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夜空の向こう側

 特に趣味もない。友達もほとんどいない。だけど孤独を感じることもない。私は自分が何であるのか、何の価値があって何のために生きているのか分からなくなることがよくある。
 そんな時、私は海の近くのベンチで夜空を見上げ、星の動きを感じ、生を実感する。別に何も解決するわけがない。でも、一瞬一瞬を生きていることが分かる。
 そこで思ったことがある。私の中で流れていく一瞬と他の人の一瞬の価値は違うのだろうか?自分の中で一瞬の価値が違うことはよくある。だけど人と比較して、特に同じ時間を共有している人と比較した一瞬の価値は違うのだろうか?多分それは違うことも同じこともあるだろう。だけど男女問わず人といい関係を続けていくためには共有する時間の一瞬の価値を等しくすることが必要であると思う。
 どこか冷静であったり、変に自分だけ興奮していたり、今思い返すと私は一瞬の価値を他人と自然に合わせるのが苦手なのだ。だから私は人と関わるのが苦手なのだ。
 自分が何なのか分からない。だけどみんなと同じ一瞬を今日も星を見ながら消費している。

(欲しいものは干し芋)←星入れたかったのに

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