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やっぱりあきらめられなくて

つい先日も書いたのですが、私は、憲法改正に反対の立場で、そこは絶対に譲れないところです

なので今回の選挙、もちろん物価高対策なども気になりますが、私の中では憲法改正が最大の争点です。
そこを重視するのは今回に限ったことではなく、憲法改正が現実味を帯びてきた安倍政権時代からなので、当然、私の一票はこれまで報われたことがありません。

そんなわけで、毎回、「なんでこうなるかなあ!?」と、選挙後は腹が立ってしょうがない。けれど…野党よりは自民党の方がマシだからという気持ち、分からなくもないんですよね。だって、野党にも大切な一票を投じたくなるような政党ないですもん。野党だか与党だかわけわからない政党もありますしね。

小泉元総理がいろいろ「ぶっ壊す!」前の自民党だったら、こんなことになっていただろうか?…と、言ってもしょうがないことまで考え始めてしまうくらい、正直、どの政党にも魅力を感じません(魅力を感じる議員の方はいます)。
消去法を用いるしかないから、悩みます。すごく悩む。しかし…消去法ほど悲しいことはありませんね。いってみれば、未来を描けないってことですから。だから、これだけを頼りに考える。

『立憲主義を破壊して、人権や自由を奪うような改憲だけはダメ』

つい、暗いことばかり言ってしまいますが、これだけでも守ることができれば、ひょっとしたら未来につながるかもしれないとは思っています。

しっかり読み込めているわけではありませんが、自民党の憲法改正草案、さらっと見るだけでも怖いですよね。個別の条文もさることながら、立憲主義そのものを否定するような感じが。さすがに、憲法解釈の変更を勝手にできるような人たちが集う党です。
これだけ見ても↓ちょっと異常すぎやしませんか…?

第百二条
全て国民は、この憲法を尊重しなければならない。
2 国会議員、国務大臣、裁判官その他の公務員は、この憲法を擁護する義務を負う。

自民党 日本国憲法改正草案 第百二条

これを新設した理由がこれ↓

Q45     国民の憲法尊重義務を規定したのは、なぜですか?
<答え>
憲法の制定権者たる国民も憲法を尊重すべきことは当然であることから、102 条 1 項を新設し、「全て国民は、この憲法を尊重しなければならない。」と規定しました。
これについては、「国民は、『遵守義務』でいいのではないか。」という意見もありましたが、憲法も法であり、遵守するのは余りに当然のことであって、憲法に規定を置く以上、一歩進めて憲法尊重義務を規定したものです。なお、その内容は、「憲法の規定に敬意を払い、その実現に努力する。」といったことです。
この規定は、飽くまで訓示規定であり、具体的な効果があるわけではありません。
なお、公務員に関しては、同条 2 項で憲法擁護義務を定め、国民の憲法尊重義務とは 区別しています。すなわち、公務員の場合は、国民としての憲法尊重義務に加えて、「憲法擁護義務」、すなわち、「憲法の規定が守られない事態に対して、積極的に対抗する義務」も求めています。

自民党 日本国憲法改正草案Q&A 増補版より

ちなみに現憲法はこうです。

〔憲法尊重擁護の義務〕
第九十九条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。

日本国憲法 第九十九条

一応、立憲主義について。

*****

できることなら、今すぐにでも日本を脱出したいと思うくらい、この国が本当に嫌いです。でもね…

やっぱり、自分の生まれ育った国のこと、あきらめられないんですよ。

もうすでに、「この国に生まれてよかった」と思えていた頃の国ではなくなってきているけれど・・・
今以上に加速度的におかしくなっていくのか、それとも、なんとか崖っぷちでとどまれるのか、この選挙にかかっていると思うんです。本当に本当にこの選挙が最後のチャンスだと思うんです。


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