葉と他者の価値

 光城さんを知ったのはジョーカツオンラインサロンのオリエンテーションだった。型にはまった就活を「就活病」と命名し、脱・就活病を説く。『内定力』(光城さん本人にもお話ししたが、タイトルがもったいないなあ。私は友達に「就活がドラクエになる本」と紹介した)という本の中では、就活を楽しむための考え方が紹介されている。

※ここから『内定力』やジョーカツツアーでの光城さんのお話を抜粋しつつ考えをまとめています。

 「熱と言葉と他者の価値」これが就活の基礎になる。この基礎をまずはしっかり固めることが重要だと光城さんは言う。テクニック(あるよねいろんな思考法…)は後からでいい。これもやってあれもやって、あっそれもやった方がいいかな??と言うように、も〜いろんなのに手を出すけど結果は出ないことが増えていっちゃう。私はそれが超ストレス。意味のないことはしたくないし、やる意味がないとやる気すら湧いてこない。逆に、その必要性が分かったら、とことん突き詰めて考えるタイプ。わ、めんどくさいね…。

 3大疾病症。これは、思い込みで型にハマる「就活病」、過剰に失敗を恐れる「失敗過敏症」、もらうことに慣れて与える・返すことを忘れる「MNAS」の3つ。ゔっ、と来たのはMNAS。お店に行った時、店員さんに接客してもらうばかりで、何か与えたり返したりしてる?ありがとう、を通り越して、相手にやりがいを与えるところまで行けたら超いいなと思った。社会人=他者に対して価値を与える人。つまり、就活ばっかり考えてないで、早く日常的に社会人であることがそもそもの基礎の一つであるってこと。私は「与えてもらっている」意識があれば、「与える・返す」意識も芽生えてくると思ったので、何事も「与えてもらっている」意識を持って考えてみよ〜と思った。

 そして言葉を探す旅に出る。「ぼうけんの書」を書こう。私は元々、なんで?を繰り返して、常に最高な自分でいたいな〜と思うタイプなので結構考えていた。でも言語化が超苦手。話すこともまとまらない。てってれ〜!4本の矢〜〜!「なんで?」「たとえば?」「ほんとに?」「だから?」で自分の行動や感情をどんどん考えてってみよう。考えてみたら欲求別にキャラに分けて、自分のコンセプトを考えてみる。そしたらなんと超分かりやすく「発明家」が濃い人間だった。自分では僧侶だと思ってたのに…。

自分が「できない」ことに気づいたからこそ、なぜだろう?を考えることで「できる」ようになるために自分がすべきことを見つける。

 さっき私はマッチングイベントでの反省と対策をするときにこう書いた。私のモチベーションはできないけど「負けたくない」にある。なぜできないのだろう?できたら負けないのに!と思い、まずはありとあらゆるデータを集め、考え、その中で自分がすればいい最適なことを見つける。そこからはもうそれを「できる」ようにするだけ。そこまでたどり着いて初めて他者から認められたいと思う。うわ〜〜〜見れば見るほど、発明家の「知りたい」という欲求の部分を重視しがち。「究めたい」欲求もあるけど、この欲求が生まれる前には十分な情報があることが大前提。自分の根幹になるのはこの「知りたい」なんだなと実感した。これを一瞬で見ぬく光城さん…さすがである。

●自分を知り、自信を持つこと。

●自分の欲求を知り、言葉を身に付けること。

●日常的に社会人(与える人)になること。

 私はこれらの知識(考え方や手法)をまだ得ただけで、これから実際に「できる」になることが大切である。就活、という社会人への入り口だけを見るのではなく、これから社会人として生きていくときに「他者が一番価値を感じてくれるにはどうしたら良いか」「その時、自分の特徴をどう活かせばいいか」を考えることが、最終的に就活にも役立ってくるということだ。めちゃ納得。そして具体的に何をすればいいか、何が必要かが明確になった私は強い。もう突き進むだけだから。

 そして私は自分の就活の目標というか、これからこう生きたい!というものがぼんやり浮かび上がってきたので、それについて最後に書こうと思う。


④「ゆるく、バチバチに、楽しむ」

 全部やろう〜〜〜!と思わなくていいし、勝てない相手と同じ土俵で戦う必要はない。常に、その時の「最高の自分」でいることが私にとって大切。そのために、自分に妥協しない。やれることはやらなきゃ気が済まないし、できないことはできるようにならないと意味がない。

