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教育ログ17人目(公立・現役→京大総人)

0.今回の教育答え合わせさん

→公立高校から京都大学総合人間学部に合格されたMomoさん。今改めてご自身の教育を振り返った結果はこちら!

「「第一志望の大学にスムーズに無駄なく合格できた場合を100点として採点しました。高校受験、大学受験ともに勉強を始めると割と簡単に成績が上がって最終的に模試A判定まで到達できて受験自体は正直楽しんでいたので、スムーズという観点では100点に近いかもしれません。ただ、小学校・中学校の授業時間をかなり無駄に過ごしたので少し減点しました。」と語るMomoさんの教育答え合わせに迫ります!


1.回答者略歴


Q:お名前を教えて下さい。
→Momo

Q:年代を教えて下さい。
→30代

Q:現在のご職業は?
→大手企業総合職

Q:ご自身の幼少期のキャラクターについて教えて下さい。
→知りたがりでよく「これってどういう意味?」と聞いていました。後は、こうしたいと思ったら譲らない頑固なところもありました。
 
Q:ご自身の性格について、以下の観点でお答えください。

Q:最終学歴を教えて下さい。
→京都大学総合人間学部→修士
 
Q:そこまでのルートを教えて下さい。
→→公立小・中学校→(高校受験)→関西公立進学校→(現役)

Q:大学合格時点での学習能力の自己採点をお願いします。

※各5点満点の6要素で15点以上となるよう配分をお願いしています。

Q:ご自身の各学習能力に関してどう考えていますか?

Q:ご自身の各学習能力に関してどう考えていますか?
→要領はいいと思います。
新しく学習したことの飲み込みの速さを褒められることが多かったです。自走するタイプですがやる気にムラがあり、普段からコツコツ積み上げるような勉強の仕方はできませんでした。

受験期になってやる気スイッチが入ると、どの教科もそれほど苦手意識なく取り組めたのでストレスにはあまり感じてなかったです。そういう意味で勉強への耐性はあるのかも。

また項目にはありませんが幼少期から集中力がかなりあったようです。
 
Q:教育の得点配分を教えて下さい。

Q:得点配分の意図を教えて下さい。
→→自分の場合は、両親が勉強を強制せずにフラットでいたことと、学ぶ環境は整えてくれたことがその後の学力に大きく影響したと考えているので、保護者のスタンスや幼少期の経験の重要度は高いと思います。

また、振り返ると自分の場合は高校受験が転機になっていたので少し高めに配分していますが、ちょっと特殊な例かもしれません。

あとはやはり高校時代の教育環境は大学進学に直結しているので配分は高めで、学びの質という点だけでなく適度な競争や受験に一緒に取り組める友人といったことが大事だったと感じます。


2.保護者の教育スタンス(配点35点)

Q:ご家族の最終学歴について教えて下さい。
→父:高卒、母:短大卒

Q:保護者の教育方針はどのようなものでしたか?
→両親ともにそれほど勉強に重きを置いておらず、「学校は友達を作るところ。毎日健康で楽しく通えればそれでよし。」というスタンスでした。
むしろ勉強するよりも、人との交流や経験を大事にして欲しいと考えていたようです。勉強しなさいと言われたことはほとんどありません。
 
とはいえ母親は、読書は教育に良いと思っており、話題になっているファンタジー小説などを購入して読むように勧めてきたり、科学系の児童書を本棚にそろえておいたり、私が興味を持った本はすぐに買い与えてくれるなどしてじわじわ推奨していました。
 
基本的に私が興味を持ったものや選択したことについて否定されることはなく、応援してくれました。社会人になるまで金銭的な理由で何かを断念するようなこともなかったので、親になった今そのありがたみを感じています。進路や勉強法について口出しされることもほぼなかったです。
 
Q:その教育方針はご自身の学業にどう影響したと思いますか?
→勉強に対して抵抗やプレッシャーを一切感じずに済み、知的好奇心や自分で決めた目標のために自律的に勉強に臨むというスタンスになりました。

Q:ご両親は学業に関してどんな接し方でしたか?
→テストの成績が悪くても怒られることがない代わりに、すごく良くても過剰に褒められたり何かご褒美がもらえたりするようなことはありませんでした。

