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F1を最安で見る方法の考察

どうも、久しぶりのnoteです。
今回は2024年シーズンのF1全戦全セッションを(個人的な方向性としてはDAZNで)どうやって見るかについて考察しようかと。これがまた考えれば考えるほどややこしくて……

F1しか見ないのにDAZNは高すぎる!と敬遠している人も多いかと思う。しかし意外と安く見る方法はあったりする。
なのでF1好きのみなさんの参考になればと、このエントリを執筆した次第。

結論から言うと、フジテレビよりも格安に、DAZNで全戦全セッションを見られます(ただし、多少の制約はある)

※このエントリの情報は2024年2月9日現在のものです


前置き

現状、日本国内でF1を見る方法はふたつしかない。
DAZNか、フジテレビNEXT(CS)か。

自分はずっとDAZNでF1中継を見ていたが、月額料金がぐっと上がったこともあって2022シーズンからフジNEXTに鞍替え。
その間にさらにDAZNは値上げをして、いまじゃ月額3,700……からのさらなる値上げで2024年2月14日からは月額4,200円。高ぇよ!
「F1だけを見る勢」にはとても払えない額ですわ……

ただ、あくまで個人的な感想なのだが、2年間フジNEXTでF1を見ていて実況と解説陣には正直不満しかなかった。実況は「昭和か」って感じだし、川井氏はまともに翻訳しねぇし、ドライバー視点の解説が皆無だし。
それもあって(サッシャさんが恋しくなって)昨シーズン終盤の3戦だけDAZNで視聴。「やっぱりこっちのほうがいいなー」となった。それに予選は「F1 ZONE」で見たほうが10倍楽しい!

もうフジテレビには戻りたくない。
しかしDAZNは高い。

そんなおり、DAZNでF1を格安で見る方法を知り、その方法を紹介するためにこのエントリを公開する予定だった。
いきなりネタバレすると「povo」を利用する方法なのだが、今年に入ってからF1視聴絡みのすべてのサービスが次々と値上げされ、状況がかなり混沌としてきた。今シーズンしか使えない方法もあったり。

それもあって「これがベスト!」という方法はなくなってしまった。
以下の情報を参考に、自分のスタイルにあった視聴方法を見つけてもらえたらと思ってる。


フジテレビNEXT

まずはフジNEXTの場合。
こちらは月額1,320円で、スカパーの基本料金429円を足して1,749円。
ただし2024年4月1日から660円値上げして、計2,409円になる。

さて、2024シーズンの日程は、
フルセッションを見るという前提なので、2/29のバーレーンGP(FP1,2)から、12/9のアブダビGP(決勝)までとなる。

ただ、フジNEXTは月単位なので、2/29だけのために2月から契約するのはさすがに無駄が多すぎる。バーレーンGPのFP1,2は再放送(か見逃し配信)で見るということで3月からの契約で計算すると。

1,749円×1ヵ月+2,409円×9ヵ月=23,430円

フジNEXTの場合、一般的にはこれ以外にはたぶんないと思うので、今年のF1視聴は23,430円がベンチマークになると思う。


DAZN(本体)

DAZNの視聴料金は月額4,200円だが、年間プランなら32,000円。
ただし年間プランなら値上げ前に入っても問題ないので、2/13までに契約して30,000円に抑えることもできる(値上げは2/14~)
Jリーグクラブの年間パスなら27,000円なので、もし買えるならこちらを選ぶのもあり。
(年間プランの月額払いはなにひとつメリットがないのでここでは触れない)


DMM×DAZNホーダイ

月ごとの契約だと「DMM×DAZNホーダイ」が以前からかなりお得だった。DMMプレミアムに加えてDAZNも見られるプランで月額2,980円。
契約も解約も簡単で、デメリットはゼロなので、DAZN(本体)で月額プラン(4,200円)を契約する意味はいっさいない。

残念なことにこの「DMM×DAZNホーダイ」も3月1日から3,480円に値上げされるのだが、じつは2月29日までに契約すれば「解約するまで」月額2,980円が維持される。いつまで据え置かれるかは不明だが、DMMもそれを売りにして宣伝してるのですぐに値上げすることはないと思う。
こちらはスカパーと違って契約日から一ヵ月ごとに料金が発生するため、2月29日に契約してもなにも問題はない。しかもちょうどF1の開幕も2月29日。ばっちりである。

DMM×DAZNホーダイ 2,980円×10ヵ月=29,800円

とはいえ、だ。
2/13までに年間プラン(DAZN本体)で契約すれば30,000円なので、「DMMプレミアム(DMM TV)」をいっさい利用しないなら正直あんまりお得感はない。年間プランだと2ヵ月多く見られるし。

また「DMM×DAZNホーダイ」はシーズンオフにいったん解約すると、次からは月3,480円になってしまう。
2,980円を維持するために解約しないでおくと、年間35,760円を払うことになるので、DAZNの年間プラン32,000円を超えてしまって意味がない。

ところが、もとよりDMMプレミアムに入っている人は(あるいは価値を感じられるなら)話が変わってくる。
自分がまさにそうで、ネット配信でアニメを見るため以前からDMM TV(=DMMプレミアム)を契約しているためである。

DMMプレミアムは月額550円なので、DAZNぶんの料金は実質月2,430円。
だとすれば今シーズンは実質24,300円(2,430円×10ヵ月)で見られることになる。
解約せずに2,980円を維持しても、年間29,160円(2,430円×12ヵ月)。値上げ前の年間プランよりも安い。