 私は自分にベクトルが向いているので、どうやったら「自分がマイナスな気持ちになることをしないで、楽しく生きていけるか」を考えている。そのためには自分の気持ちが大切だし、多くの人が思うであろう「嫌われたくない」という感情も、その行動をして自分が嫌な気持ちになるならしなくていいかなって考える(もちろん相手の気持ちは考える。その時に自分・周囲を分析して最適の選択をするから)。無理なことはしない。「ゆるく」まずは物事を考えることを大切にしている。(これが発明家っぽい)。

  だけど、興味のないこと、意味のないことには全然関心が向かない。それをやるためにどう楽しんでいくか。そのためには自分の感情や現状を突き詰めて、たくさんのなぜだろう?を考える。もっと自分を高めることが必要ならそうするし、できることがあるならちゃんとやる。これが私にとっての「バチバチに」である。(僧侶よりな考えの時、ってイメージを自分ではしている)。

 「ゆるく」物事を捉えて考えるのも、「バチバチに」目指す姿を達成していくのも、それによって常にその時の「最高の自分」でいられる。これが、自分が「楽しむ」ことにつながっているのだ。

 いやいや。自分のことしか考えてないやないかい!って思うかもだけど、それはちょっと違う。私は、自分について分かるからこそ、他者の考えの良さに気づくことができるのだ。「自分は自分で他は他」、一見冷めたように見えるが、その自分と他者のギャップを素直に受け入れられるからこそ、その人にしかない良さを私は認識している。

 「この分野じゃ勝てない。私はこっちで勝つ」というのは私がよく考えて見つけ出そうとすることだが、私の「勝てない」分野はその人の「良さ」「特性」だと思う。就活を共に楽しむ仲間に対して私が与えられるのは、「相手の良さ・特性を気づかせること」かな〜〜なんて光城さんのセミナー中のワークで考えていた。


⑤就活=「これから」を楽しむ入門編

 だからみんな、ジョーカツツアーに参加しよう!という気持ちでいっぱい。アツい仲間も、面白い企業さんとの出会いも、新たな考え方も、ここに来れば得られるし考えられるよ。

 就活を乗り切ることは正直簡単だと思う。企業を選ばなかったら誰だってどこかしら入れるだろうし、自己分析なんかしなくたって求められている素養があることを主張すればいいし…でもそうじゃないよね。それぞれ、自分が「これから」どうしたいか・どう生きたいかが必ずあるはず。「これから」を考えるヒントが、このジョーカツツアーには詰まっていると思うよ。

 就活は「つらいこと」じゃなくて、「これから」を楽しむための入門編。ここで学んだこと、気づいたこと、考えたこと、人それぞれ違うだろうし、それでいい。大切なのは、そこから先まで考えてみることだと思う。とりあえず大手、とりあえず上京、とりあえず公務員…いざ入社してから「なんか違うな…」って、もったいなくないですか??

 ジョーカツツアーはあくまでも就活の場だから、興味がなかったり、必要ないと思うなら行かなくてもいいと思う。でも、そこで、「なんで興味がない?」「たとえばどんなところが?」「ほんとにそう?」を考えて、「だから…」を見つけてみよう。怖い、そんな意識高くない、選ばれないかも、まだ全然就活の準備してない、そんなことはどうだっていい。それは失敗過敏症。言い訳でしかない。なぜその言い訳が出てくるのか、考えてみよう。そんなんむずい!って思うなら、とにかく行動してみたらいいと思う。

 最後に。東京に行くの怖い!ってのはこの時期あると思う。私も正直言って、「感染させたら怖いなあ」とは思っていた。でも、そこには優先順位があって、それを恐れて何もしないことよりも、ジョーカツツアーに参加することで「これから」自分がしていくことを見つけたかった。それも今の段階で。これを決めるのは周囲じゃなくて自分だし、みんな優先順位は違うんだから他人なんて気にしないというのが私の考え。(もちろん感染対策はちゃんとするし、新潟に帰ったらより一層気をつけることは言うまでもない)。ジョーカツツアー内でも、できる対策はきちんと行われている。まずは、自分でもよく考えてみることが大切だと思うよ。もちろんそれで、怖いから行かない!というのも選択肢の一つ。(ここまで書いて発明家っぽい理由を自分でもなんとなく理解する)

 ここまで6500字、付き合ってくれてありがとうございます。「これから」も楽しんでいくために、就活も、頑張るんじゃなくて「楽しんで」いきましょう〜!

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