オリジナルの培養土を作る!補助用土編
前回、培養土のベースとなるつちについて紹介しましたが、土だけでは野菜はなかなか育ってくれません。
野菜ごとに好みの土壌があり、その好みに合わせた培養土が必要になるのです!
そこで今回は、野菜の好みに合わせた土を作る際に必要になる「補助用土」についてご紹介いたします。
補助用土とは?
補助用土とは、基本となる土に特性に合わせたり、土の悪い点を
改善するために混ぜ合わせたりする砂や小石のことを言います!
排水性を改善させたり、保水力をあげたりします。
補助用土の種類
1.腐葉土
枯れ葉などを発芽させたもの。
有機質に富み、通気性、水はけ、保肥性に優れた土に改良してくれます。
ガーデニングのあらゆるシーンで活躍してくれる“優等生”です!
2.堆肥
家畜のふんや、もみ殻などの有機物を微生物の力で分解・発酵させたもの。
通気性や水はけを向上させ、植物が育つ理想的な環境を作ります。
土に混ぜ込み、土をふかふかにさせます。そうすることで土の中の微生物の動きが活発化!
3.パーライト
真珠岩や黒曜石などガラス質の火山岩を高温で焼いて発泡させた人工砂礫。多孔質のため、通気性、水はけに優れています。
根腐れ防止や排水性を活かし、鉢底石の代わりに使用できます。
4.バーミキュライト
ヒル石を高温処理した無菌の人工土。
とても軽くて保水性、通気性に優れています。
多土壌改良だけでなく、種まきや挿し木の用土、水耕栽培などに使われます。
5.ピートモス
湿地の苔や柳、アシなどが泥炭化したもの。
酸性が強く、保水性に優れています。
無菌のため、室内園芸などに利用されることが多い用土です。
まとめ
腐葉土…土がふわふわ・微生物が増加
堆肥…土がふわふわ・微生物が増加
パーライト…排水性バツグン
バーミキュライト…挿し木に使える
ピートモス…室内園芸に使える
腐葉土と堆肥の違いは栄養素の量。
鶏ふん堆肥などは栄養素が高く土壌改善+肥料の効果があります。
腐葉土は栄養素が少ないが微生物のエサが豊富。微生物が活性化することで土がふわふわになります。基本用土の特徴と補助用土の特徴の組み合わせでオリジナルの培養土を作ってみましょう!