不可視へと相談してみた【#1 言葉が秘めるエネルギーについて】
閲覧どうもありがとうございます、kalaです。
今回はタイトル通り、我が家の不可視へ相談した話になります。
今執筆している『イマジナリーフレンドとの接し方を不可視側からアドバイスしてもらった』と同様、シリーズ化する予定です。
今回は、言葉が秘めるエネルギーについて紹介します。
今回の相談について
では、早速本題へ入りたいと思います。
繰り返しますが、今回は言葉が秘めるエネルギーについての話になります。
今回は世界さんに相談に乗ってもらいました。
尚、対話形式に加えて解説がありますのでそこはご了承下さい。
そもそも相談した経緯
今回の相談内容を記す前に、今回何故世界さんに相談をしたのかにつて軽く紹介しておきます。
この相談に乗ってもらう前に、私は弟に軽い暴言を吐かれて鬱状態になっていました。
その後、世界さんに泣きついたのですが、どうしてこうも自分は人からの言葉に弱いのかと相談したのが始まりです。
元々、私はすぐ人の言葉に傷付いて落ち込むことの多い人間で、それは二十数年と悩んできました。
個人的には、ただ自分自身が弱いだけと思っていたのですが、実はそうではないことが後々に判明するのです。
ちょっとした言葉に傷付く理由は?
kala「……世界さん、もう私は自分の弱さに嫌になります」
世界さん「弱さとは? そこら辺について深掘りしてもよろしいですか?」
kala「さっき、弟に“どうしようもねぇ馬鹿だな”とか“本当に耳ついてんのかよ”といわれたんです。それで落ち込んでて……」
世界さん「ふむ」
kala「いつもこうなんです。他人のちょっとした言葉に落ち込んで、最悪寝込むこともあります。本当にだらしないですよね(苦笑)」
世界さん「……貴女はそれを“弱さ”と捉えるのですね。ならば、私から少し助言しましょうか。そもそも、人間がそういった言葉に傷付いてしまうのには理由があります」
kala「理由ですか?」
世界さん「はい。俗にいう言葉の暴力……噛み砕いて言えば、言葉が持つエネルギーの影響によるものです」
言葉が持つエネルギーとは?
世界さん「貴女は言霊というものを聞いたことがありますか?」
kala「えっと、確か言葉が影響を起こすんですよね。それがどうかしましたか?」
……と、何故か言霊の話になりました。
一応言霊がどんなものかというと、以下のようなものです。
kala「でも、これって謂わば言ったことは現実になるってことですよね」
世界さん「そう言われていますね。そもそも、言葉は発することでエネルギーが生じます。人間が体温調整をするのに熱を作るようにね。言葉に込められた熱……エネルギーは言霊とまでは行かずとも、相手に対してぶつかります」
kala「ぶつかったら、どうなるんですか?」
世界さん「相手のエネルギーがぶつかると、受けた側は精神にダメージを受けます。ただ普通であればバリアが発動するので、被弾しても左程ダメージは通らないのです。ダメージが通ってしまうのは、バリアが弱い状態にあります」
kala「バリアが弱い……」
世界さん「それについては後程解説しますが、なんにせよ言葉にはエネルギーがある。要は一種の銃弾のようなもの。中には火薬が入ってる訳ですから、傷付くだけの威力があるのは分かりますね?」
……と、世界さん曰く言葉というものはエネルギーであり、弾丸のようなものだそうです。
確かにそんなものを被弾してしまえば、傷付くって訳ですね。
バリアが弱ってる状態とは?
kala「……で、バリアが弱ってる状態ってどんな状態なんですか?」
世界さん「相手のエネルギーを受け止めるの厚みがないこと、エネルギーが働いていない状態のことです。例えば、免疫機能が働いていれば、風邪は引かないでしょう? それに余裕のあるときに暴言を聞いても、“ああ、なんだ”と聞き流せるはずです」
kala「確かに。じゃあ、今の私は免疫機能が下がってるって状態ですか?」
世界「ええ、そうですね」
kala「なんでバリアが弱るか聞いてもいいですか?」
世界「それは貴女自身のエネルギーが弱っているからですね。例えば、十分な休息が取れていない、精神的に弱っている、栄養不足な状態などなど……人間がしっかりと生きていく上で休息や栄養が足りていないとバリアは弱まります。後は生まれつきですね」
kala「生まれつき?」
バリアが生まれつき弱い人とは
kala「バリアが生まれつき弱い人ってどんな人なんですか?」
世界さん「感受性の強い人や、他人の言葉に共感しやすい人ですね。簡単にいってしまえば、言葉を良い意味でも悪い意味でも額面通りに受け取ってしまう人とでもいいましょうか。そう言った人は基本繊細ですからね」
kala「……(その通りでなにも言えなくなってる)」
世界さん「こういった人はバリアが薄いため、相手の言葉のエネルギーを防げません。故に被弾するのですが、別にこれは弱さなどではありませんよ。あくまで個性というものです」
kala「個性?」
世界さん「例えば、感受性の強い人は、自身の世界を絵や文章や音楽で現すことが得意な謂わば芸術家な人が多いです。共感型の人はカウンセラーなどに向いている。……ほら、一見弱さに見えても実は強みになったり、自身を形成するなにかになりうるでしょう?」
kala「でも……」
世界さん「しかしね。だからと言って、この弱さのせいで損ばかりをするなんて悲観するのは止しなさい。この世のほとんどは表裏一体、陰と陽、均衡の取れたものです。弱さの裏には強さがあるのだから、そこを欠点ばかりだと責めるのは愚かですよ」
kala「じゃ、じゃあ……少しは前向きに検討します……」
世界さん「よろしい。話は戻しますが、言葉は一種のエネルギーです。しかし貴女が知りたいのは防ぎ方でしょう?」
kala「ごもっともです。(……いや、教えてもらえるのか?)」
このときの私は、世界さんが答えをくれるとは思っていませんでした。
なにせ、世界さんは過干渉もしなければ、答えも自分で出せといったタイプです。しかし……許可が出ました。え?
