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☆429☆『大塚直哉が誘うバロックの世界 Vol.3』~フランスの宮廷舞踏と音楽~

すみだトリフォニーホールでの「ケルティック・クリスマス」、建長寺での「和楽器ユニットAUN&HIDE ライブ」、どこかのジャズバー・・・
一緒に聴きに行った音楽は、五本の指で足りるKENとTOMO。

あちこち出かけるのはもっぱらTOMOです。
週末、バイオリン・ヴィオラ奏者の友人が出演する演奏会がありました。

日本を代表するチェンバロ、オルガン、クラヴィコード奏者・大塚直哉の道案内で、150年に渡るバロック音楽の世界を探訪する全5回のコンサート・シリーズ。公演ごとに異なるテーマを設け、大塚直哉やゲストアーティストの演奏をじっくりとお楽しみいただきます。古くて新しいバロック音楽の世界。古楽のスペシャリストの道案内で、その150年の歴史を辿りましょう。

C × Baroque シー・バイ・バロック

17〜18世紀のフランスの宮廷舞踏と音楽を、当時の舞踏譜と楽譜から紐解いた物語風のコンサート。衣装も踊りも音楽も、折々入る解説とのバランスも程よく、その時代をそっと覗き見るような構成がすてきでした。

よく知らないけれど、現代のコンサートホールで演奏する楽器より音の伸びは短い気がする古典楽器は、盛り上がってもどこか囁き声のような自然光のような雰囲気があって、少し物悲しげな響きなところも好きです。

宮廷舞踏はバレエの原型だそうで、型の名前はこの頃から同じものも。
踊りは、低めのジャンプ、筆を払うような複雑な足捌きが印象的。対して腕や上半身は抑制のある雰囲気で、ドレスを着た社交とかマナーの一貫としてのダンスというのが分かる気がしました。

きんきんに冷えた港の公園を歩いてから帰路へ

毎年3月にあるコンサート・シリーズ
「C×Baroque 大塚直哉が誘うバロックの世界」
2025年3月予定『Vol.4 バッハからの"招待状"or"挑戦状"!?~出版された《クラヴィーア練習曲》シリーズより』
2026年3月予定『Vol.5 “コンチェルト”と“ソナタ”~バロックの申し子たちの成長とその先』

神奈川県民ホールは2025年3月で休館してしまうのですが、続きも行けるホールで開催されるなら、ぜひ聴いてみたいです。


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