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過去への愛着を断ち切り未来を起点に今を作ろう

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【軟水のたそがれ】
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毎週日曜日の夜に更新しています!

※今回は日曜にスマホが壊れてしまって、メンタルずーんだったので更新が遅れました!いつも見て頂き感謝します!!

新たな1週間が始まる前に、何か大切なことに気がつくキッカケになれば嬉しいなと思っています(*^^*)

水はその存在が当たり前すぎて、なかなか価値に気づくことができない。

だけど、間違いなく恵みを与えている。

僕の言葉が水のように染み渡るように、思想をやわらかくお伝えしていきます。

・・・本日取り上げるツイートは⇓コチラ!

さっそく深堀っていきましょー!

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本日、スマホを新しく買い換えた

再起動が延々と止まらなくなり、修理に出すか購入するか、選択を迫られたのだ

スマホが使えなくなった時間は1日ちょっとだったけれど、その間、僕の心はとてもソワソワしていた

ただ、案外スマホがなくても生きていけることに気づいたし、SNSへ常時接続できないことに、苦悩を感じることもなかった

これが、日常を見直す良いキッカケにもなった

・・・それでも、スマホが手元にないことでソワソワが止まらなかったのはきっと、スマホに対してある種の『愛着』を感じていたからだろう

2年近く毎日触り続けている電子機器だし、あれだけ僕の手に馴染んでいるものはない

片手にスッポリと収まるあのサイズ感がたまらなく好きだった

そして何よりもあのスマホは、僕の「頭の一部」にもなっていたのだ

僕は思いついたことをすぐに忘れてしまうので、スマホのメモ帳に大量のメモを残している

それを整理する際に手書きのノートも使うけれど、思いついた時にすぐに書いておかないと、また別のアイデアが浮かんで忘れてしまう

だからこそ、僕にはスマホのメモが必要だった

・・・そのデータの一部が無くなってしまったことと、スマホが使えない間は、アイデアを手軽に記録することができないこと

それらに対する寂しさや不安な気持ちが、ソワソワの根源だったのだろう

また手軽に写真を撮ることができないということも、ソワソワを増長させた

僕はこの7,8ヶ月で風景の写真を撮ることに目覚め、「この一瞬を見逃したらいけない!」という瞬間と向き合ってきた

太陽と雲があの角度で重なる瞬間はその一瞬だけだし、天気の移り変わりは本当に速い

それらを撮り逃がしてしまって、後悔することを僕は恐れていたのだ

・・・さて!

その時々で思い浮かんだアイデアや移り変わっていく風景は、過ぎ去ってしまえば、過去になる

そういった過去を文字や写真のデータとして残しておくのは、その過去があまりにも素晴らしかったから、思い入れが強いものだったからという理由もあるだろう

そして、例えば子どもの運動会などを記録しておくのは、誰かに見せたい!という理由や、これから先もその思い出に浸り続けたいと、いう理由もあるかもしれない

記録しておくことで、その過去は「変わらぬ過去」として思い出に残っていく

『自分にとって良い過去』を、変わらぬ形で残しておくことで、今の自分を肯定することができる

・・・その一方で、『自分にとって悪い過去』を記録しておくこと、そしてその一瞬一瞬を感じきることも、大切だと僕は思う

過去が未来を作っていくことへの一助になることはあっても、未来を作るのは、今の自分だ

そして今の自分の行動が明るい未来を築けば、『自分にとって悪かった過去』を、自分で良いものに変えていくこともできる

過去が今を作って、今が未来を作っていくのだけれど、人はどうしても「過去が未来を作る」と思ってしまう

それはきっと、過ぎ去っていったその一瞬一瞬を置き去りにしてしまっているからだ

・・・僕は今、新しいスマホを手にして、明るい未来を思い描いている

正直スマホを買い換えたばかりの今は、設定がめんどくさいしやるべきことがたまっていて、「スマホが壊れた過去」が良かったものだとは思えない

ムダに思える出費も痛いし、昨日の夜は何もやる気がしなかったし、今までにスマホをぞんざいに扱ってきた過去の自分を後悔した

・・・こうした『僕にとって悪い過去』は、今後の僕がどう振る舞い、未来を明るくしていくかによって、その過去すらも良かったものだと思えていくかもしれない

それはつまり、「未来が過去を変えることもできる」ということ

一瞬一瞬で過ぎ去っていくことを置き去りにしていると、その過去が今と繋がっているということを実感する暇がない

だからこそ、「過去が未来を作る」としか思えない

それだと、もし暗い未来がやってきた時に、自分の過去も悪いものだったと悲観したり否定するしかなくなってしまう

・・・未来を考えるにも、過去を考えるにも、いずれにせよそ大切なのは”今”だ

今を作っているのは過去だし、未来を起点にして今を明るく変えていけば、未来は明るくなる

そうすれば、過去もますます明るく彩られていくだろう

こういった好循環を生むためにも、一瞬一瞬を感じきり、積み重ねていくことを大切にしたい

・・・人は愛着を覚えた人やモノに安心感を抱く

ただし、過去に愛着していると、これから訪れるであろう苦しみや執着心から逃れられない

『愛着』には、この世界を生き抜くため、安心できるベース基地となるような力がある

子どもが母親に対して愛着し、安心感を抱くように

そうして「愛着した過去」は間違いなく今の自分にとって必要だったのだけれど、そこから脱しないと、より自由な未来を作ることはできない

過去への愛着に執着していると、自分で自分を縛り続けてしまう

だからこそ過去を一瞬一瞬感じきり、淡麗な姿勢でそれらを脱ぎ捨て、未来を起点に今を生きていく

過ぎ去った思い出に執着せず、ただただ感じることで、過去に感謝し今の自分を肯定することもできる

『愛着』は仏教では煩悩の1つとされていて、気に入った対象に執着することで苦しみの原因を生み出すものとされています。

また発達心理学の面でいうと、子どもの発育において『愛着形成』はとても大切で、その愛着対象となるのは多くの場合母親です。

子どもは愛着を通じて母を心の拠り所にし、その安心感をベースにして他者や知らない社会(学校とかね)と関わりを持ちます。

最初は母から離れなかった子どもも、いずれ成長して愛着を必要としなくなるくらい自立してくる。

根っことしての愛着があり、その対象が『安全基地』として機能していたからこそ、その愛着に執着せず自立しようとする姿勢が大切なのですね。

・・・スマホが故障しただけでこれだけ話が広がるのだから、過去を感じきることって大切だなぁと改めて思いました(^_^;)

読んで頂きありがとうございました(*^^*)

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