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雑記

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#日銀

ゼロから日本経済について学習しようとしたときの失敗談

僕は高校中退の現状ニートなんですが、これまで図書館で本を借りたりして日本の経済について学ぼうと努力してきました。 それで多少は国債とか金利とか市場原理とか円安とかいう話にもついていけるようになりました。しかしややこしくてつまづいてしまったポイントもいくつかあります。 そういった点をあらかじめ踏まえておくと、読書に時間も体力も割けない人でも経済を学びやすくなるかなと思ったので、ここに簡潔にまとめようと思います。 金利の決め方の変化 学び始める前、僕は 「金利は日銀だか政

現在の物価高・円安についていま僕にわかっていること

前にこんな記事を書きました。 政府と日銀の関係ー誰が2%を求めたのか 前日銀総裁の白川方明さんの『中央銀行』(2018年) という本から、政府と日銀の関係についての記述を抜き出して、僕なりにまとめたものです。 これをまとめることになったきっかけは「なぜ日銀は、確実にインフレが起ころうとしているこの状況で、金利抑制・金融緩和の姿勢を頑なに曲げようとしないのか」という疑問でした。 今年3月の時点で、アメリカではCPIの前年比が+8%以上 (コアCPIで+6%以上) という激し

政府と日銀の関係ー誰が2%を求めたのか

日銀についての疑問と情報|note この記事で 「日銀についていろいろ疑問が浮かんできた」 と書いたのですが、その疑問がある程度晴れてきたのでご報告します。 まず前回書いたように 「物価上昇率2%って誰がなんの根拠で決めたんだ」 と思っていたのですが、元日銀総裁の白川方明さんの著書 『中央銀行』によれば、2%目標を求めたのは政府と世論です。 白川方明さん自身は、物価目標の設定 (インフレ・ターゲティング) には明確に反対だったと記しています。 ではなぜ、日銀総裁が反対して

日銀についての疑問と情報

日銀の金融政策についていろいろ疑問が浮かんできたので、 整理するために調べてたら知らなかったことがいろいろわかりました。 基本的にWikipediaとかネットで集められる程度の情報ばかりですが、まとめとして置いておきます。 ―――――――――――― 【黒田東彦 日銀総裁について】 黒田東彦さんは2013年3月に、アジア開発銀行総裁を退任して日銀総裁に就任した。 ここで気づいたのが「物価上昇率2%」というもはや錦の御旗みたいな目標設定は、2013年1月つまり黒田総裁の就任