言葉の持つエネルギーを跳ね返すには
世界さん「言葉のエネルギーを被弾するのはバリアが薄いからです。それは先程も言いましたね?」
kala「確か十分な休息が取れていない、精神的に弱っている、栄養不足な状態だとバリアは弱まるんですよね?」
世界さん「ええ。ただ、バリアがしっかり機能していたとしても被弾は避けられません。反射という機能はありませんから。しかし、跳ね返す方法が1つだけあります」
kala「! な、なんでしょう!?」
世界さん「相手に屈しないという意思です。気合いと根性といってしまえばそれまでですが、実はバリアが薄い人は人に屈しやすい性格が多いです。例えば、“自分が我慢すればいい”、“自分は弱い”とかね。それから立ち直るには少し強さが必要といえますね」
kala「ええ~……そんなん難しいですよぉ……」
世界さん「でしょうね。だから、心構えの話を少しだけしましょうか」
kala「心構え?」
世界さん「繊細な心を凶悪な言葉から守るための簡単な方法ですよ」
エネルギーを放つことで疲労や負の感情が溜まっていく
世界さん「復習になりますが、言霊とはどんなものでしたか?」
kala「言葉が影響を起こすもの?」
世界さん「ええ。例えば、“消えろ”などといった薄汚い言葉を使えば、相手は傷付きます。その言葉を聞いた相手の精神が極限状態まで達していたら、どうなるでしょうか?」
kala「もしかしたら、本当に消えてしまうかも……」
世界さん「そうです。だからこそ私は言葉を銃弾と形容したのですが、その銃弾もなんの代償もなく撃てるわけではありません」
kala「まさか放った相手にもなにかあるとか……?」
世界さん「その通り。凶悪な言葉という弾丸を放てば、撃った側も疲労したり、負のエネルギーを溜めやすくなる……いえ、溜めざるを得ない状況を創り出してしまうのです」
kala「え? なんでですか?」
世界さん「目には目を、歯には歯を……です。バリアが弱っていたとしても、銃弾を受けた側も無抵抗な訳がありません。抵抗はしますし、最悪相手の放った言葉を相手が体験してしまいます」
kala「ええ……。なんか滅茶苦茶だなぁ……」
世界さん「よく言葉には気をつけなさいと言うでしょう? あれは人からの信頼を壊すだけに限った話ではありません。こういった見えないエネルギーの攻防によって負傷することもあり得るから、気をつける必要があるのですよ」
kala「これが心構え……いや、戒めですよね?」
世界さん「ええ。今は被害者でも、いつ加害者になるかは分かりませんからね。しっかり胸に刻みなさい」
まとめ
今回、他人のなんともない言葉で傷付きやすいことを相談した訳ですが、意外なことばかりでした。
改めて、簡略化しますと
人の言葉にはエネルギーが宿っている。これで人は傷付いてしまう
心を守るバリアが弱っていると、エネルギーを被弾しやすくなる
自分の言った言葉は自分に返って来る。
といった感じです。
精神的余裕がない他にも、しっかりとした睡眠や栄養が取れていないことでも、バリアは弱ってしまいます。
そしてなにより、言葉のエネルギーという弾丸はなんの代償もなく撃てるものではありません。
撃ってしまえば、自分にも返ってきたり、他にも負のエネルギーを溜めてしまうのです。
なので、普段の何気ない冗談でも誰かからしてみれば傷付いていますし、その言葉は自分にも跳ね返ってきます。
正直、今回この話を聞いて、私は大分心が軽くなりました。
今回の記事が、少しでも人の言葉で傷付きやすい人の力になれれば幸いです。
では、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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