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不確実な環境に飛び込み、自分を表現することを楽しむ――カラダノートに吹く新しい風

新型コロナウイルスの影響で、あらゆる企業が変革を迫られている今、ベンチャー企業の柔軟さやスピード感は強みです。それは人生選択においても同様で、困難に出くわしても何とかしようという気概を持つ人材が今後必要とされていくはずです。今回は、そんな想いを持つ株式会社カラダノート期待の若手社員2名を紹介します。


転職をきっかけに新しい職種へ挑戦。若手が考えるキャリア選択の軸

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▲前職時代の溝呂木

就職をする前からやりたいこと、目指す職種が明確に決まっている人もいれば、就職してから軸や向いている仕事が見つかる人もいます。

2019年8月に入社した溝呂木愛は、前職ではグルメメディアでのCS業務を担当していました。しかし、そのキャリアでは、さまざまな分野に関わってきました。

溝呂木「学生時代は栄養士の勉強をしていたのですが、ITに関心があり、新卒では未経験のエンジニア職を選びました。ただ、性に合わずに退職し、法人営業として転職。その後CSも兼任するようになりました」

そこで出会ったCS職は、溝呂木にとって非常にやりがいのある仕事でした。彼女は、さらにキャリアアップを目指し、転職を考えていきます。

カラダノートは当時、先に入社した楠森順子(https://www.pr-table.com/karadanote/stories/46172)を中心に、CSの仕組みを再構築しはじめた段階でした。未整備な状態だった当社のCSに対し、溝呂木は今後自分がやりたいこととマッチすると感じていました。

溝呂木「CSの仕事は天職だなと感じています。その後CSを軸に転職活動をする中で、プレイヤーとしての仕事だけではなく、フローの構築や業務の効率化といった、裏側での整備の部分をやりたいと感じていました。面接の時に当社のCS部門の話を聞いて、これは合致するなと思い入社を決めました。」

一方、2020年3月に入社した広報の奥畑英子は、広報業務は未経験。前職は、広告代理店で営業をしていました。

奥畑「学生時代に、たとえば売れないパンがあったときに、どうしたらこのパンが売れるか?などプロモーションを考えることが楽しくて、広告代理店に入りました。ただ、入社3年ほど経って今後を考えたときに、もう少し『自分が社会に対して貢献できている』と肌で感じられるところで働きたいと思ったんです」

奥畑は「会社のビジョンを自分事として考えられるか」を重視し、職種にこだわらずに転職を考えはじめました。ですが、「家族の健康を支え 笑顔をふやす」という当社のビジョンは、当初彼女にとってピンとくるものではありませんでした。

奥畑「最初は、『家族の健康』というのは当たり前に大事すぎると思ってしまって、なかなか自分事に思えませんでした。ですが、面接を繰り返す中で、気持ちが変わってきました。少し話が大きくなるのですが、日本の幸福度は世界的に低い水準にあります。
中でも子どもの幸福度の低さには、お母さんの不安が影響しているというデータを目にしたことがあります。それを知ったときに、ここで働くことでお母さんの不安を解消して、子どもや日本の幸福度を上げられるのではないかと感じ、カラダノートのビジョンが自分事になりました」

そして奥畑は、プロモーションなどの経験を生かし、広報として入社することになりました。

未経験業務を迷いなく回せるようになったきっかけは、上長の「ある一言」

カラダノート入社後、CS業務を行っていた溝呂木は、2020年2月から、組織デザインチーム、人事・採用担当へと配置転換。ここで彼女は、持ち前のパワフルさや行動力を生かし、未経験業務にやりがいを見出しています。

溝呂木「私は仮説を立てて検証していくことが好きなんです。
採用担当は今実質ひとりなので、異動になってからは自分の好き放題、仮説を立てまくってフルスピードで検証しています。私が足を止めたら採用活動が全部止まるので、そのプレッシャーは大きいのですが、自分の仕事になっている感じがしてとてもやりがいがあります」

スピード感のある行動を続け、内定につながるという成果も出てきています。

溝呂木「小さな会社なので、組織の改編が頻繁に行われます。組織が変われば、求められるマインドやスキルも変わりますよね。それを細かく求人情報などに反映して、テストしていきます。私がやっているのは、1回のテストのスパンを短くすることです。
仮説は綿密に立てるというよりは、8割くらいの試算で、やりながら変えています。それが応募率につながっている部分はあると思います」

彼女がここまでスピーディーに未経験業務を回せるようになったきっかけは、上長である平岡晃の一言でした。

溝呂木「異動して1ヶ月くらいのときに、ある施策を出そうと考えて、平岡に提案したんです。そのときに返ってきたのが「それ、俺に聞く必要ある?」という一言。それも平岡特有の、ゆるめの言い方で(笑)。
当時いっぱいいっぱいだったので、内心『何やねん!』と思ったのですが(笑)、一方では、その言葉でストンと落ちた自分がいて。そこから、自分でリカバリーできるところはほとんど聞かずに動くようになりました。今思うと、その一言がすごく衝撃的でしたね」