また、小・中学生のときは学校や公文、塾の宿題をほとんどやらない子供でしたが、時折やらなくていいのかと言われることはあっても叱られることはなかったです。

中学までは授業内容も簡単でしたし、「やらなくてもできるからやらない」と言っていて、親も一応納得していたようでした。
というのも中学の塾の保護者面談で、私が宿題をしないことについて指摘されたようなのですが、母親は「うちの子は自分がやりたい科目しか宿題をやらないようなので、どうしようもないですね」と答えたというエピソードがあります。「お母さん返答に困っちゃったわ」と言って笑い話として聞いた記憶があります。

Q:今振り返って学業につながった、家庭内の文化や習慣があれば教えて下さい。
読書についてはゆるく推奨されており、ファンタジー小説や科学系の児童書などが本棚に取り揃えられており、さらに私が興味を持った本は無条件で買い与えられていました。

また、父親と一緒にズンビーニという論理パズルゲームをPCでやっていました。大人でも結構頭を使う内容なので、そこで論理的思考が鍛えられたかもしれません。

あとは学業につながったかはわかりませんが、幼少期に博物館やエジプト展などに連れていかれることが割と多かったように思います。

Q:ご両親の教育スタンスについての小計を教えて下さい。

→親が学歴を重視していないのでプレッシャーもなく、どこまで意図的だったのかわかりませんが、結果的にかなり自由にのびのびとさせてもらったのが自分には合っていたと思います。

また3歳ごろから公文には通わされており、ゆるく勉強をする環境は用意されていました。公文では学習スピードが速かったようで、先生からも勉強ができる子なのでは?と期待を持たれていたようなのですが、その後停滞した際にも両親は変に焦ったりせず見守ってくれたのもよかったと思います。

とはいえ親が勉強していないため、親から勉強の仕方を教えてもらったり、親が何か勉強している姿を見て感化されたりといった機会がなかったので1点だけマイナスしました。

ただ学習環境はある程度用意しつつ、ここまで一切干渉せず管理しないという姿勢は、なかなか親が高学歴だと難しいのではないかとも思います。


3.~小学校時代※小学受験含む(配点15点)

Q:小学受験はしましたか?
→していません。まったく頭になかったと思います。

Q:小学校の頃の学業成績について教えて下さい。(全6レベル)

→3歳から公文に通っており算数と国語は先取りしていたため、授業は問題なくついていけました。ただし公文でも学校でも宿題をほとんどやらず、テスト勉強もあまりしていなかったため、特段勉強ができるキャラではありませんでした。

Q:小学生当時の勉強への意識はどのようなものでしたか?
→勉強へのモチベーションはほとんどありませんでした。算数の宿題はいつも授業の前に隣の席の子の回答を写させてもらっていました。漢字テストもほとんど勉強せずに望んでいたため悪い点数を取ることもままありましたが、特に気にしていませんでした。

Q:小学校の教育環境についてはどう考えていますか?
→普通の公立の小学校で、荒れたりはしておらずのびのびしていたと思います。同じ学年から中学受験をする人は5人もいなかったです。

Q:毎日どれくらい勉強していましたか?

→毎日計算ドリルと漢字の書き取りの宿題が出ていましたが、漢字の書き取りだけは家でやっていました。

4年生の時に公文の先生の勧めで1年だけ中学受験の塾に通うことになり、その時は毎日塾の宿題に追われていました。(先生が怖くてさぼれなかった)

Q:小学校まで習い事は何をやっていましたか?

Q:学習貢献度の高い習い事について、始めたきっかけを教えて下さい。
→■公文
物心つく前から近所の子と一緒に通っていました。親としては暇つぶし&少しでも勉強になれば程度の気持ちだったと思います。
 
■進学塾
3年生の時に公文で6年生の学習内容まで終了したので、公文の先生の勧めで4年生から進学塾に通い始めました。その際に先生や両親は中学受験も視野に入れていたと思いますが、私は通ってしばらくするまで中学受験のための塾であることは知らず漠然と公文の代わりに行くところだと思っていました。
1年間通いましたが、そもそも自分としては中学受験をするつもりもなく(友達と離れたくない)、宿題の多さや厳しい先生に嫌気がさして自分から辞めたいと言ってやめました。
 
