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年賀状の「断捨離」について

年賀状の準備をする時期は、まだ、もう少し先であるが、現時点で決意していることがある。

それは、年賀状の「断捨離」である。つまり、25年正月の年賀状をもって、年賀状を出すのをやめようと思うのだ。

前にも書いたように、年賀状を送ってくれる人たちは総じて年齢層が高い。もう何年も、下手すると10年以上もリアルには会ってもいないし、電話もしたことがない人も含まれる。最近になって、「先方が亡くなる」「先方から高齢化等を理由に翌年以降の年賀状を廃止する旨の記載がある」といったケースがたびたび発生するようになってきたこともあり、着実に枚数は減って来てはいる。

というわけで、現役時代に比べたら、毎年徐々に年賀状の枚数を減らしてきたものの、向こうから送って来る人たちが一定数は存在する以上、なかなか年賀状をすべて廃止する踏ん切りがつかないでいたのだ。

普段から行き来している相手は、年賀状ではなくて、むしろLINEとかメールとか電話とかFacebookとか、他の手段で繋がっている。年賀状をやめても、何の問題もない。実際のところ、もう何年もリアルな交流のない人たちと、年賀状だけをやり取りしていることに意味があるとは思えぬ。

したがって、いま考えているのは、25年正月の年賀状に、「今回をもって、年賀状は廃止したいと思います」ということを明記した上で、「今後、当方にご連絡を頂戴する場合」の手段として、携帯電話、メアド、LINEのID、それとFacebookのURLを記載しておき、これらのどれかを選択してもらうように付記しておけば良いのではないか。

いくら老人でも、携帯電話くらいは使うだろうし、Facebookは、わりと中高年の利用者が多いという話を耳にしたことがある。そもそも、今の70歳というのは、Windows95が発売された当時、まだ40歳かそこらだったわけであるから、デジタル機器を使いこなせる人たちも少なくない。そういう意味では、昔の老人と今の老人とは違うのだ。

年賀状のやり取りを廃止することで、以降の連絡が途絶えるようならば、そもそも実態的な交流はとっくの昔に終了していたと考えるべきなのであろう。お互いに若くないし、人間関係そのものも含めて終活すべきなのであろう。

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