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イラスト3か月上達法をためしてみた(その5)

来ていただいてありがとうございます!スタマック・ジャックです♪
さいとうなおき先生の最速(3か月)上達法ですが、今は2巡目の絵を描きあげて浮かび上がった問題点から「体の動きを練習する」という練習をすることにしました。
まずは経緯を少し書いておこうか……。

体の動きの練習

2巡目で描いた絵とお手本として設定した絵師様の作品を見くらべて感じた違和感として大きなものに「動きが足りない」というものがありました。
お手本絵師様の画集などを見ると、動きというのはなにも派手なアクションポーズにだけ必要なものではないように感じます。
たとえば、ただ立っているだけでもそのキャラの個性が入ったり、感情がすけて見えたりといった絵面の楽しさを加えられることもあると思うんですよね。特にお手本絵師様のイラストはそういった魅力にあふれているので、ぜひそこへ近づきたい!というのが今回のテーマです。

「アクションラインで描く!」という本を買ってみた。

そこでワタクシが書店で選んできたのがこの本です。
アクションライン。
って、どれほどの方々が知っている言葉なんだろうか。少なくとも自分は知らなかったですね。
人物のポーズを描こうとするにあたって、まず動きの流れとなる線(アクションライン)を描いてからそれを基準にポーズを決めていく。という技法があるんだそうです。
それによって、前後の動きを想像させるようなポーズになりますよ!ということらしいです。中身をめくってみると、やはり派手なアクションポーズだけでなく立ちかた、座りかた、など一見動きがないようでも、感情や個性を感じさせられるような解説もたくさんされています。
今回の練習テーマのためにあるような本じゃないですか!!

アクションラインへの理解

内容的にはひたすらいろんなポーズが描かれていて、その上から必ず線が目立つようにひかれています。これがアクションラインか〜。
作画の手順や気をつけるべきポイントなども丁寧に解説されているんですけども。
この本を参考に、まずやるべきなのはマネして描くことなんだろうか……。
本の中のポーズの素体部分を取り出すように、アクションラインとして赤い線を引いてから描きはじめてみました。

本を見て描いたポーズ

ふむ。
「絵の練習をしてる感」すごいですね!!
しかも、まずアクションラインを描いてから、そこに沿わせる部分……たいてい胴体あたりがくることが多いような気がしますけれども、そこから描きはじめてみると、たしかにどんどん線がポーズの一部に見えてくる感じがおもしろいです。
個人的には今まで体って直線でつなぐような描きかたをしてきたんですけど、腕→胴→足までグイっとまとめて曲線で描いちゃってもいいんだな、という発見は楽しかったですね!
にしても、マネはできてもこの赤いラインのみの状態から自分の描きたいポーズを進めていくって繰り返し描いていかないと感覚が手に入らない気がします。
というわけで、とりあえずこの練習に1日使ってみました。
無心で取り組めますね。なんだろうこのクセになる感じは。

お手本絵師様への落とし込み

そうなんですよね。
ホント練習ってしただけで「やった感」みたいなのが出てしまって。でも、忘れてはならないのはここです。
この上達法での目標はあくまで「お手本の絵になりきること」ということです!
そういう意味ではここまではウォーミングアップみたいなもんですね。
とはいっても、ここからどんな練習をしたものか……とパラパラ画集を流し見していくと。
「見える……!私にも見えるぞ!アクションラインが!!」
いや、全部のポーズがそう見えたわけではないんですけど、半分くらいは動きの流れを一瞬で見切った気がします。
これはもうニュータイプですよ!
その感覚が抜けないうちに、お手本の画集を見て前日にやったような「アクションライン描く→それを元に素体を描く」をやってみます。
当然、体のバランスやポーズのクセなんかも「自分のお手本にしたいもの」なのでやりがいもありますが、今回はあくまで画集なので体の流れが服とかにかくれていたりするものばかりです。
そのへんを想像しながら描くということをしてみました。

お手本の画集を見ながら描いた素体

やっぱりお手本はポーズの時点ですごいなぁ……。
描いてて気になったことは、もちろんアクションラインもそうなんですけども、
「前の体勢から別方向に振り向いた瞬間」みたいなのってカッコいいんじゃないのかな、と。
たとえば上半身と下半身にひねりが加わっているポーズですね。絵って静止しているものですけども、前後の動きを感じさせるってこういうことなのかなと思いました。
もちろん派手なアクションポーズ……スポーツなんかでも大きな動きをしている時って、その瞬間ごとにバランスをとるような動きも繰り返したりしますよね。その一瞬を切りとった雰囲気が出せていれば迫力も出てきそうです。
そして、絵のいいところはアクションラインのように流れの勢いに合わせてデッサン的には多少無理のある動きもアリで、それがむしろ躍動感を生んだりもする、と。
これは今回の練習での「発見」ってことでいいんじゃないのかなぁ。
それと、前回の「等身が低い」というのも、これだけ繰り返し素体を描いていってわかったんですが、もともと自分は頭を大きく描くクセがあるようで。
お手本を見ながら何度も直したりしてました。素体の時点で引いて見てみるって大事ですねぇ。

というわけで、次の絵はこれを元に……せっかくなんで、ちょっと動きのついたのを描きたいと思います!
では、よろしければまた♪

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