■ECC
塾をやめて時間ができたからという理由で親が勧めてきて、自分も興味を持ったので通っていました。

Q:習い事についての振り返りをお願いします。
→公文で先取り学習できていたので、学校の授業でつまずくことはありませんでした。

また、ECCに通ったことで英語が好きになったのは良かったと思います。学習塾ではまったりした公立小学校以外の世界を知ることで刺激になったのと、学校の授業だけを受けていた場合よりは思考力がついたと思います。

その一方で強制的に勉強させられることがトラウマになり、その反動で塾を辞めてからはますます学校の授業を聞かず、宿題をやらないといった状況になりました。

授業中はもっぱら友達との交換ノートを書いたりしていました。特に社会科が嫌いになってしまい、マイナス面も大きかったということで総合するとプラマイゼロかなと思います。

Q:今振り返ってやればよかったと思う習い事は?
→特にありません。

Q:小学校までの読書について教えて下さい。
→学校で毎週図書の時間があり、児童向けの軽めの本を借りて読んでいたほかに、家でもファンタジー小説を中心に割と読んでいた方だと思います。
小学2年生くらいでわからない言葉を親に聞いたりしながらハリーポッターを読んでいました。

母曰く、小さいころからまだ習っていない漢字を前後の文脈で推測して読んだりしていたようです。読書によって読解力、語彙力、集中力などが鍛えられたのかと思います。大学入試でも現代文はもいつも割と高得点でした。

Q:当時熱中していたことは何ですか?それは学業にどう影響しましたか?→読書もしていましたが、外で遊ぶことやポケモンなどのゲームも好きでした。学校が終わったらそのまま夕方までグラウンドでバスケットボールをして、帰ったらゲームをするという生活でした。

小学校入学前は論理パズルゲームをやっていましたが、それ以降は学校で流行っていたゲームをしていて特に頭を使うことはなかったので学業にはそれほどプラスにはなっていなかったと思います。

Q:小学校時に学習・進学などで記憶に残る言葉はありますか?
→先生からよく、「(勉強を)やったらできるのに何でやらないの」と言われていました。自分としてもやったらある程度はできると思っていたので「めんどくさい~」と言って茶化していました。

Q:小学生時代の教育環境の小計を教えて下さい。

→読書の習慣によって読解力や集中力など学力の基礎となる部分が養われた時期で、この点はその後の学力に影響したと思います。

進学塾での経験は印象深いものでしたが、そこで勉強した内容よりも自分の意思で辞めたという体験の方が、その後の進路選択にとって意味があったようにも思います。

この時期は勉強しないというのが私にとっての正解だったような気がしました。とはいえ小学校での授業時間はかなり持て余していたので少し減点しました。

4.中学時代※中学受験含む(配点25点)

Q:私立の中学受験は考えましたか?
→両親は進学塾に通わせた時点で考えていたともいますが、私は全く考えていませんでした。

Q:中学行時代の学業成績について教えて下さい(全7レベル)

→2年生まではそこそこの成績でしたが、3年生になってやる気を出してから一気に成績が上がりました。近畿圏の公立高校受験者が受ける五木模試で突然20番ぐらいになって冊子に名前が載ったので、自分も周囲も驚いていました。

Q:中学生当時の勉強への意識はどのようなものでしたか?
→2年生の終わりまではそこそこ出来ていればいいやと思っていました。

学校の授業はほとんど聞かずにいましたが、英数理は塾に通っていたため特に困らず、社会科はテスト前に一夜漬けして凌いでいました。2年生の終わりに仲良しの友達と学区内で一番レベルの高い高校に一緒に行こうと決めたことで、一気に勉強への意識が高まりました。

進学先を決めた理由はその友人のお兄さんが通っていて、話を聞く限り荒れてなくて過ごしやすそうだといった理由だったかと思います。中学は少々荒れており、幼稚な子も多いなと思っていたので…
その友人はその時点では私よりもテストの成績もよく、内申も良かったので自分も頑張らねばと思いました。

Q:中学校の教育環境についてはどう考えていますか?
→→別の小学校の子と混ざって小学校の時よりも荒れていました。一生懸命な先生もいましたが先生の質にはムラがあり、そもそも標準的な理解力の子に合わせた進度で授業が進むということもあって教育の質が高いというわけではなかったです。

Q:毎日どれくらい勉強していましたか?

