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Le Sainte-Chapelle

Le Sainte-Chapelle
Édition du partrimoine,Centre des monuments nationaux,Paris,2013
David Bordes
CMN,Paris

2015年ぐらいに購入したポストカードです。
パリで訪れた教会で購入いたしました。薔薇窓ももちろんですが、ステンドグラスも素敵でした。なるほどと感じた場所の1つ。

サブテーマ コントラストと線

画面中央上のバラ窓が白がメインになっています。そしてこの画面上側は、黒が強く撮影されています。従って、薔薇窓の白が浮き上がって見えます。
また、下半分は燭台の光でオレンジ色が基調となっており、上側よりも荘厳さを引き出しています。
全体的にコントラストがはっきりとした構成になっているため、撮影者の見せたい部分が、わかりやすくなっています。
下半分では絵を、上半分では薔薇窓を。それぞれを中央にしっかりと揃えています。先週の写真とは違って全体的に直線を増やすことで、この建築様式の特徴である高い天井とアーチ状の骨格を引き立たせる構成になっています。
また、下から見上げる形で撮影されているため、薔薇窓が綺麗な円形ではないものの、よりこの建築様式の特徴を見せていると考えます。


前回のポストカードを空間的な写真とするならば、今回は、平面的な写真と言えるのではないでしょうか。
直線が多いと言うことは、あまり奥行きを感じさせない写真になるのですね。
絵画的な写真を目指すなら、正確な垂線や平行線を意識すると良いのかもしれません。
逆に、空間を意識させる写真を撮る時は、写真のどの辺りにどのように焦点を当てるのかを意識すると良いのではないでしょうか。

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