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一番わかりやすいのが「怒り」

若い頃、合気道を習ったことがある。生前の植芝盛平先生を知っている世代だから、私が習った当時、私の師匠はお爺さん先生でした。
160cmくらいで、居合いもされるから木刀の素振りが綺麗だし、切先のスピードが早くて音もしてました。

警察の道場で柔道を教えている、同世代の柔道家がもうしんどいと話してると聞かせてくれていました。たしかに還暦過ぎて強さを保ち易いのは、合気道かもしれない。

居合の他に杖術も太極拳もやっている方なので、例えば合気道と太極拳の類似点を話してくれたり、合気道の投げを単純化して木刀で再現して見せるなど、柔軟な先生でした。

空手家の道場破りが来た話もあったな。ずいぶん殴られたけど、倒したそうです。懐かしい。(空手家さん、なぜ合気道の道場へ……)

合気道は関節技をかけてるから自ら飛んで投げられないと痛いし、相手の重心を意識するし、相手が力を出しにくい姿勢に持っていくから、よく出来てると思っています。あ、怪我して辞めてるので、段とか持っておりません。

格闘技や武道と暴力は違うね、ということが言いたくて話しました。

真剣に話すのと、声を荒げて強い口調で話すのは異なる。

感情豊かなことと、機嫌の悪さで周囲をコントロールすることも違う。


アンガーマネジメントを学びますよね。
外に出さないレベル、6秒で理性が戻るから深呼吸して待てって段階を進んで、
内面の怒りを0に出来たら、第二段階。

アンガーマネジメントって、これだけなんでしょうか? せっかく、努力して学んだのに。
アンガーマネジメントは、客観視の強化と拡張だと思う。

私は転用して嫉妬・羨ましさを消してしまいました。私の人生には不要なので。

自分の中を静かにするのに、一番わかりやすいのが怒り、次が嫉妬・妬みだから、自分の内面を静かにするための第一歩がアンガーマネジメントだと思う。始まり。スタートライン。

アンガーマネジメントで獲得した「強化・拡張」された客観視というフレームワークは、自己管理というより自己の統治をする際に、柔軟に転用出来ると思います。

自分も心も捉え所がないから、一番分かりやすいのは怒りだと思うのです。


なんだろうな。
声を荒げても誰にも聞いてもらえない人もいれば、静かに話しても他者に聴いて貰える人がいますね。怒気や強さを外に出す必要がないくらい、強くありたい。

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