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文系大学院の出願までに何をしたか


1.はじめに

筆者は、2024年春現在、文系大学院の修士1年です。そろそろ大学院へ進学する方々は入試の情報を調べたり、進学先を絞ったりしている状況かと思います。文系の大学院を受験するときにあまり情報がなかったため、自分がどのように現在の大学院に受験先を決定したのか、出願まで何をしたのかを共有します。

〈筆者の基本情報〉
・国立大学から別の国立大学の大学院への外部進学
・入試を受けたのは冬期入試(1、2月)
・卒論執筆と院試の勉強を並行で行った
・受験先は2校(学部時代の大学の大学院と今所属している大学院)

2.受験先を決めた時期

筆者が受験先を決めたのは、学部4年の10月ごろになります。夏入試や秋入試を受けることはできましたが、様々な理由があり冬期入試を受けることにしました。私の場合は、2月入試の約4か月前に受験先の候補が見つかりました。修士課程で指導してもらいたい教員への連絡が必要な場合や出願書類の締め切りの関係上、早めに候補を決められると良いでしょう。

3.受験先をどのように決めたのか

筆者の場合、自分の研究テーマはニッチな分野であったため、指導してもらいたい教員を探すことにしました。10月ごろには修士課程で研究したいテーマが決まりつつあったので、自分の研究テーマを受け入れてくれそうな先生をひたすらネットで調べました。卒論で参考文献として使っている先生の名前を調べて、所属を確認しても私立大学であったり、修士課程の学生を受け入れていなかったりと、現在の指導教員を見つけるには時間がかかりました。結局、英語で自分の研究のキーワードをいくつか打ち、教員が参加していた講演の情報を得ることができ、用いている研究手法や研究テーマと自分の研究がマッチしそうだと感じ、その教員が所属している大学院に決定しました。以下に、自分が大学院を選ぶ上で重要としていた条件を示します。

  • 指導してもらいたい教員が所属しているか(自分の研究手法と教員の研究手法が近いか、研究分野は近いか等)

  • 試験問題の難易度

  • 開講している授業の内容は自分の関心に合いそうか

  • 住環境は良さそうか(閉鎖的ではないか、遊ぶ場所や気晴らしできる場所はあるか)

4.大学院の出願書類を出すまで何をしたか

筆者は、出願書類を大学院に提出するまでに、研究計画書の準備や筆記試験の勉強以外に、以下のことを行いました。

  • 指導を希望する教員の個人サイトや研究科のサイトを確認

  • 指導教員のResearchmapや大学の研究者データベース等で、具体的に指導教員がどのような内容の研究を行っているのかを確認

  • 自分が希望していた教員の個人サイトには、出願前に連絡するように指示があったため、卒論で何をしているか、修士でどんな研究をしたいかを伝えた上で、指導は可能かどうかをメールで確認

  • 大学院の入試説明会に参加し、研究科の雰囲気を確認

5.おわりに

以上が筆者の場合の大学院入試前に行ったことになります。筆者の指導教員の見つけ方はかなり特殊なケースだと思うので、他の方の体験談も参考にしつつ、どの大学院を受験するのか決定して行ってください。読んでいただきありがとうございました。



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