月額550円のDMMプレミアム、実質「DMM TVが見られる」ことの価値は人それぞれだと思う。
DMM TVはアニメが中心で、いちおうドラマや映画、バラエティなども配信はしてるが、魅力的なラインナップかどうかはよくわからない。実際、かなり人は選ぶと思う(○ァンザも見られるのだがその話はここではしない笑)


povo

さて、ここからはさらにディープな視聴方法。
上記のいずれの方法よりもはるかに安く、DAZNでF1全戦を見られる。

それはpovoの「DAZN使い放題パック(7日間)」を利用するというもの。こちらの料金は925円だが、DAZNの値上げに伴い3月1日から1,145円になる。

povoはauが提供しているスマホ契約のひとつで、基本料は無料。使いたいときだけ「トッピング」と呼ばれる「ギガ」を購入して使用するというもの。

自分は「povoのみ」で運用していて、月額の携帯料金はだいたい数百円くらい。小説家という稼業柄、外でスマホを使うことはあんまりないので。
もちろん電話番号があり、トッピングの有無に関係なくau回線での通話(発信・着信)が可能。電話番号を維持する方法としては、いちばん格安の形態ではなかろうか。
もちろん現在使っているスマホにサブ回線として追加してもいい。通話にはいっさい使用せず、DAZNのためだけにpovoを契約しても追加のコストはゼロなので、その点はご安心を。

povo使いなのでトッピングのひとつに「DAZN使い放題パック(7日間)」があるのは以前から知っていたが、じつはいまだに使ったことはなく。
単純にDAZNを見る機会がなかったからだが、スマホでしか見られないのかと勘違いもしていた。

ところが昨年末、フジからDAZNへの鞍替えを検討し、いろいろ調べてみると「DAZN使い放題パック(7日間)」が予想以上に「使えそう」なことがわかった。

まず、視聴可能な期間中は通常のDAZN契約とまったく同じで、当然のようにPCやテレビ、ゲーム機などからでもアクセス可能。テレビの大画面でふつうに見られる。

そしてpovoを使ってる人は知ってるように、たとえば「3日間」とあるトッピングでも、カウントは翌日からスタートするので実質的に4日間使える。

さらにこれは自分自身では確認していない仕様だが、DAZN側でも一日分の「余裕」があるらしい。
つまり「7日間」と言いつつ、povoで+1日、DAZNで+1日で、計9日間見られる。土曜日にトッピングを購入すれば、翌週の日曜日まで見られる。
これがなにを意味しているかというと、

・(若干の妥協が必要だが)条件次第では1,145円で2つのグランプリが視聴可能になる

「若干の妥協」とは1週目の金曜日は見られないので「FP1,2はリアルタイムで見られない」というもの。
さらに「条件次第」と書いたのは、時差の関係で2週目のグランプリ決勝が月曜になってしまう可能性もあるからだ。

しかし、たとえばこれが3週連続の週だと、金曜から土曜、日曜から月曜の2回分、2,290円で3つのグランプリが余裕を持って見られそう。

とはいえDAZNの「+1日」は自分では未確認だし、今年も同じ仕様であるという保証もない(DAZNはぜんぜんシステム改修をしないので、まず変更はないと思うが…)

なので必ずしも理論どおりにはいかない可能性はあるけれど、いちおう「9日間見られる」前提で、かつ上記の「妥協あり」で2024年のF1カレンダーを眺めると、17回分でいけそうである。
つまりpovoの「DAZN使い放題パック(7日間)」を使うと、

1,145円×17回=19,465円

で全24戦全セッションがDAZNで見られる。
フジNEXTの23,430円よりも安い!

時差の関係で9日間に収まらなかったり、忙しくて期限内に見られなかったりで、たぶん理想どおりにはいかないと思う。
ただ、仮に2回よけいにトッピングを購入することになっても21,755円。3回追加でも22,900円。まだフジNEXTよりも安く見られる。
また、予選と決勝だけ見られればいいやって人は余裕がありそう。この方法はかなり有効だと思う。


まとめ

というわけで「F1全戦を最安で見る方法」を考察してきたわけだが、最後に自分なりの結論を書いておく。

最初に書いたように、当初は「povoを利用してDAZNでF1を安く見る方法」を紹介するつもりで書く予定だったし、自分もpovoを使って見るつもりだった。
しかし年初のDAZNの値上げを契機に各サービスの値上げが相次ぎ、条件がころころ変わって翻弄させられることに。

いちおう現時点の自分の結論としては
「2月中に『DMM×DAZNホーダイ』を契約し、シーズン終了まで維持」
するつもり。
(最終戦が12/8なので、少し早めに契約してF1絡みの番組を事前に見ておこうかと思っている)

povoを使う方法が最安なのは間違いない。自分はフリーランスなので時間の融通は利くし、期限がかぎられていることも個人的には大きな問題にはならない。

ただ、先に書いたように自分はすでにDMMプレミアムに入っていて、解約する予定もないので、今年に関しては実質24,300円(2,430円×10ヵ月)で見られることになる。
povo視聴で2,3回追加購入があれば、それほど大きな差はない。それなら制約を受けることなく、いつでも好きなときに見られる「DMM×DAZNホーダイ」のほうがいいかなと。「Wednesday F1 Time」も水曜日に見られるし。
月額2,980円でいけるのは2月までで、povoやフジNEXTにはいつでも切り替えられるというのもある。だったら今年はひとまず、これでいこうかと。


以上、F1視聴方法の考察でした。
それぞれの視聴スタイルや考え方、求めるものによって結論は変わってくると思う。そんな悩めるF1ファンのみなさんのお役に多少なりとも立てたなら幸いです。


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