つくば稽古に向けて

3/7(日)、久しぶりに【つくば稽古】を開催いたします。
私の稽古は「一回稽古制」、どうしても関東開催の稽古は間が数か月空いてしまいます。
この「一回稽古制」の稽古、慣れるまでが大変ですが、その効果を実感したなら、毎日が稽古になり、発見だらけの生き方に代わります。

ちょっと世の中が重く、苦しく、暗くなりました。周りにはもう、期待が出来ません。こういう時こそ、身体を通して得られる喜びに気づくチャンス、そう考えています。

つくば稽古のテーマ

今回のつくば稽古、当初、ノーテーマで行うつもりでいました。これまで身体にたくさんの働きを見つけてきました。
努力、訓練で手に入れるのではなく、すでに身体にあったものを掘り出すような稽古です。
それらをまず、体験し、それぞれが持つ身体の不思議さを感じてもらって、研究への意欲をだしてくれたらそれでいいかなぁ、と思っていました。

ただ、今年に入り、呼吸を見つけ、そして、2月12日の金曜日、頭の上に星を見つけ、これは運命を決める身体感覚だ、と直感したのです。
あれから2週間、その直感はどうやら本物であったようです。これまで衝突していた場面もするりとかわし、抜けられるような動きが出てきました。

私自身は呼吸についても、運命を決める持って生まれていた星も、自覚をするのに何十年もかかってしまった事になります。しかし、その呼吸も星も、持っていたもの、特別なものではない、と今ならわかります。
呼吸の仕方を教えたいわけではありません。運命の決め方を教えたいわけではありません。
まずはその存在を伝えたいのです。

身体的にみれば、呼吸にはルートが「あり」、運命は「身体的に」生まれ持つ星がどこにあるかで決まる、という事。やり方でも方法でもなく、身体の働き、仕組みがある、と伝えたいのです。
ルートを見つければそのルートに従い呼吸を満たしたくなるでしょうし(そちらの方が安心ですし、楽なので)、運命をシンプルに身体的な衝突だ、とわかれば、自らにやれる事が増えてきます。

今回、とにかく、呼吸と持って生まれている星については伝えたいなぁ、と思っています。

身体は層になっている

新しい事を学ぼうとする時、どうしても、それを伝える人の言葉にとらわれます。
私の言葉はこのノートや、ツイッターの通り、大抵の人からは意味不明、と言われます(笑)。
言葉だけを拾えば妄想が爆発しているわけですが、ありがたい事に、動きとして表現できることは増え続けています。言葉を聞いて、身体を通して経験をすれば、そこに何かが「ある」とわかります。むしろ、言葉がわかりにくい分、自分の中に残った感覚を手掛かりに、それぞれが自分なりの言葉にして、非常識なアイデアと出会えるようになるのだと確信しています。

身体は層になっています
その層はなんとなく、というレベルのものではなく、間違いなく存在するもの。秘密もありません。

内臓があり、骨があり、肉・筋肉があり、皮膚がある
当たり前の肉体ですが、これらが今、観察をされません。医療的には血液の中まで調べられているのですから、観察している、と思われるかもしれませんが、そこで出てくる数値は体感とはかけ離れたもの。実感のないまま、身体の中に住んでいる事になります。

内臓や骨、筋肉、皮膚。これらは「層」となって、一つの身体を作ります。そして、そこに、呼吸や頭の上の星、皮膚の外の白身や運が加わります。
今、私が自覚しているものをざっと挙げればこんな感じ。
それらをぜひ、体感し、自分の持つ可能性を拡げてみてください。

つくば稽古まで、つらつらと書き続けますので、当日、あれはどういう事だ、と遠慮なく聞いてください。
基本はありませんので、覚える事など、なにもありません。身体という当たり前なものに興味を持ち、その可能性の凄さを一緒に驚いて、共に研究してくれればうれしいです。
気楽にご参加ください。

【稽古案内】
稽古日時:2021/3/7(日)13:00~17:00
会場:つくばカピオ
参加費:6000円
詳細、申し込みはこちらからどうぞ。


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