なめらかに感性を混じり合わせる
最近は、大好きなお酒をあまり飲まなくなってきた
たまに親と飲む時に付き合うくらいで、一度に飲む量もそれほど多くはない
(ちなみに日本酒が大好き)
僕が今までお酒を飲まずにいられなかったのは、それこそアルコールの中毒性に呑まれていた部分もあるはず
しかし何よりも、お酒が人とのコミュニケーションを滑らかにしてくれるものだから、欲していたんだと思う
一方で、「お酒を飲まないと本音を語れない」という状態は、正直あまりよろしくないと思っている
昔からきっと、たとえお酒がなくたって本音を語ることはできていたはずなんだけれど、お酒の旨みに甘えて、酔いが回った時のテンションに頼りきっていたところもあるなぁと、反省
今は週に3日ほど「オンラインスナック」を開いているのだけれど、その時は、なぜかお酒を飲みたくならない
お酒でテンションを上げて交流するよりも、もっともっと深く沁み込むような交流を求めているからかな?とも思う
リアルな酒場で酒を酌み交わす時の、あの「人の活気で醸された雰囲気」をオンラインで代替するのは難しい
色んな居酒屋の内も外も見てきたけれど、カウンター席の雰囲気を見れば、そのお店が繁盛しているかどうかが分かる
そのくらい「空気」が与える影響は大きいんだ
お酒の有無は、その雰囲気を醸成するための十分条件でしかない
だからこそ僕は、それをオンラインで表現しようとして、スナック『からさわぎ』の運営に挑戦している
僕がやっているというよりも、来てくれる人たちのおかげで、少しずつお店の雰囲気が醸し出されているんよね
・・・そして、「コミュニケーションの手段」としてのお酒も好きだけれど、『己の時を醸すため』のお酒も、僕は好きだ
なんてカッコつけた表現をしてみたけれど、、、
それは例えば、孤独のグルメ的に、1人メシを楽しんでいる時間みたいにさ?
酒の旨みを味わいながら、自らの感性を、、、時に淡麗に、時に濃醇に感じる時間のこと
僕は若い頃から、居酒屋やスナックやバーに1人で行っちゃうようなタイプ
なんだか落ち着いてる雰囲気を醸し出して、1人自分に酔っているような楽しみ方をするのが好きなんだ
(カッコつけたい・・・)
1人でお酒を飲んでいると、色んなアイデアが頭に浮かんだり、思い出を反芻して、自分の感性に没入してしまう
その時間が僕の心を潤していたんだけれど、今はその時間をあまり欲していないんよね
それはきっと、、、
自分の感性に酔うよりも、誰かの感性の中に染み渡りたいという気持ちが、今は強いからだと思う
以前は、共感してもらえなくてもいいから自分の感性を1人でしっとりと感じていたい
・・・というおもいだった
けれど、今ではさ?
自分の感性に心から共感してもらって、相手の中に染み渡った時に、そこで生まれる「私たちの感性」を共に感じたい、、、というイメージなんよね
今の僕は、主に写真という表現を通じて、それを実践しようとしている最中だ
お酒を酌み交わしながらの、楽しい会話が生み出すコミュニケーションも好きだけれど
今は「お互いの感性を混じり合わせる」というコミュニケーションに、夢中なんよね
・・・さてさて
このnoteを書いてる今も、僕はお酒を全く飲んでいない
お酒を飲まずとも、こうして自分に酔えるようになるなんて、、、
回りに居てくれる人が醸し出す温かな空気と共に、人生観がしっとりと発酵してきたのかもしれないね
僕の感性が、あなたの心へ染み渡り、これからも共に感じることができれば幸いです
・・・今週も読んで頂きありがとうございます(*^^*)
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【軟水のたそがれ】
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このnoteは筆者のツイートを深堀りするエッセイです。
※毎週日曜日の夜に更新!
新たな1週間が始まる前に、何か大切なことに気がつくキッカケになれば嬉しいなと思っています!
水はあらゆる流れに身を投じることができるし
自ら流れを作ることもできる
世の中の動きに流されるのではなく
「主体的に流れること」を大切にしたい
そんなおもいを込めています
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