あるガジェクラが直腸がんになった話01

〇前段

しばらくnoteへの執筆が疎かになっていたのですが、昨年(記事執筆時:2022年)発覚した僕に発症していた直腸がんのお話を数回に分けて、闘病記(体験記と言いますかね)として書いていこうと思い、記事を書いています。

退院した現在(2022年2月下旬)、現在は手術も成功し、半年後の完全復帰を目指しているという、「元気ではないものの、ある程度の体調の状態となっている」であり、一番の山場は終わっているのですが、話のネタにとキーボードを叩いている次第です。

〇健康診断での甘い判断

昨年(記事執筆時:2022年)の春過ぎから兆候があった(と思われる)直腸がんですが、2022年の春頃に勤め先で行われた健康診断にて「便潜血」が確認されました。

この健康診断の問診にて「Dr.より、潜血は(夜勤仕事などによる)ストレス性の痔ではないだろうか」と話があったことで、それで納得してしまい、他の部分では検査結果としては悪くない結果だったこともあり、そのままの状態で特に手を打つことなくいつも通りの生活を続けていました。

しかし、そこから数か月が経過して秋頃になり、便の潜血がハッキリとわかるようになったことで、「これはちょっとおかしい」と思い、最寄り駅前のクリニックへ行き相談。

こちらの病院で相談したところ、すぐに触診や簡易な検査などを実施してくれ、そこで医師からは「肛門付近の目視できるところに何かがある。痔の可能性もあるけど、腫瘍マーカーの数値がちょっと高いので、大きな病院できちんとした検査を受けましょう」と、紹介状を用意してもらい、これまた近所の大病院へ通うことに。

そして、数回の受診(その期間2週間ほど)を経て「腫瘍の可能性が高いので他の場所への転移も含めてしっかりと検査をしましょう」ということで、肛門からの内視鏡検査と転移を調べるための胃カメラとの2回に分けての検査を行うことになりました。

〇がんの検査って大変

前述の通り、検査は2回に分けて実施したのですが、胃カメラにおいては口腔(または鼻腔)から胃の中にカメラを入れてくまなく中を見るために井の中を空っぽにするために前日の夕食は消化の良いものだけにし、検査が終わるまでは食事もできません。また、前日の夜に処方された下剤(結構強力なヤツ)の服用する必要があります。

そして、肛門からカメラを入れて腸の中を見る内視鏡検査はさらに大変で、腸をキレイにしておく必要があるため、検査前日から大腸小腸検査食(エニマクリン)の食事のみとなります。(ちなみにエニマクリンは消化に良い流動食と、ごく柔らかいもので構成された食品で、味自体は悪いどころか、おいしい部類に入ると思います。)

さらに肛門内視鏡検査は前日に処方された水に溶かす粉末タイプの下剤と検査当日は午前中から検査が行われるときまでに時間をかけて2リットル分もの下剤(出された薬はマグコロールという下剤、味はポカリスエットを薄味にしてまずくしたような感じ)を時間をかけて服用する必要があります。(コップ1杯分を15分おきに飲み、下剤2杯ごとに同量の水を飲み、便のわかりに腸液しか出ないような状態にする必要がある)

検査もツライですが、特に肛門内視鏡検査の事前の下剤を飲み続けるのが本当にきっついです。とは言え、これをこなさないと検査できないのも事実な
ので、半ば涙目になりながら、妙な甘さのある下剤を飲み続けました・・

〇検査結果と治療へ向けての思い

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あくまでも個人的な闘病記で、面白みはあまりないと思いますが、同じような疾患になった人たちへのなんらかの参考になれば幸いです。 また、末席クラスですが、モバイルライターらしく、どこかの記事で入院時などに便利だったアイテムなどを紹介できればいいな、とも思っています。

筆者が2022年に疾患した直腸がんの闘病記です。(現在治療中) がんの判明から検査、化学療法(抗がん剤と放射線治療の併用による治療)を経…

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