相手の立場に立って

「相手の立場に立って考えましょう」

学校でも職場でも、言われたことのない人はいないんじゃないでしょうか。

でも。相手の立場に立つって事を深く考えたことって今までありませんでした。

1.男は火星人、女は金星人

恋人だろうと夫婦だろうと、別々の人間です。親子だって兄弟だって別の人です。

「そもそも別の人間だ」という前提を、僕らはついつい忘れてしまいます。

男と女は別の惑星からやってきた、と心理学者のジョン・グレイは言っています。そのくらい隔たった存在だと認識してコミュニケーションを取りましょう、と。

2.何を考慮するか

「相手の立場」ってそもそもなんでしょう。

・遺伝的要素
・両親との関係
・兄弟との関係
・親戚関係
・幼い頃の体験、習い事、受験、友人、恋愛、教師
・育った地域、就職した会社の風土
・読んだ本、映画、メディア

全て人の考え方に影響を及ぼします。そして重要なのは、これら全てを認識することはできない、ということ。

自分の今の考え方が何によって形成されたのか、なんて、自分を深く見つめた経験のある人だって分かりません。

まして他人のことなら尚更。

3.共感するにはどうすれば良いか

だから仕方ない。

と諦めるのは簡単です。でもそれじゃあ何も進展しない。

相手の立場に立つ、とは、相手の置かれた状況や歩んできた道のりを理解し、想像力を働かせること。

相手を観察し、知ろうとすること。

その上で「自分が同じ立場だったらどう考えるか」に思いを巡らせること。


全ては他人に興味を持つことから始まる。
最近そう考えるようになりました。

大事な人と喧嘩した時だけ「相手の立場に立つ」ことはできない。なぜなら、それは一種のスキルだから。

練習しないと上手くならない、ってことにようやく気がつきました。

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