1年生の時から塾に週2回(英・数・理)通っていましたが、塾の授業時間を除いています。基本的には塾の授業中に集中して理解して、家では学校や塾の宿題はほぼやっていなかったので通常時の家での学習時間はほとんど0に近いです。

英語は好きだったので塾の宿題をやっていました。
テスト前も部活がない分漫画を読んだりしていて、勉強時間はほとんど社会のテスト範囲の暗記だけに費やしていました。

Q:中学校時の習い事について何をやっていましたか?

Q:それぞれの習い事について学習能力への影響を教えて下さい。
→学習能力に影響したというよりは、そもそも普段唯一勉強していたのが塾の授業中だけだったので行っていてよかったと思います。1年の時から通っていた塾は物足りなかったので3年生になって危機感を持ち、夏休みくらいに自分の意思で塾を変えました。

Q:個人差(もしくは同じ個体でもタイミングによるモチベーション差)による、塾のよし悪しについての分析をお願いできますでしょうか?こういう子はこんな感じの塾が効果的、こういう塾はこういう子なら効果を最大化できる、など
その塾では個別対応をしてくれて、授業前後に自習コーナーで数学の問題を解くためのテクニックや解法を大量に教えてもらっていました。結果的に塾の授業の先取りになり、授業中に出された問題もすぐに解いてしまうので私用の問題を追加で出してもらったりもしていました。

その塾が自分に合っていたようで勉強も楽しくなり一気に成績が上がりました。やる気が全開の時に、そのモチベーションを全力で受け止めてくれる学習環境があって良かったです。

塾選びに関していうと、超大手の塾だとこういった個別対応も難しいのかなと思うので、自律的に動くタイプでモチベーションが高い状態あれば、ベテランの先生がいてある程度個別でフォローしてくれるような中規模の塾も効果的かなと思います。

真面目にこつこつタイプや受動的な子であれば、ここまで塾講師を“使い倒す”こともないでしょうし、大手の塾で競争にさらされる方が成績は上がりそうな気がします。

Q:中学時代に学習・進学などで記憶に残る言葉はありますか?
→公立のトップ高を受験するので内申が大事だったのですが、数学の内申が最後の最後で5から4に下がっており、先生に抗議したら「お前は当日点を取ればいいから譲れ」と(いうニュアンスのことを)言われたことです。
3年の時は授業態度も良くして学力テストで毎回1位だったので納得がいきませんでした。

Q:中学校時代の教育を振り返ってどう評価しますか?

中学2年生まではやる気のない子供でしたが、高校受験を通して自分で目標を設定してそれに向かって努力するという経験ができたのは良かったと思います。

努力して結果も出たので自信がついて、「やればできる」と思えるようになったのも良かったです。そのときから色んなことへの取り組み姿勢が変わって、その後の大学受験、大学での研究や資格取得、仕事などは結構意欲的に取り組めているので自分の人生にとって大きな転換期だったと言えます。

あとは問題が解けるようになる面白さや他の人と競争する楽しさみたいなものも知ることができたので、高校での勉強漬け生活に向けての布石になったのではと思います。


5.高校時代※高校受験含む(配点25点)

Q:私立の高校受験は考えましたか?
→滑り止めで1校受けましたが、積極的に私立に行くつもりはありませんでした。

Q:高校時代の学業成績について教えて下さい(全7レベル)

→おおむね中学の時と同じような推移をたどっています。

通学時間が長く、1年時には部活もやっていたので授業についていくのもやっとでした。1年の時は数学が苦手であまり良い点数が取れず、その他は一応平均よりは上の点数だったかなと思います。

体力的にきつかったので2年生で部活を辞めて、代わりに塾に行きだしてから徐々に成績が上がりました。特に数学ができるようになったのが、全体の順位を押し上げたと思います。

その後3年時にはなぜか学年1~2番まで上がりました。ただし学力テストのみで定期テストは10番代くらいでした。定期テストは範囲が決まっているのでまじめな子がきっちり点を取ってきますが、私はあまり重きを置いておらずゆるく勉強していたので、そのゆるみが順位に表れたのかなと思います。

Q:学校の教育環境について教えて下さい。
→自主自立を重んじる校風で、色々とハードでしたが総合すると私の教育環境としてはよかったと思います。

メリハリをつけて集中したり力を抜いたりすることを身に着けられました。逆に言うとそれができないときつい環境だったなと思います。(まじめすぎてパンクしてしまい精神を病んでしまった人もいたようなので…)

また学校全体としてもとりあえず京大を目指せというスタンスで、実際に学年で何十人も京大に進学するので同じ目標に向かう仲間がたくさんいることも心強かったですし、適度な競争環境があったのも良かったです。
先生たちは面倒見がいい人が多かったので受験期には毎日過去問の添削をしてもらっていました。

Q:毎日どれくらい勉強していましたか?

