命の灯

義母が数日前に入院した。腎臓の治療をしていたのであるが、その治療が合っていなかったのか、体力が持たなかったのか、義母はほとんど寝たきりとなり、食欲もなくなり体重が減り歩くのもおぼつかなくなった。
最初は今している治療さえ終わればまた元の状態に戻るだろうと思っていたが、事態は思ったよりも深刻で３週間ほど前には救急車を呼び輸血をしてもらったほどである。もっと入院させてくれればいいのに翌日早々と退院させられ、それからも芳しくない日が続いた。その後の入院であった。義父も看病疲れか入院して以来あまり連絡がとれずにいる。

私の父の時のことを思うと入院しているときは、退院したら入院前のようにすぐ体力も恢復するものと思っていた。しかし現実はそうにはならなかった。義母がそうなると決まったわけではないのだが、その可能性はある。数か月で１５キロも痩せてしまい、本人も不安だろうと思う。父にしても、義母にしても、複数の治療しなければならない箇所があり、なかなか厳しいものがある。父に至っては生きているのが不思議なぐらいの数値であったと母は思っていた。義母がどの程度なのかはわからないが、病院でゆっくり看てもらって体力を回復してほしい。