アナログ人間

自分はアナログ人間で、ネットにもかなり疎い。
もちろん便利だと感じる部分もあるにせよ先ずついて行けない。本当は文字も手書きが1番良い。noteを使っているのはそれこそ思いついた時ぱっと書けて、なにより自分と同じ文章が好きな人たちが私の書いたものを見つけて読んでくれるからである。それは良いのだけど、やはりスマホでの文面のやりとりが普及すると、文通をしなくなる。想いを寄せる人へ恋文を書かなくなる。代わりに今はLINEがあるからそれで事足りるわけだ。ちょっと前まで有線イヤホンしかなかった頃、お互いに好きなんだけれど思春期ならではの気恥ずかしさでひと言も言葉を交わさず隣同士に座っているだけだった時、どちらからともなく同じ音楽を2人で聴こうかとなり有線イヤホンが届く限りの距離まで近づいて黙って音楽を聴く、そんな甘酸っぱい青春みたいなものもワイヤレスイヤホンが普及してからは段々と消えていくだろう。目に見える線が2人を繋いでいるからこそ自分たちの距離の近さを実感できる。

私ももちろんSNSやら音楽アプリで聴ける曲をワイヤレスイヤホンで聴いたりはする。LINEももちろんする。そこで出会うものも沢山ある。

だけど、本はもちろん紙の媒体が良いし、写真だけでは伝わらないその瞬間の温度とか香りとかを感じたいから実際に行ってみたり会ったりするのが1番好きだし、ハイテクノロジーより私はアナログで居たい。

この時代にこんなこと思って発言している人はごくひと握りの人だけだと思うけど、どれだけ不便だろうと手間だろうと、自分が好きなやり方が好き。

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