心が風邪をひいた時にできること
ここ数日あまり心の調子がよくない。
何をしていてもネガティブな方向へ思考が進んで行って、「おれはダメだ」という生産性ゼロの結論にスピード着地してしまう。
こういう状態になることはたまにあって、学生の時はそのたび真正面から悩んでいた。
でも今はもう少し客観的に自分を見られる。
「あーあ、またこの状態来ちゃったかあ」みたいな。
だいたい「おれはダメだ」状態に入ってしまうのは、一つの大きな問題が原因ではない。複数の小さな問題が積み重なって一定の量を超えた時に入る。
仕事で未解決の問題がある、先輩との関係でミスした、睡眠時間が足りない日が頻発した、飲み会で言った余計な一言を言った…など。
こういう小さな問題、心残りがそれぞれで処理できなくなると「全体としておれはダメだ」という思考が始まってしまうのだ。
この心の状態は風邪に似ている。
こじらせないための対応策はあっても、基本的には治るまで時間が過ぎるのを待つしかない。
体の風邪の時は、栄養のあるものを食べてゆっくり寝ることがとりあえずの対応策になるだろう。
心の風邪の対応策は、なるべく気分が紛れるもので起きてる時間を埋め尽くすことだ。「おれはダメだ」と考えてしまう時間をなるべく減らす。
この「気分が紛れるもの」というのが案外難しい。
「おれはダメだ」状態に入ってしまうと、楽しめるものが極端に減ってしまうからだ。
よく落ち込んでいる人に「パーっと遊んで気分転換して」などという人がいるが、これは風邪をひいてフラフラしている人に焼肉を食えと言っているようなものである。
普段だったら焼肉はおいしいし元気が出るかもしれないけれど、風邪の時はおかゆしか食えない。
自分にとって風邪の時のおかゆにあたるものは、深夜ラジオだ。
映画、漫画、小説…
こういう心の状態の時は、普段だったら大好きなエンタメに触れていても、どうも楽しめなくなってくる。
途中で集中力が切れてしまったり、主人公に感情移入する過程で「それに比べておれはダメだ」の思考が始まったりしてしまう。
深夜ラジオだけはなぜか楽しく聴ける。
ダメなところをみんなで笑い合う感じがいいのか、感情移入を必要とせずパーソナリティの話を横に座って聴いている感じがいいのかわからないが、とにかく聴けるのである。
心が風邪をひいた時でも楽しめるものを一つ見つけられてよかった。
この週末は深夜ラジオ聴き続けて元気が出てくるのを待とうと思います。
サイトウでした。
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@いえもん
下書き消えることあるんだ…。怖すぎますね…。
丁寧な生活してそうで羨ましいです。
@きっちゃん
サーフィン、魅力伝わりました!
「他人を見て否定するサーファーはひとりもいません」ってとこ衝撃ですわ。
おれの中のサーフィン=怖い人がやるものというイメージはそういえばどこから来てるんだろう。
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