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ピンチを変化のきっかけに変えるために必要な意識

起業して11年超。何度もピンチを迎えてきました。
主力事業の売上が激減すること数回。

起業して1年目の主力事業が、ちょうど起業1周年記念日にぶっ飛ぶ。
1周年記念ディナーを今の奥さんと一緒に食べて、帰りのタクシーで冷や汗を書いた記憶は鮮明に覚えています。

そういう原体験があるが故、守りの意識が強くなりすぎ成長に時間がかかった。というネガティブな面がある一方で、守りに対しての自信は相当あります。

そういうピンチに際して、私はどう考えてどうアクションしてきたか?
簡単に考えてみます。

身内を守ること以外は徹底抗戦

ここでの”身内”とは、リアルな家族のこともあれば、会社のこともあります。自分のためだけだと”最悪個人破産すれば・・・”くらいに気が抜けてしまったりしますが、守るべき対象を意識できると実態以上に強くなれると思います。

”家族の健康を支え笑顔をふやす”
という企業ビジョンからすると、博愛主義者みたいに思われることもありますが、危機に際してはそんな余裕はありません。ビジョンはあくまで長期で目指すものであって、潰れてしまっては元も子もない。なんとしても生き延びる策を考えてきました。

もちろん、こちらからあえて攻撃を仕掛けるようなことはしませんが、”良い人”に徹するような余裕はありません。急にシビアになったようにみられることもありましたが、不要不急以外相手にできなくなっただけ。生き延びるためには割り切ったことも多々あります。

ピンチは変化する運命だと受け止める

”こんなピンチが来るなんてなんて不幸なんだ・・・”
と思う人もいますが、私は、
”これは変化しろという天からのお告げで運命”
と受け止めてきました。

絶対にいつか成功する運命だと信じ込んでいるので、これは1つのきっかけにすぎない!というスタンスです。
頑張り次第でむしろ良いきっかけになるのかも?と。

もちろん、非常に辛いですし、役員報酬大幅カットなんてもうやりたくありません。そのリスクを常に考えてきた結果、いまだに10年前と生活水準変わってない気がしますw(職住接近目的での自宅コストを除く)

でも、ネガティブに考えれば考えるほどもっとマイナスになるので、これは良いきっかけで好転するぞ!と考えるようにしてきました。

実際に、ピンチを越えた後に生まれた新しい事業はいくつもあります。
起業してから、主力事業を何度も変えてきていますが、その度にピンチがありました。

期待値が高いことを必死で考え、最速でやる!

ピンチであっても意識しないといけないのは、”期待値の意識を持つこと”だと思っています。ピンチを脱するには、期待値が大きいことを思いつかないといけない。なんとか考えないと・・・と頭を捻ってきました。

ピンチの時は動いていないと不安になってきます。ただ、闇雲に動いていると超少額の案件のために一発逆転案件が疎かになりうる。あくまで冷静に期待値を試算した上で、最速で試す。期待値が大きいところで最速PDCAをすることが重要。

恥を忍んで、過去縁があった社長に相談・提案にいくこともありますし、とにかく活動量を確保してきました。平たく言えば必死。カッコつけていたら沈んでしまいます。

それもこれも、”守るべき存在がいるから頑張れる”側面はありました。独身の個人事業主ではこうはいかないかなと。

身内を守ろうとする意識は人を強くすると思います。

まとめ

あくまで現時点での結果論としては、こういう意識で身内を守ってこられ、時間はかかっていますが成長もできてきました。

・誰を守り、誰に抗戦すべきか明確に線を引く
・より良くなるための運命だと割り切る
・期待値意識を忘れず、必死に頭をひねる。
・思いついた期待値高施策はすぐに試す。ダメなら次をやる。
・カッコつけずに最速PDCA 失敗なんて気にしてる余裕はない。

そんなところかな。

今回のコロナショックも、”より良くなるための運命”だと思っています。
それは事業も組織も全て。
色々と再起動の意識をもって、ゼロベースで最善を作る!というスタンスで乗り越えていきたいと思います。

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