新型コロナウイルスの影響で、2020年3月26日以降、カラダノートでは全社員の在宅勤務をはじめ、面接などもオンラインで行っています。オンラインならではの難しさも感じつつ、溝呂木はPDCAのサイクルを速く回し続けています。

「この人と一緒に働きたい」と思える人と働くやりがいと成長速度

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▲前職自体の奥畑

広報で入社した奥畑は、「先週のカラダノート」として、当社の日常をレポートする業務や、サービスのプレスリリースや調査リリースの配信などを担当しています。広告代理店からの転職で、業種の違い、職種の違いを感じながら、試行錯誤の日々を送っています。

奥畑「前職の広告代理店は社員が500人程度いたので、今とは規模感も事業も全然違いますね。ベンチャーで働く人のエピソードなどでよく聞いていましたけど、やっぱりスピードが速いというのは実感します。
何よりも事業を加速させることへの貪欲さがひしひしと伝わります。皆さん成果を出すというところにコミットしていて、それを目の前で見るとすごく刺激になります」

そんな奥畑の入社のきっかけとなった人物が、広報室室長の彦坂真依子です。

奥畑「面接のときに、彦さん(彦坂)のインパクトがとても強くて。いろいろな会社の広報の方とお会いしてきましたが、一番広報の本質的な役割を実行されていると感じたのが彦さんでした。人としての優しさや厳しさもしっかり見えていて、『この人と一緒に働きたい』と思ったんです。
一緒に働くようになった今も、やっぱりすごいなと思うことばかりです。今は背中を見ながら追いつくことに必死ですが、早く私と彦さんの二輪で業務を回せるように成長したいです」

そんな奥畑には、入社直後に試練が訪れました。当社が出した「2020年4月入社の内定取り消しを受けた学生対象の4月入社の選考実施」というプレスリリースに対して、メディアから取材依頼を数多くいただきました。

あるメディアから依頼の電話を受けたとき、彦坂や広報の管掌役員であるの平岡は不在。右も左もわからない状況の中、1人で電話対応をすることになったのです。

彦坂「丸投げしてしまった形だったのですが、ちゃんとやることを整理して、誰に何を確認するべきか、どういう風に撮るからどういう準備が必要なのかなど、困りつつもやってくれました。すると、その後の取材はとてもスムーズに対応できていて、“習うより慣れろ”という言葉を体現してくれたなと思いましたね。私自身の気づきにもなりました」

未経験の仕事にも全力でぶつかっていった奥畑は、入社1か月で急速に成長を遂げ、今もどんどん新しいことを吸収しています。


柔和な事業イメージの背景にある泥臭さを、採用や広報に生かしたい

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▲現在の溝呂木(左)と奥畑(右)

溝呂木も奥畑も、それぞれ自分の担当業務に対して課題感を常に持ちながら、その先をよくするために奔走しています。

奥畑「カラダノートってサービス内容からしても、穏やかで優しいイメージがありますよね。ただ、入社してみると思っていたよりも厳しい目を持っているといいますか。子育てしながら働くメンバーも多い中でプライベートと仕事のバランスを保つ工夫をされていますし、個々の努力が見えてきて。
なので、今後そういった、泥臭く汗水垂らして仕事をしているような姿を伝えるのも、もしかしたらありなのかもしれないという視点が生まれました」
溝呂木「採用部門の課題は、まだ会社の魅力を伝えきれてないところです。たとえば、自社のリクルートページに情報が少ない点。導線がうまく引けていないので、改善する必要があると思っています。
直近の目標はミッションとされている人数を採用することですが、会社を大きくしていくフェーズのどこかで、『100人採用』みたいな壮大な目標を立てることもやってみたいなと思いますね」
奥畑「自分自身が新しい業界、新しい職種でありながら、実際に内定を出して期待をしてくれる。そういうチャレンジさせてくれる環境がありますし、チャレンジを支えてくださる方々もいます。それは働きがいという言葉では表しきれません。
広報の役割のひとつに、事業が成長する土壌をつくることがあります。私はその役割を、去年よりも、1ヶ月前よりも、昨日よりも、というくらい意識して果たしていきたいです」
溝呂木「今、会社として変革期で、これまでのイメージを変えていこうという雰囲気が強くなっているので、その分良いことも悪いことも頻発すると思います。なので、その変化を楽しみながら柔軟に自分を変えていける人が、今後の当社に向いているかな、というのが、実際に採用活動をしていて感じていることです。
優しいオーラを醸しだしながら、泥臭くて厳しいこともやっている。そんな会社を内側から支えていけるような新しい風が欲しいなと思います」

1年後に、どんな規模で、どんな角度で成長を遂げているのかわからない、ベンチャーという環境。その環境をまず楽しみ、その中で自分を表現していくことは、大きなやりがいがあります。

今後のカラダノートを支え、成長させていくのは、未知なる環境に自ら飛び込み、吸収していく好奇心を持つ人材。そう考え、私たちはそんな人材との出会いを待ち望んでいます。


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