子どもの寝相の秘密

朝起きて、子どもの寝ている姿を見ると、
なんで、こうなったのか、
と驚くことがしばしばある。
7歳の長男はまともになったが、
4歳の次男は相変わらずだ。

頭と足が反対になっていたり、
床に寝ていたりする。
夜の間に何があったか
謎でしょうがなかった。

その謎がある日、解明された。
その日は仕事が立て込んでいたせいか、
私自身の寝付きが悪かった。
小さな物音がするたび、
目を覚ますような状態。

次男は私の横ですやすやと寝ていた。
朝の2時ぐらいだろうか。
突然、次男がベッドの上で立ち上がった。
何が起きたのか？
どうやら目は覚めていないようだ。
ベッドから落ちたら危険なので、
次男の様子を注視する。

しかし、私の不安をよそに、
なにごともなかったように
次男は再びベッドに横たわった。
頭と足を反対にして。

謎は解けた。
これで良く寝られるだろうか。
そう思った私の頭の横には
次男の足が伸びていた。