→高2から週2で河合塾(英・数)にいっていましたが、その授業時間は除いています。

高校は授業スピードが速く毎日たくさん課題がでていたので平日は学校の復習と課題をしていて、塾の課題は週末にやっていましたような気がします。

性格的にスタートダッシュを早くして余裕を持ちたい方なので、高3になる春休みから受験勉強をスタートしていました。
ただ、毎日塾の自習室でうとうとしてしまったり、自宅でも母親とおやつを食べながらおしゃべりしたりして、あまり連続して長時間は勉強できなかったです。その分やる気がある時に集中してやっていました。

Q:習い事は何をされていましたか?

Q:習い事はどう学力に活きましたか?
→京大受験に特化したクラスを受講していました。

毎回テスト→解説という流れだったので集中力を切らさずに勉強できました。また毎回順位が出るので負けず嫌い精神も働き、勉強した分の成果も短期間で感じられてモチベーションに繋がっていました。

あとは、英文読解で愛用していた参考書があるのですが、その著者の講師の授業を受けていたので、授業後に質問に行った際に未収録の問題と解説をもらったりしていました。

Q:高校時に学習・進学などで記憶に残る言葉・事件はありますか?
→高校入学前の春休みに大量の課題が出て(しかも高1の内容)、入学早々に確認テストがあったのですが、これまで宿題をする習慣が身についてなかったので適当にしかやっておらずそこで撃沈しました。それから高校ではある程度普段から勉強しないとまずいと思って、特に数学の課題は毎回真面目にやるようになりました。

Q:高校以降の教育を振り返ってどう評価しますか?

→学校では勉強する前の基礎能力、塾で実際の解く力がついたなと思います。
 
学校のスピード感やスタンスに慣れるまでが体力的にも精神的にも本当にきつく、受験期よりも1年生の頃が辛かったです。自分の場合はさぼっても大きな影響がない科目を適度にさぼって睡眠時間に充てることで凌いでいました。

結果的に上手くメリハリをつけて要領よくこなす力や、ここぞというときにぐっと集中する胆力がついた気がします。
あとはみんなが勉強しているので、自分も頑張ろうと思いやすかったのも良かったです。

5.答え合わせを終えて

→子供が興味を持った分野で新しいことを知る楽しさや頭を使う面白さを感じられるようにするのと、勉強を強制せずに最終的に勉強することを自分で選択させる(もしくはしたと思わせる)という2点が結構大事なのかなと思いました。

とはいえ今回振り返って改めて思うのは、自分は子供のころかなりやる気がなかったので、それについて口うるさく言わずにじっと見守っていた両親はすごいなということです。自分としてはやったらできると思っていて余裕をかましていた部分もあるのですが、そのままできなくなっていくことも考えられるわけで。

勉強できない子でもいいやと本気で思っていたのかもしれませんが。
自分が親としてそんな風に接することができるか、自信がないです…

6.編集後記

どうも、#1のカラシカシです。僕の主だった感想は以下の通りです。

①高学歴な親の教育リスク
Momoさんの「ただ学習環境はある程度用意しつつ、ここまで一切干渉せず管理しないという姿勢は、なかなか親が高学歴だと難しいのではないかとも思います。」コレは、なるほどなと。自分の学習の成功体験を絶対視して、学力が伸びるタイミングややり方など個体差を考えない可能性はありえそうですよね。

②やれば出来るけどやらない子を見守る
徳川家康の「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」このスタンス、言うは易し行うは難しですよね。やれば成果が出るだけの地頭があることを分かっていて、やらないのを見守るのは相当な胆力がないと出来ないだろうなと。

「勉強してテストで結果が出れば子供ちゃんも勉強頑張る気になるに違いない!!」この思考回路は、①とも重なりますが、親が高学歴なら陥りそう。



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