見出し画像

2018.12.1日記「バイノーラルカタン」

朝:お酒とおつまみを食べた(写真撮り忘れ)

昼:魚介豚骨ラーメン

夜:家系ラーメン(写真撮り忘れ)

この日は7時に起床して、幼なじみのS君と森キャベツ先生(@morikyabetsu )の家に向かう。私はこの二人と結構よく遊んでいる。やっていることは主にボードゲームで、この日も例に漏れずに森キャベツ先生の家にお邪魔し、カタン、ドミニオン、ゲシェンクで遊ぶ。

森キャベツ先生は異様なほどカタンが強く、私は一度も勝ったことがない。S君も結構強いので、たいていどちらかが勝ってしまう。

私はそれほど勝負事の勝敗に熱心になることは無いのだけど、流石に一度も勝てないとなると話は別だ。ここまで来ると「どういう構造で私は負けているのだ!?」と好奇心が湧いてくる。そんなこんなで定石を経験から学ぶためにアプリとかでこっそり練習をする日々を送っていた。

ーーー以下、カタンについての詳細内容になります。ある程度専門用語が出ますのでカタンに興味のない人は飛ばして下さいーーー

取り敢えず私が経験から学んだのは、初期配置で方向性を決定することである。木材+レンガを使って道を繋げていく「道ルート」か、鉱石+麦で都市化を狙っていく「都市化ルート」か、どちらかを選ぶのがよいと感じた。上の数字がよいからと言って木材+麦なんて組み合わせを抑えてしまうと動くことが出来なくなってしまう。木材レンガ、鉱石麦、どちらかの組み合わせがいいのか、配置から総合的に判断する必要がある。

その際に重要になってくるのが資源の上にある数字である。5,6,8,9の数字がある資源は出る確率の高い資源なので、その資源は飽和することになる。逆に2,3,11,12といった出にくい数字しかない資源は交換で手に入れるしかなくなる。

そして方向性を決定するに当たって何よりも重要なのは「出にくい数字しかない資源」である。この資源は初期必ず不足するので、その方向性を選ぶと動けなくなってしまうのだ。木材・レンガ・鉱石・麦の中で出にくい目しかない資源を探し、その資源が必要な方向性には進まないようにするのが良い。

なので出にくい目に鉱石麦のいずれかがあった場合は道ルートに進むことになり、その際は鉱石などは交易で得ることになる。道ルートの場合はどの港を選ぶのかも重要である。初期配置で余剰しそうな特定資源をおさえている場合、特定資源を2→1で交換出来る港があったら2つめはその付近で良さそうな配置を探す。2→1港があまりにも渋い場合は3→1港でもいいから、早い段階でその港を目指すようにする。

逆に都市化ルートの場合港豊富な資源量で4→1交換が結構出来てしまうので、案外港は後回しにしても大丈夫だったりする。

私はCPUと30戦ほど戦い、このような定石を編み出した。浅はかな定石かもしれないけど自力でこの定石までたどりついたことを褒めて欲しい。攻略情報などは一切見ていない。ボードゲームはあれこれ工夫しながら自力でゲームの定石を見つけることが面白いと思う。

ーーー詳細内容おわりーーー

そして何とこの日、私は初めてカタンでふたりに勝つことができたのだ!正直かなり嬉しく、思わずガッツポーズをしてしまった。

ドミニオン、ゲシェンクも面白く、それぞれ私は自分なりに戦略を考えているのだけどこっちについてはまた今度。

その後ラーメンを食べたり、今度大阪旅行とかキャンプ、BBQをやろうみたいな話をする。とりあえず1月、真冬におっさん三人でBBQをすることになった。なんだその地獄みたいなイベントは。

森キャベツ先生の家で遊ぶマカロンちゃん

そんなこんなで3時頃に解散する。なんでそんなに早く解散したかというと、私が4時くらいから収録に行く用事があったからである。結構バタバタした一日だ。

ここらへんの日記で原稿を書いていたお仕事だけど、音声収録もあるというので同行させてもらえることになった。

音声の収録に行くは2回目になる。以前自著がコミカライズされた時に特典映像の音声収録のため同行させて貰ったことがあるのだ。

声優さんに自分の書いた原稿を読み上げてもらうのは中々ない事だ。当時、結構嬉しかったのを覚えている。今回も同様に書いた原稿を読み上げていただいた。しかも今回はなんとバイノーラル音声でだ。

バイノーラル音声の収録音声はヘッドフォンで聴くのだけど、収録の最中ずっと耳元で囁きかけられている感じでむずがゆく、何だかゾクゾクする。楽しいけどくすぐったさの方が勝る感じ。

あとバイノーラル音声を収録するマイクが人間の顔の形になっているのが個人的に面白かった。なんでも耳の形を再現するのが重要であるとのことだけど詳しくは分からない。購入したらウン百万円するらしい。こわい。

声優さんの演技をただ観客のように聞いていたら先方に「何か言ってもいいんですよ」と言われたのだけど、私は本当に素晴らしい以外の感想が無かったので慌ててしまった。

こういう時なんかそれっぽいダメ出しをできればいいのだけど、まったくうまくできない。自著コミカライズの収録の時も「とてもいいな〜」とずっと思っていたら終わっていたくらいだ。私は原稿が手を離れてしまったらもうそこで「私の仕事は終わり。あとは皆にまかせます」と思ってしまうフシがあるようだ。よく言えば聞き分けが良く、悪く言えば拘りが無いと言える。

バイノーラル音声の収録をするマカロンちゃん

その後、収録が終わり先方と一緒にラーメンを食べて帰る。なんかラーメンばっかり食べてるな私は。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?