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おぼうさん

20201222

「おぼうさんですか?」

今日外でランチをいただいてたら、『風立ちぬ』の「忘れる」でおなじみのドイツ人キャラクターによく似た方に、たずねられた。

坊主頭にして2年ほどになるが、この1年、まあよくお坊さんに間違えられる。

座ってたり飯食ってると、そばにいる人に「お坊さんですか?」と話しかけられる。

「あっ、いや、ちがいます。趣味で坊主にしてます。」と説明する。

もしお坊さんだったとしてそれ聴いてどうすんねん、と答えるたびに思う。

それに、僕はたいていよくわからない服、とりわけこのシーズンなんてだっさい柄物ニットを好んで着るから、それで間違えられるって、お坊さんの私服ってどんなのなの!?と、お坊さんの私服ファッションショーを見てみたくなる。

とはいえ、間違えられて声かけてもらえる回数も10回を超えてきたので、そろそろこれは僕の特技とことにしちゃおうかなって気になる。

それで一旦、特徴的な要素を洗い出してみる。

まず、お坊さんにみえるってこと。
そして、お坊さんかどうかを、見ず知らずでも確認したくなる相手だってこと。

お坊さんにみえるのは、まず丸刈りしてるっていうので、最低限のハードルをクリア。

その上で痩せ型の体型とかが、お坊さん感を加速させるのだろうか(体重は大学受験でめっちゃ痩せた時に次いで、人生史上2番目に軽い)。

個人的には、見ず知らずでも確認したくなるってのが、うれしかったりする。

話しかけても害はないだろうって感じが出てるのかも、と思うから。

昔の僕だったら、か〜なり尖ってる印象のはずだから、そこで話しかけようなんて思ってもらえないことでしょう。

それがなくなって、なくなったってだけじゃなくて、話しかけてもらえるってこと。それが地味にうれしい。

その上で、清らかそうな坊主の雰囲気も出てるのか!?、とか思うと、悪い気はしないもので。

坊主としてみられるってことで、その分取りこぼしてる何かは多分にある気はする。

ただ、自分の持ってるモノを生かしきるって意味で、坊主に間違えられるってことがどういうことか、頭の片隅に置いておく。

以上、特技は、坊主に間違えられること、のレポート第一弾。

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