松雪泰子さんについて考える(63)映画『沈まぬ太陽』
*松雪泰子さんについて考える(51)「歌は語れ、セリフは歌え」*
松雪さん出演シーンの充実度:6点(/10点)
作品の面白さ:?点(/10点)
公開年:2009年
視聴方法:U-NEXT
※ネタバレを含みますが、決定的なオチや結末には触れないようしております。
昭和60年(1985年)の日航機墜落事故をテーマにした、山崎豊子同名小説が原作の映画。
2024年5月現在、山崎豊子の色々な小説を長期的に読み進めている最中であり、「沈まぬ太陽」もいつか読むつもりでいる。したがって、この映画はあえてじっくり観ず、かいつまんで視聴した。
かいつまんだのにはもう一つ理由があって、とにかく長い。3時間超え。映画館での上映時には休憩を挟んだらしい。
最近では、アカデミー賞の「オッペンハイマー」も3時間あるよう。骨太作品は好きだが、長過ぎるとつらい。
それだけ丁寧に濃厚に仕上げているので、駄作になりようがない。キャストも豪華。前田有一氏の批評サイトへのリンクを載せておこう。
超映画批評『沈まぬ太陽』
https://movie.maeda-y.com/movie/01368.htm
松雪さんは、CA三井美樹役。出演場面は大きく分けて6つ。
①同僚CA(松下奈緒)との会話シーン
②会社との労組交渉シーン
③交渉成立後の組合事務所シーン
④事故死した同僚CA(松下奈緒)の実家を訪れるシーン
⑤行天四郎(三浦友和)とホテル一室で口論するシーン
⑥ニューヨークの動物園で恩地元(渡辺謙)と会話するシーン
特に③⑥が良かったと思う。
渡辺謙さんとは、本作以後では『負けて、勝つ 〜戦後を創った男・吉田茂〜』(NHK、2012年)で共演。そのときも実に良い1対1のシーンがあって、個人的にかなり気に入っている。
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